日本盤シングルでも

かつてはヤフオクにも手を出し狂ったように追いかけていたこともある日本盤シングルですが、このところすっかりその熱も醒めてそのヤフオクを検索することすら殆どなくなって、精々100円盤を買う程度に。
先日、某中古屋さんでチラっとそのエサ箱を漁るとあったのが長年探していた下記のスミス、それも480円というお値段。ありゃりゃ、値を下げてきている？　確かに数年前までは古けりゃ何でも４ケタというのが異常だったわけでアナログ盤の下落傾向はシングルにも及んでいるようですね。と　そんな中掘り出したのが下記です。

1,我が胸に愛を/スミス (Dunhill) 480円
スミスと云えば大方はあのモリッシー、ジョニー・マーのいたマンチェスターの80'sバンドを思い浮かべるでしょうが、私のようなもう少し古い世代の人間は"Baby It's You"のスミスです。その斬新なアレンジとゲイル・マコーミック嬢のシャウトと美貌にまいった同世代のファンも多いことと思います。
で　本盤はその大ヒット"ベイビー・イッツ・ユー"に先駆けてだされた本邦デビュー盤。B面はストーンズの"夜をぶっとばせ"でこちらのアレンジもなかなかのもの。

アルバムやゲイル嬢のソロ等はこちらに載せています。





2,恋はフィーリング/ピケティウィッチ (Pye)　780円
この曲はあるいは原題"That Same Old Feeling"のほうが有名かも。70年5月に日本コロンビアから出たものですが当時流行ったのでしょうか？　その一風変わったバンド名を知ったのは随分あとになってからのように思いますが曲だけは知っていました。
イギリスを代表するソングライター・チーム、トニー・マコウレイ＆ジョン・マクロードは日本人好みの起伏のあるキャッチーなメロディを持った必殺曲を沢山生みだしていますが、中でもこの曲は白眉。一度聴いたらもう忘れられない名曲。
「ソフト・ロック・ルネッサンス、70年のニュー・サウンド、ピケティウィッチ登場！」だそうです。




3,涙のフイーリング/ハイ・ヌーン (CBS) 180円
当時買ったシングルがボロボロだったのでこれまた嬉しい発掘物。もうまるでトニー・マコウレイのサウンド、曲名まで上記の"That Same Old Feeling"に似ている"Old Fashioned Freeling"。完璧なワン・ヒット・ワンダー。実体の無いでっち上げバンドでしょうが、絶品の名曲ですね。




4,シーモンの涙/イングランド・ダンとジョン・フォード (A&M) 180円
やっと入手。アルバムなら簡単に入手できるのですが。思い入れはこちらで書いています。




5,ラン・コロラド/デイブ・ディー・グループ (Philips) 100円
このあたりになると100円ですかね、やっぱり（笑）
来日記念盤だそうで"ホールド・タイト"に次ぐ69年のヒット曲。