1,The Gift of Love/The Ballads (P-Vine) 1CD 1,890円
昨年の夏頃にP-Vineから出た69年Venture盤の紙ジャケ復刻CDです。この手のソウル・ファンの方ならとっくに入手してご満悦のことと思います。
いや実は、このバラッズ、当初の印象がすこぶる悪くて...。
このLP、そのその昔の80年代初めVividが復刻した際にはそのグループ名もあって勇んで買いました。が、当時は狭量なスイート・ソウル・ファンであった私はどこがスイート? 確かにタイトル曲とか"God Bless Our Love"ほかその手の曲があったものの、そのほかのノーザン風の曲と辛口のリード・シンガーに違和感を覚えロクに聴かずに手放したという今思えば苦い思い出があります。今回のCDの鈴木啓志氏のライナーを読むと、当時はこういった狭量なファンは私だけではなかったようで苦笑でした。
因みにVividからはこの「The Gift of Love」に先立ち「Confessing The Feeling」なる70年代録音を集めたLPも出ていたのですが、こっちはジャケット・デザインがまったく私の感性をくすぐらずパスしていました、最初にこっちを聴いていれば...と今にして思います。今回の復刻でこれも同時にCD化されています。
その後、偶然にもVentureの45'sを2枚入手し、ありゃ、いいじゃん、と思ったときには先のVivid盤は既に入手困難。90年代も半ば頃突然フランスのFamous Grooveなる会社が、「Sweet Soul Sensation」なる上記の2枚Vivid盤を編集しなおして更に初期録音から80年代録音と思われる曲を入れたCDを出しました。しかしこのCD、音は悪いわ、詳細クレジットは何もないわ、のナゾだらけのなんとも率直には喜べないものでした。
と 長々昔話をしてしまいましたが、久し振りに聴くバラッズ60年代録音。先に違和感を覚えたと書いたノーザン風ダンサー、辛口のリード・ヴォーカル、すべてが好ましく思えます。時が移れば当方の好みも大きく変わるわけで。恥ずかしながら、初めて聴いてから25年の時を経てやっとバラッズの良さが判ったようです。
「Sweet Soul Sensation」より
2,A Dramatic Experience/The Dramatics (Stax) 1CD 473円
ドラマティックス、73年Staxでのセカンド・アルバム。正直云うとStaxの諸作の中では一番印象の薄いアルバムです。タイトなソウル・コーラス・グループの見本のようなコーラスに、実に聴かせるリード・ボーカル、ゴージャスなバック演奏にアレンジは文句の付けようがないもの。今回久し振りに聴きましたが、突き抜けた曲が無いのですね。逆にだからこそのスルメ盤とも云えそうです。
アルバム制作中にメンバーチャンジがあって、前作"In the Rain"をフューチャーした「Whatcha see is whatcha get」でリードをとっていたウィリアム・ハワードと新加入のL.J.レイノルズの二人のリード曲を聴けるアルバムでもあります。
昨年の夏頃にP-Vineから出た69年Venture盤の紙ジャケ復刻CDです。この手のソウル・ファンの方ならとっくに入手してご満悦のことと思います。
いや実は、このバラッズ、当初の印象がすこぶる悪くて...。
このLP、そのその昔の80年代初めVividが復刻した際にはそのグループ名もあって勇んで買いました。が、当時は狭量なスイート・ソウル・ファンであった私はどこがスイート? 確かにタイトル曲とか"God Bless Our Love"ほかその手の曲があったものの、そのほかのノーザン風の曲と辛口のリード・シンガーに違和感を覚えロクに聴かずに手放したという今思えば苦い思い出があります。今回のCDの鈴木啓志氏のライナーを読むと、当時はこういった狭量なファンは私だけではなかったようで苦笑でした。
因みにVividからはこの「The Gift of Love」に先立ち「Confessing The Feeling」なる70年代録音を集めたLPも出ていたのですが、こっちはジャケット・デザインがまったく私の感性をくすぐらずパスしていました、最初にこっちを聴いていれば...と今にして思います。今回の復刻でこれも同時にCD化されています。
その後、偶然にもVentureの45'sを2枚入手し、ありゃ、いいじゃん、と思ったときには先のVivid盤は既に入手困難。90年代も半ば頃突然フランスのFamous Grooveなる会社が、「Sweet Soul Sensation」なる上記の2枚Vivid盤を編集しなおして更に初期録音から80年代録音と思われる曲を入れたCDを出しました。しかしこのCD、音は悪いわ、詳細クレジットは何もないわ、のナゾだらけのなんとも率直には喜べないものでした。
と 長々昔話をしてしまいましたが、久し振りに聴くバラッズ60年代録音。先に違和感を覚えたと書いたノーザン風ダンサー、辛口のリード・ヴォーカル、すべてが好ましく思えます。時が移れば当方の好みも大きく変わるわけで。恥ずかしながら、初めて聴いてから25年の時を経てやっとバラッズの良さが判ったようです。
「Sweet Soul Sensation」より
2,A Dramatic Experience/The Dramatics (Stax) 1CD 473円
ドラマティックス、73年Staxでのセカンド・アルバム。正直云うとStaxの諸作の中では一番印象の薄いアルバムです。タイトなソウル・コーラス・グループの見本のようなコーラスに、実に聴かせるリード・ボーカル、ゴージャスなバック演奏にアレンジは文句の付けようがないもの。今回久し振りに聴きましたが、突き抜けた曲が無いのですね。逆にだからこそのスルメ盤とも云えそうです。
アルバム制作中にメンバーチャンジがあって、前作"In the Rain"をフューチャーした「Whatcha see is whatcha get」でリードをとっていたウィリアム・ハワードと新加入のL.J.レイノルズの二人のリード曲を聴けるアルバムでもあります。
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