
1,The Legend of Sleepy John Estes (Delmark) 1LP 100円
1904年テネシー州ラウダーデイルに生まれ1929~41年にVictor/Bluebird、Decca、に約50曲を吹き込むもののその消息不明に。62年になってテキサス州ブランズヴィルで全盲となり貧困に打ちひしがれるなか研究家に再発見され久し振りに吹き込みを行ったのがこのDelmark盤.....といった枕詞が必ずや付いてくる本盤。
そんなエピソードと貧困の辛さ寂しさを具現するような鉛筆のカポが付いた使い古したギターを抱えたこのジャケット写真、そしてエスティスの歌うブルースはある種ブルースの極みを表しているよう。
この再発見第一作のDelmark盤が日本でリリースされたのは折りしもブルースブームに沸く1973年。トリオ・レコードが「Delmark Blues Masterpiece」シリーズの一枚としてマジック・サムの「ウエストサイド・ソウル」とかジュニア・ウェルズ「フードゥー・マン・ブルース」等々の超が付く名盤と一緒に「スリーピー・ジョン・エスティスの伝説」としてリリースされたものでした。そのブルースブームの中でもこのデルマークのシリーズは大きな支持を得てブルースのLPとしては破格の売り上げを見せたものだったと思います。中でもブルース・ファンの枠を超えて最も売れたのがこのエスティス盤、嘘かまことかオリコンチャートに入ったとの記述も。確かに当時ブルースとは縁の無いジャズ喫茶でも本盤が鳴っているのに遭遇したことがありました。先のエピソードにその歌唱とジャケット写真が相俟ってブルースファンの枠を超え音楽ファンの心をとらえたのでしょう、後のロバート・ジョンソンのCDを別格にすれば日本で最も売れたLPが本盤だったのでは。
と、本盤がリリースされた翌年に開かれた「第1回ブルース・フェスティバル」に相棒ハミー・ニクソンと共に来日公演までしてしまったこともあって、我が国のブルースファンには格別の思いを抱かせるブルースマンですね。
今回ウン10年振りに買い直したトリオ盤のライナーは中村とうよう氏、その冒頭には「エスティスの再発見後の第1作.....涙なくしては聞けない悲痛なブルース」とのキャッチコピーが。売らんがかのコピーではあるものの、まぁ、確かに、とも。
1. Rats In My Kitchen
2. Someday Baby
3. Stop That Thing
4. Diving Duck Blues
5. Death Valley Blues
6. Married Woman Blues
7. Down South Blues
8. Who's Been Telling You, Buddy Brown
9. Drop Down Mama
10. You Got To Go
11. Milk Cow Blues
12. I'd Been Well Warned
March 24, 1962 in Saukville, WS; Sleepy John Estes, voc, g;Ed Wilkenson, b
June 3, 1962 in Saukville, WS; Sleepy John Estes, voc, g; Hammie Nixon, hca; Ed Wilkenson, b
June 4, 1962 in Saukville, WS; Sleepy John Estes, voc, g; Hammie Nixon, hca; John 'Knocky' Parker, p; Ed Wilkenson, b
Sleepy John Estes - Mailman Blues (1966)
The Blues - Hammie Nixon, Sleepy John Estes
1904年テネシー州ラウダーデイルに生まれ1929~41年にVictor/Bluebird、Decca、に約50曲を吹き込むもののその消息不明に。62年になってテキサス州ブランズヴィルで全盲となり貧困に打ちひしがれるなか研究家に再発見され久し振りに吹き込みを行ったのがこのDelmark盤.....といった枕詞が必ずや付いてくる本盤。
そんなエピソードと貧困の辛さ寂しさを具現するような鉛筆のカポが付いた使い古したギターを抱えたこのジャケット写真、そしてエスティスの歌うブルースはある種ブルースの極みを表しているよう。
この再発見第一作のDelmark盤が日本でリリースされたのは折りしもブルースブームに沸く1973年。トリオ・レコードが「Delmark Blues Masterpiece」シリーズの一枚としてマジック・サムの「ウエストサイド・ソウル」とかジュニア・ウェルズ「フードゥー・マン・ブルース」等々の超が付く名盤と一緒に「スリーピー・ジョン・エスティスの伝説」としてリリースされたものでした。そのブルースブームの中でもこのデルマークのシリーズは大きな支持を得てブルースのLPとしては破格の売り上げを見せたものだったと思います。中でもブルース・ファンの枠を超えて最も売れたのがこのエスティス盤、嘘かまことかオリコンチャートに入ったとの記述も。確かに当時ブルースとは縁の無いジャズ喫茶でも本盤が鳴っているのに遭遇したことがありました。先のエピソードにその歌唱とジャケット写真が相俟ってブルースファンの枠を超え音楽ファンの心をとらえたのでしょう、後のロバート・ジョンソンのCDを別格にすれば日本で最も売れたLPが本盤だったのでは。
と、本盤がリリースされた翌年に開かれた「第1回ブルース・フェスティバル」に相棒ハミー・ニクソンと共に来日公演までしてしまったこともあって、我が国のブルースファンには格別の思いを抱かせるブルースマンですね。
今回ウン10年振りに買い直したトリオ盤のライナーは中村とうよう氏、その冒頭には「エスティスの再発見後の第1作.....涙なくしては聞けない悲痛なブルース」とのキャッチコピーが。売らんがかのコピーではあるものの、まぁ、確かに、とも。
1. Rats In My Kitchen
2. Someday Baby
3. Stop That Thing
4. Diving Duck Blues
5. Death Valley Blues
6. Married Woman Blues
7. Down South Blues
8. Who's Been Telling You, Buddy Brown
9. Drop Down Mama
10. You Got To Go
11. Milk Cow Blues
12. I'd Been Well Warned
March 24, 1962 in Saukville, WS; Sleepy John Estes, voc, g;Ed Wilkenson, b
June 3, 1962 in Saukville, WS; Sleepy John Estes, voc, g; Hammie Nixon, hca; Ed Wilkenson, b
June 4, 1962 in Saukville, WS; Sleepy John Estes, voc, g; Hammie Nixon, hca; John 'Knocky' Parker, p; Ed Wilkenson, b
Sleepy John Estes - Mailman Blues (1966)
The Blues - Hammie Nixon, Sleepy John Estes
あまり聞かなかったのか?.....