Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Blues Blues Blues

2007年02月17日 | Blues,R&B,Gospel
1,Anthology of the Blues : Memphis Blues (Kent) 1LP 350円
70年代くらいからブルースを聴いている人にとっては余りにも懐かしく、お世話になったものではないかというケントの地域別ブルース集。いや、私もシリーズすべて買いそろえ聴きまくりました。音質もプレスも良くないしその後同内容+αのLP、CDが出たりで今はもう手元にありませんが。いや、l枚だけまだ持ってました、「Arkansas Blues」。ここに入っているBaby Face Turnerの3曲とSunny Blairの3曲(Step My Baby!!!)は私にとってのお宝だから。

で、安かったのと懐かしさでついまた手が出てしまいました(家に帰ってみたら1年前にもほぼ同内容のTrio盤を買っていたという体たらく 苦笑)。ハウリン・ウルフ、ブランド&パーカー、ビッグ・ウォルター、ジョー・ヒル・ルイス、ウイリー・ニックスのアーリー50's録音を集めた名演揃いのメンフィス・ブルース編。これが出た70年代初めならいざ知らず、いまでは12曲では如何にも食い足らず、要は各アーティストをもっともっと聴きたくなってしまいます。
とか贅沢なことをいいつつもジョー・ヒル・ルイスの泥臭さに参ったのは本盤だったし1曲1曲をなめるようにして聴いたのが本シリーズ、足を向けては寝れないのです。


2,Com on Home Blues/Clayton Love (Red Lightnin') 10inch LP 300円
今では単独のCDとかリトル・ミルトンとのカップリングのRibon録音を集めたCDとか出ている50年代から活躍しているピアニスト/シンガーのセントルイスのクラブでのライヴ録音盤。恐らく70年代始めくらいの録音。
本盤を出している英国のブルース専門レーベルRed Lightnin'、立ち上がり当初(60年代末頃かな)は如何にもBootメーカーっぽかったのですが、本盤を出した70年代後半くらいにはもう立派な会社になっていたようで、本盤のような新録ものの出すようになっていました。いつの間にか消滅してしまいましたがこれまた足を向けては寝れないレーベルです。

Claton Love


3,Mandolin Blues/Yank Rachell (Delmark) 1LP 700円
マンドリンを使ったユニークなブルースで知られるメンフィスはブラウンズヴィル本拠のブルースマンの60年代半ばの録音。Tennesee Jug-Bustersなるバンド名義になっていてメンバーはスリーピー・ジョン・エスティス、ハミー・ニクソン(本盤ではジャグも吹きます)、それに何曲かではビッグ・ジョー・ウィリアムス(ボーカル1曲あり)とマイク・ブルームフィールド(過度な期待はしないでください、生ギターでのバックですから)が加わります。エスティスの戦前録音にはヤンク・レイチェルがバックをつけているものが多数あるので朋友再会ってとこでしょうか。

同じDelmarkから出ているエスティス名義の「Broken & Hungry」と同一セッションですね。

Yank


4,Jimmy Reed is Back (Roots) 1LP 980円
あのT.K.Production(K.C.&サンシャイン・バンドだ!)の傍系レーベルRootsから76年に出たジミー・リードのカム・バックアルバム。ちょっと珍しいので嬉しい収穫。なかなかしっかりしたベース、ドラムス付きで妙な加工もなくあのフラフラ、ユラユラゆったりしたジミー・リードのブルースがたっぷり。VeeJay時代とまったく変化なし。76年8月に亡くなっているので最晩年の録音になるのでしょうか。

JImmy Reed is Back


5,Blues Blues Blues/The Jimmy Rogers All-Stars (Atlantic) 1CD 700円
その名の通りジミー・ロジャースにTaj MahalやLowell Fulsonのようなブルースの人だけでなく、Eric Clapton、Jeff Healey、Jagger & Richards、Page & Plant、Stephen Stills等が共演した99年録音。
ジョン・リー・フッカーの同様な企画盤を先日買いましたが、あちらは共演者の個性をジョン・リー翁が飲み込んでの共演でしたが、こちらのジミー・ロジャース盤は往年の名演、有名曲を往時のスタイルで演りましたというもの。ジミー・ロジャースが手を抜いているわけでもないですし、共演者の歌・演奏もそれぞれ個性が出ていますのでそれなりには面白く聴けます。ですがそこまで。

本盤を聴いてもう一歩踏み込んだジョン・リー翁のクリエイティヴな姿勢というか懐の深さを感じさせたあの盤が一段と素晴らしいものに思えてしまいました、本盤の買う時期を誤ったかしらん 笑。

Jimmy Rogers All-Stars

Jimmy Rogersの代表曲"Walkin' by Myself"の85年録音というのがこちらにありました。ハープはジェイムズ・コットンでしょうか。

しかし、最近You-Tubeの削除攻勢が激しくなってきましたね、さすがに。

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