1972年(多分)に日本ビクターから発売されたこのLP、当時圧倒的に評価の高かったVol.2は買ったもののこのVol.1は買い逃しておりました。ヤフオクなどでジャケ写真を見ることはあっても現物にお目にかかったのは半世紀の時を経て(!)今回が初めて。レコード屋さんで思わずおっ!と声が出ました。お値段もあらまの580円。
このLPから遡ること3年前にキングから出た「熱い想い~ソウルバラード集」の天井知らずの高値に比べてなんたる安値、コケました。
ということで、本盤Chess/Checker音源を使った飛び切りのソウルアルバムです。Vol.2がより高評価だったのはキッブ・アンダーソン、ビリー・ヤング、サム・ディーズ、ウィリアム・ボリンガー等々当時本邦初お目見えの極凄シンガーたちが入っていたからだったからでしょう。今回入手のVol.1はデルス、エッタ・ジェイムズ、ローラ・リー、リトル・ミルトン、レイディアンツ等々実力は充分ながらイマイチくすぐられないメンツだったからひとつ下に見られたのかもしれません。
その後現在に至るまで、この2枚のようなChess/Checker音源を使ったソウルのコンピCD
は世界中で沢山でていると思いますが、この2枚の24曲をCD
したらそれらにもひけをとらない素晴らしいものができるでしょう。因みに選曲と解説は勿論桜井ユタカさんです。
前から探しているんですけど、見ないんですよね。
Radiants入っていますね!後身のMaurice & Mac共々大好きです。
ジャケットのイラストレーションは湯村さんですよね、確か?何かでジャケットが寂しいから、「竜巻」を入れた、みたいなことが書いてあった様に思います。
まあVol.1に比べればインパクトは少ないですが、悪くはないです。ただ、dellsが何故に「Love Is Blue」からなのか?それ以前でも「There Is」も「Always Together」もあるのに?桜井ユタカ氏らしからぬ。(それにしてもCadet時代はいまだにCD化が進みません)
第2集をもう一度引っ張り出して聴いてみたのですが、これが見事にディープなソウルバラード尽くし、これが高評価の要因だったような気がします。
ジャケットのデザインは2枚とも「Designed by Milk Boy and Banana Boy」とのクレジットです。
この第1集を入手してから色々とネット検索してみるとヤフオク、メルカリ、ネット通販等々でで結構安価で出ているのですね、今も(今だから?)。ちょっと拍子抜けしました。
これは管理人氏が指摘されている様に、Vol.1は比較的知名度が有ってポピュラリティーのあるナンバーを集めたんだと思います。
これをWP社に当てはめると、『SOUL DEEP』に対する『SOUL EXPLOSION』なるコンピ・シリーズになるのかな?
Vol.1が84点、ではVol.2は? 私の記憶では96点、どうでしょうか?
話しは違いますが、上掲記事に書いた「熱い想い」ですが、某DUで帯付きが31,000円でした!