Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

和物 LP (ジャズ編)

2010年12月22日 | 和物
1,same/Marakaibo (Trio) 1LP 100円
50年代末から活躍しているベテラン・ドラマー、ジョージ大塚が山口真文、松木恒秀等を加えて結成したクロスオーバー・バンド80年リリースのファースト・アルバム。
78年に菊地雅章、リッチー・バイラーク、M.ヴィトウス等と制作した「Maracaibo Cornpone」の発展形。当時はあのジョージ大塚までがフュージョンかい.....と冷ややかな目で見ていましたが、今聴けばフュージョンとの括りでロクに聴きもせず十派一絡げというのも如何なものかと自戒を促す聴き応えのあるもので、78年盤の再演となるプーサン作"Maracaibo Cornpone"の展開が一番耳を引きました。ヴィトウス参加のお陰で多分にウェザー・リポート的ではありますが。

 George Ohtsuka (Ds)
 Mabumi Yamaguchi (T&S Sax)
 Tsunehide Matsuki (G)
 Toshiyuki Sekine, Hiroshi Irie (Keyb)
 Miroslav Vitous (B,Piano)
 Nana Vasconcelos (Vo & Per)






2,Pipe-Line:Modern Punch for You/V.A. (King) LP 100円
HardOffでの見っけもの。
65年に当時隆盛を誇っていた雑誌「平凡パンチ」が企画した一枚で、読者アンケートで選んだ曲を日本のジャズメンが演奏したもの。選ばれた曲は当時のエレキブームをモロに反映したものとなっていて演ったジャズメン達はさぞやヤル気が....と思わせますね。
入手盤はジャケットを何とも意味不明な極悪なものに変えて79年に再発されたもの。

曲が曲ですし演奏時間が短いので何とも中途半端と云わざるを得ない内容ですが、白木秀男カルテットには若き日の日野皓正、村岡健が参加していたり貴重な録音ではあるようです。

Side A
1 10番街の殺人/猪俣猛とウエスト・ライナーズ
2.キャラヴァン/白木秀雄クインテット
3.イパネマの娘/松本英彦カルテット
4.涙の乗車券/猪俣猛とウエスト・ライナーズ
5.枯葉/八城一夫トリオ

Side B
1.ダイアモンド・ヘッド/白木秀雄クインテット
2.パイプライン/白木秀雄クインテット
3.朝日のあたる家/八城一夫トリオ
4.ヘルプ・ミー・ロンダ/猪俣猛とウエスト・ライナーズ
5.かわいい小鳥/松本英彦カルテット

オリジナルはこんなジャケットだったようです。
Modern Punch1

Modernpunch



蛇足ですが、同じキング・レコードから同時代にこんなパンチ風ジャケのレコードも出されていました。
Col Joy


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