Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Original Five Blind Boys on Vee Jay Records

2021年09月10日 | Blues,R&B,Gospel
1,The Original Five Blind Boys (Vee Jay) 1LP 300円
久し振りに買ったゴスペルアルバムはアーチー・ブラウンリー with オリジナル・ファイヴ・ブラインド・ボーイズ・オブ・ミシシッピーのVee Jay録音盤。

Peacockに吹き込んだ50年代初めから半ばまでの録音に次いで56年から58年に掛けてVee Jayに吹き込んだ20曲から12曲をピックアップしたアルバムです。この録音の直後リードボーカルのアーチー・ブラウンリーは亡くなりこれらがラストレコーディングとなったものと。

入手盤は1978年にテイチクがリリースした日本盤。中村とうようさんが圧倒的な熱量を持ったライナーを書いていて、その冒頭で「アーチー・ブラウンリーを聴くまで、あなたは黒人音楽について語れない」と云い切っています。
恐ろしくふくよかで艶のある声で絞り出すシャウトは確かに「ゴスペル史上最強無敵の存在」かもしれません。


The Original Blind Boys (Of Mississippi) [aka Jackson Harmoneers]- I Never Heard A Man




Let's Have Church - Five Blind Boys Of Mississippi




Waiting At The River




The Original Five Blind Boys (Jackson Harmoneers): Don’t Forget The Bridge, 1957 (Vee-Jay VJ 240)


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2 コメント

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Unknown (tーizu)
2021-09-12 19:03:05
ゴスペル初心者時代に出会ったThe Original Five Blind Boysの衝撃は半世紀近く経った今もはっきり覚えています。
それまで自分なりに描いてきた音楽地図が一気に更新された感覚、あるいは規格外のモンスターによって従前の音楽観が全く変わってしまったとでも言えばよいでしょうか?
こうした音楽家で思い浮かぶのは『ZOMBIE』を聴いた時のフェラ・クティ、CD時代に入ってはヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのパリ・ライヴくらいでしょうか?いずれもそれまで知らなかった音楽に身も心も打ち震えました。
最後に教条主義的な物言いは好きではありませんが、アーチー・ブラウンリーを未聴の米国黒人音楽ファンには、一度は耳にして、お薦めします。
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Re: (Jahking@管理人)
2021-09-13 08:04:51
t-izuさん、素晴らしい共感そのもののコメント、有難うございます。

それまで数枚聴いていたゴスペルアルバムですが、ブラインド・ボーイズのPeacock盤(アーチーの顔のイラストが描かれたアレです)を聴いて文句なくぶっ飛んだのは私もクッキリ覚えています。その後、今回取り上げたVee Jay盤のジャケ違いの同内容盤を入手したのもクッキリと。そのあたりから熱心にとは行かずともゴスペルミュージックに染まっていったものと思います。

フェラの「Zombie」、私も初めて聴いたフェラがまさにこれ。米Mercuryのカット盤だったと思うのですが、このアフロビートにはぶっ飛びました。明けても暮れても"Zombie Zombie Zombie"と。

いずれも70年代の後半頃の昔話ですが、あの出会いが無かったらと思うと.....。
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