Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Underground Electrics (1968) - Synanthesia (1969)

2018年10月11日 | 60's,70's Rock
1,Hey Jude/The Underground Electrics (Crown) 1LP 300円
永遠のバジェットレーベルCrownから1968年に出されたお得意の匿名バンドによる「時代反映企画もの」アルバム。同じCrownレーベルが出した企画ものアルバム「Light My Fire/The Firebirds」がヘヴィサイケの権化のようなグショグショなサウンドを出していたのを思い出し、これもひょっとして.....と淡い期待を持ってバーゲン箱から救い出したコレ。

うーん、アタリ! でした。ヘヴィーサイケと云うよりヘヴィーなブルースロック。"Hey Jude"はそこらにいるオヤジを勝手に引っ張ってきて歌わせた如しのとぼけた脳天気ボーカルですが、他のブルースロック曲でのボーカルはまずまず。ファズギターが咆哮する重いサウンドは「The Firebirds」と同じバンドによるものに聴こえますが、はて。

やはり好事者はこの手はしっかり押さえているものでGear Fabレーベルが同じくバジェットレーベルCustomから出ている企画ものGeneration Gapと2in1でCD化していました。

Side A
A1 Hey Jude
A2 Standing At The Crossroads
A3 Boogie Chillen
A4 The Syndicator
A5 No Love In My Heart
Side B
B1 Goodbye Baby
B2 Queen Bee
B3 Sunny Land
B4 Dark And Dreasy
B5 Dust My Blues


THE UNDERGROUND ELECTRICS - THE SYDICATOR (FROM THE ALBUM) HEY JUDE



The Underground Electrics (The Firebirds) Boogie Children (1968)




The Underground Electrics-Hey Jude








2,same/Synanthesia (Sunbeam) 1LP 1,180円
で こちらは英国はロンドンの3人組による幽玄フォーク。英RCAから1969年にリリースされたものがオリジナルですが、入手したのは2006年Sunbeamからの再発LP。
アコースティック・ギターを巧みに活かしオーボエ、サックス、リコーダー、フルート、ヴァイオリン、ヴィヴラフォンを加えてアシッドの香りも残す静謐な世界が。英国フォークの幽玄な世界が広がる好き者には堪えられないアルバム。

Side A
A1 Minerva
A2 Peek Strangely And Worried Evening
A3 Morpheus
A4 Trafalgar Square
A5 Fates
A6 The Tale Of The Spider And The Fly
Side B
B1 Vesta
B2 Rolling And Tumbling
B3 Mnemosyne
B4 Aurora
B5 Just As The Curtain Finally Falls


Synanthesia


Synanthesia - Minerva



Synanthesia - The Tale of the Spider and the Fly




Synanthesia - Rolling and Tumbling - Just as the Curtain Finally Falls

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6 コメント

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Unknown (t-izu)
2018-10-11 06:52:49
英フォークのSunbeam盤はともかく、先の一枚を安レコ箱から引っ張り出す眼力はホント凄いですね。
私は安っぽいジャケから当時よくあったシンセサイザー関連かと思いました(笑)。
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Re:Hey Jude (Jahking@管理人)
2018-10-11 08:16:32
いや、これはたまたまで。外れていたら載せていませんから(笑) やっぱりCrown盤のFirebirds名義の一枚は凄かったのが忘れられないというのはありましたけど。
「Sunbeam盤はともかく」の枕詞がt-izuさんらしいです、相当楽しんでいますね。
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Unknown (へなちょこ)
2018-10-11 12:38:29
The Firebirdsと同じバンドだと思います。入れ替えられてもわからない。The 31 Flavorsも同じだったし。レコード番号も続いてますね。気にしているんですが、巡り合えないです。
ブリティッシュ・フォーク好きには、サンディ・ロバートンのセプテンバー・プロダクションは特別です。上品なので中毒性は少ないですが、フルート、オーボエ、ボンゴに乗せられてどこか別世界に飛ばされそうな、アシッド感があります。この2枚、サイケといっても、ずいぶん別種の音楽ですが、妙に心惹かれます。
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Re: (Jahking@管理人)
2018-10-11 18:52:17
レコード番号も並んでいましたか! The 31 FlavorsもFirebirdsと2in1CD化されていましたね。これもGeare Fabだったか。

サンディ・ロバートンのセプテンバー・プロダクション制作の英国抒情派フォーク。その名を知らないで聴いていた頃、ある時、あれもこれもこのプロダクション制作と気付き、ウーン、そうだったのかと一人大いに納得したのを思い出します。
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また1枚 (lts)
2018-10-12 05:56:32
これはスゴイ!
それを見抜くjahkingさん、流石です。
自分だったらジャケではなく、"Underground Electrics" のアーティスト名で引っかかるかも。でもスルーするな、普通は。Firebirds…持ってないです。また1枚want vinyl ができました。これが300円とは(愕然)。大変勉強になりました。ありがとうございます。
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Re:また1枚 (jahking)
2018-10-12 06:37:46
そうですね、これはltsさんのお好みには100%合いそうな一枚ですね。
これらCrown三部作(?)は好き者には必携のようです。
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