Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Jazz LP's Part-6

2006年04月09日 | Jazz
先月後半から今月に掛けてしつこく続いたジャズ・パート、ひとまずこれで一休み。安いからとは云え流石にちょっと買い過ぎでした。

1,The Return of Tal Farlow,1969(Prestige)
50年代後半にVerveに録音された一連の作品が忘れられないタル・ファーロウ。タイトル通り69年に10年振りにカムバックして録音した作品。今まで持ってはいなかったのですが、ジャズ喫茶でほぼリアルタイムで聴いていたので懐かしいもの。あの独特な音色、フレージング、抜群のテクニックと歌心、Verve時代以上に私には素晴らしく聴こえます。Verve時代のはタル自身のプレイは素晴らしいのですが、付き合っているエディ・コスタとリズム隊が古臭く聴こえたものですが、本盤は名手アラン・ドウソンのドラムのお陰でとてもフレッシュ。

2,Pleasure Bent/Roland Alexander(Prestige)
この人のことはまったく名前しか知らないのですが、Prestige時代のコルトレーンそっくり。多少モタリ気味になるところはロリンズかな。61年録音、たぶん初リーダー作でしょう、習作に聴こえます。
roland

3,same/David Murray(DIW)
86年のN.Y録音。当時DUが運営していたDIWレーベルの制作もの。沢山ある氏の作品のなかでどうのような位置にあるものなのか皆目わかりませんがメンバーの面白さもあって非常に聞き応えのあるものでした。ジェイムズ・ブラッド・ウルマーのギター(これがいつもの奔放さと違い忠実というか大人しい)、サニー・マレイ(これまた60年代の諸作時とは雲泥のオーソドックスさ)という個性的な人達を従えて(この表現がぴったり)縦横無人に吹きまくります。


4,Buddy Tate meets Dollar Brand(Chiaroscuro)
ライナーにもある通り正に意表を衝いた顔合わせ。これ結構いいです、ダラー得意のアフリカ風味ものからスタンダードまでバディ・テイトというスィング時代の生き残りもいいしダラーが神妙に弾くピアノもいいし。でもその立役者は実はベースのセシル・マクビーのような気がします、というほどこの人のベースが全体を引き締めています。凄い人です、あらためて再認識した次第。
dallor tate

5,Take Ten/Paul Desmond(RCA)
そのその昔に日本ビクターから出たペラ・ジャケ盤。そんなことで盤はボロボロでちょっと針を乗せるのが怖いものでした。ポール曰くあの”テイク・ファイヴ”を書いて変拍子のとりこになってしまい、続けて書いたのがこの姉妹編”テイク・テン”だそう。

6,Cool Heat/Anita O'Day(Verve)
サブ・タイトルがAnita sings Jimmy Giuffre Arrangements。歌っている曲は"Mack The knife" "Gone with the Wind" "Come Rain or Come Shine" "The Way You look tonight"等々有名曲多し。そういえば木管を生かしたアレンジがジミー・ジュフリーっぽいのかな、よくわかりませんが。
anita cool

7,Beauty And The Beat!/Peggy Lee and George Shearing(Capitol)
59年マイアミのアメリカーナ・ホテルで行われたThe National Disc Jokey Conventionにゲストで出演した時のライヴ録音だそう。とってもリラックスした雰囲気です。
lee-sea

8,Sinatra-Basie : An Historic Musical First(Reprise)
シナトラの中古LPってなんかとっても安くてついつい手が出てしまうのです。ということでまた買ってしまったわけです。ネルソン・リドルのオーケストラがバックをつけているものとは違って、流石ベイシー・オケで歌と演奏が拮抗しているところがミソでしょうか。62年の録音。

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