
1,Clover Anthology/Clover (Sony Music) 1CD 1,280円
シールドの新古盤と遭遇、こんなCDが2014年にソニーから日本盤が出ていたのです、知らなかった、びっくりでした。クローヴァーは大のご贔屓、即抱えました。
サンフランシスコ近郊都市ミルバレー出身のクローヴァー、一般的にはヒューイ・ルイスがニューズを率いて大ブレークする以前に加入していたバンド、後にドゥービー・ブラザースに加入することになるジョン・マクフィーがメンバーだったバンド、エルヴィス・コステロのファースト・アルバム「My Aim is Truue」のバックを務めたバンド、そんなところでしょうか。
1970年と71年にFantasyから2枚のアルバムをリリース(当時東芝から日本盤も出ています)もさしたるセールスを上げられず契約を打ち切られる、その後1976年にロンドンに拠点を移しVartigoから2枚のアルバムをリリースするもこれもさしたるセールを上げられず1978年に帰国後解散。
今回入手のCDはFanatasyから離れてロンドンに拠点を移すまでの空白期間の1975年に録音された音源をまとめたもの。元々2006年にミレニアムのメンバーだったジョーイ・スティックのレーベルSonic Pastから「Sou0nd City Sessions : Clover 1975」のタイトルでリリースされていたもので、このブログでも10年前に取り上げていたものです。

ということで、CDの内容については以下、その記事を再録しておきます。
77年の復活時のパワー・ポップ然としたサウンドに較べるとルーツ・ロック風というかウエストコースト系というか穏やかなサウンド。後にリメイクされる"Child of the Street" "Santa Fe" "Ain't Nobody Own Nobody's Fool"を聴けば明らか。これはこれでいい味出しています。
77年の復活時はアレックス・コールとヒューイ・ルイス(Hugh Cregg)のツイン・ボーカルの掛け合いがひとつの見せ場でしたが、本盤ではどちらかというとアレックスがメインでヒューイはハープとサックス(これは下手ですが)で頑張っています。
この1975セッションのプロデュースはBill Dresher&Clover、4曲でKeith Olsenがやっています。Keith OlsenといえばFleetwood Mac、 Pat Benatar、Foreigner、Starship 等々のプロデュースで70年代半ばから80年代は大ヒットアルバム連発でモテモテだったあの人。そのキースが望んだそうで、1曲だけですがあのJeff Porcaroがドラムを叩いています。
1. Ain't Nobody Own Nobody's Soul
2. Livin' Simply
3. Blessed Be The People
4. Child of the Streets
5. Fairweather Fan
6. If You Only
7. Pecos Bill
8. Santa Fe
9. Livin' Simply/Chain Gang/Child of the Streets
10. Summer's Here
(w/false starts 1 & 2)
11. Free, Free, Free
Bonus Tracks:
12. Free, Free, Free-Outtake 1
13. Free, Free, Free-Outtake 2
Super Bonus Tracks
14. Child of the Streets Remix
15. Livin' Simply Remix
16. Free, Free, Free Remix
面白かったのはSuper Bonus Tracksの3曲。特にリミックス効果が目立ったのは"Child of the Streets Remix"、リズムを強調して更にジョー・マクフィーのリード・ギターをグワーっと目立たせて、さながら77年版の如くとなっています。リミックスでここまで変わるのか、とちょっと驚きました。
Clover - Child Of The Streets
Clover - Child Of The Streets - 12/20/1975 - Winterland (Official)
Clover - Santa Fe - 12/20/1975 - Winterland (Official)
Clover - Chicken Butt - 12/20/1975 - Winterland (Official)
シールドの新古盤と遭遇、こんなCDが2014年にソニーから日本盤が出ていたのです、知らなかった、びっくりでした。クローヴァーは大のご贔屓、即抱えました。
サンフランシスコ近郊都市ミルバレー出身のクローヴァー、一般的にはヒューイ・ルイスがニューズを率いて大ブレークする以前に加入していたバンド、後にドゥービー・ブラザースに加入することになるジョン・マクフィーがメンバーだったバンド、エルヴィス・コステロのファースト・アルバム「My Aim is Truue」のバックを務めたバンド、そんなところでしょうか。
1970年と71年にFantasyから2枚のアルバムをリリース(当時東芝から日本盤も出ています)もさしたるセールスを上げられず契約を打ち切られる、その後1976年にロンドンに拠点を移しVartigoから2枚のアルバムをリリースするもこれもさしたるセールを上げられず1978年に帰国後解散。
今回入手のCDはFanatasyから離れてロンドンに拠点を移すまでの空白期間の1975年に録音された音源をまとめたもの。元々2006年にミレニアムのメンバーだったジョーイ・スティックのレーベルSonic Pastから「Sou0nd City Sessions : Clover 1975」のタイトルでリリースされていたもので、このブログでも10年前に取り上げていたものです。

ということで、CDの内容については以下、その記事を再録しておきます。
77年の復活時のパワー・ポップ然としたサウンドに較べるとルーツ・ロック風というかウエストコースト系というか穏やかなサウンド。後にリメイクされる"Child of the Street" "Santa Fe" "Ain't Nobody Own Nobody's Fool"を聴けば明らか。これはこれでいい味出しています。
77年の復活時はアレックス・コールとヒューイ・ルイス(Hugh Cregg)のツイン・ボーカルの掛け合いがひとつの見せ場でしたが、本盤ではどちらかというとアレックスがメインでヒューイはハープとサックス(これは下手ですが)で頑張っています。
この1975セッションのプロデュースはBill Dresher&Clover、4曲でKeith Olsenがやっています。Keith OlsenといえばFleetwood Mac、 Pat Benatar、Foreigner、Starship 等々のプロデュースで70年代半ばから80年代は大ヒットアルバム連発でモテモテだったあの人。そのキースが望んだそうで、1曲だけですがあのJeff Porcaroがドラムを叩いています。
1. Ain't Nobody Own Nobody's Soul
2. Livin' Simply
3. Blessed Be The People
4. Child of the Streets
5. Fairweather Fan
6. If You Only
7. Pecos Bill
8. Santa Fe
9. Livin' Simply/Chain Gang/Child of the Streets
10. Summer's Here
(w/false starts 1 & 2)
11. Free, Free, Free
Bonus Tracks:
12. Free, Free, Free-Outtake 1
13. Free, Free, Free-Outtake 2
Super Bonus Tracks
14. Child of the Streets Remix
15. Livin' Simply Remix
16. Free, Free, Free Remix
面白かったのはSuper Bonus Tracksの3曲。特にリミックス効果が目立ったのは"Child of the Streets Remix"、リズムを強調して更にジョー・マクフィーのリード・ギターをグワーっと目立たせて、さながら77年版の如くとなっています。リミックスでここまで変わるのか、とちょっと驚きました。
Clover - Child Of The Streets
Clover - Child Of The Streets - 12/20/1975 - Winterland (Official)
Clover - Santa Fe - 12/20/1975 - Winterland (Official)
Clover - Chicken Butt - 12/20/1975 - Winterland (Official)
Fantasy盤とLondon録音盤の穴を埋めるクローヴァー・ファンにとっては堪えられないものですが、ロンドン録音の一作目「Unavaillable」を聴いていないと面白さは半減の盤ですね。そう考えるとよくこんなCDを日本で出しましたね。
UK盤
https://blog.goo.ne.jp/jahking/e/2ada279dee847b19adff0d9f709eb720
US、日本盤
https://blog.goo.ne.jp/jahking/e/c8b2f76d971c484bf23a3ec3cd5bc329