
1,Discotheque/Herbie Mann (Atlantic) 1LP 315円
なんだかんだで本ブログの常連となっているハービー・マン先生、つまりそれだけ買っているということですね。このブログ内で検索ソートするとこんな感じです。10枚くらいは登場しているようです。
で 今回入手したのは、そのズバリのタイトル通りマン先生がディスコ・サウンドに挑んだ1975年の一作。このアルバムからシングルカットされた"ハイ・ジャック"はソウル・チャートで24位、ポップチャートで14位、氏にとっての最大のヒットとなった由。日本でも相応のヒットになったものと思います、この日本盤シングルはどこの中古屋さんでも溢れていましたから。
機を見るに敏なハービー・マンがこの75年にディスコ・サウンドに手を出すのは必然なわけですが、当時聴いた印象はともかくも今聴きなおしてみれば本盤も付け焼刃的なものではなく納得のいくものに聴こえました。
"ハイジャック"、AWBの"ピック・アップ・ザ・ピーセス"のディスコものだけでなくラテン風味のリズム曲も目立ち、オーティス・レディングの"お前をはなさない"とかポール・ウィリアムス、ロジャー・ニコルスの曲もあったりアルバム・タイトルほどディスコ一辺倒ではなかったりします。
パット・レビロのキーボード、トニー・レヴィンのベース、スティーヴ・ガッドのドラムスを核にヒュー・マクラッケンのギターにラルフ・マクドナルド、レイ・バレット等のパーカッションにシシー・ヒューストン他のバックグラウンド・ボーカルといったメンツでリッチなサウンドを奏でています。

なんだかんだで本ブログの常連となっているハービー・マン先生、つまりそれだけ買っているということですね。このブログ内で検索ソートするとこんな感じです。10枚くらいは登場しているようです。
で 今回入手したのは、そのズバリのタイトル通りマン先生がディスコ・サウンドに挑んだ1975年の一作。このアルバムからシングルカットされた"ハイ・ジャック"はソウル・チャートで24位、ポップチャートで14位、氏にとっての最大のヒットとなった由。日本でも相応のヒットになったものと思います、この日本盤シングルはどこの中古屋さんでも溢れていましたから。
機を見るに敏なハービー・マンがこの75年にディスコ・サウンドに手を出すのは必然なわけですが、当時聴いた印象はともかくも今聴きなおしてみれば本盤も付け焼刃的なものではなく納得のいくものに聴こえました。
"ハイジャック"、AWBの"ピック・アップ・ザ・ピーセス"のディスコものだけでなくラテン風味のリズム曲も目立ち、オーティス・レディングの"お前をはなさない"とかポール・ウィリアムス、ロジャー・ニコルスの曲もあったりアルバム・タイトルほどディスコ一辺倒ではなかったりします。
パット・レビロのキーボード、トニー・レヴィンのベース、スティーヴ・ガッドのドラムスを核にヒュー・マクラッケンのギターにラルフ・マクドナルド、レイ・バレット等のパーカッションにシシー・ヒューストン他のバックグラウンド・ボーカルといったメンツでリッチなサウンドを奏でています。

>機を見るに敏なハービー・マン
マサにそう。というかJahkingさんのブログでそう教わったのかも。
彼のそういう柔軟性に惹かれます。
今回のディスコティックが題材の作品はまだディスコブームが来る二年前の作品で、さすがに彼の先見性をまたしても見てしまいます。当然さらにディスコ一本槍にした"Water Bed"、"Super Mann"とか"Yellow Fever"とかを出すのですが、1975年のこの作品は他のジャンルにも気を配った内容です。1974年の来日メンバーとほぼ同じで、いわゆる"Family Of Mann"という面々です。まだスティーブ・ガッドやトニー・レビンが騒がれる前の話です。メンバーへの先見の明もすごいですね。
とにかくこのアルバムでの選曲もヒットした"Hi Jack"だけでなく"Pick Up Pieces"なんてブレッカー・ブラザーズとかジャズ・ロックやファンクをやっていた連中のスタンダードになったし、彼の一連のディスコものは演奏やアレンジの面でジャズ作品としても立派に評価出来るかと思います。もっともコアなジャズ・ファンにとっては冗談にも及ばない話でしょうが。しかしフランク・ザッパのようにディスコを徹底的にコケにした人もいますが、それはそれでエラいです。
実のところは何がディスコかもよくわからずダンスものは十把一絡げで嫌っていたわけで、今思えば浅はかさの極みですね。マン先生に限らず当時忌み嫌っていた音楽を今頃になって懺悔をしつつ聴いているような気がします。