ザ・ワイルド・ワンズ・リサイタル '68 (東芝音工) 1LP 1968年
ワイルドワンズの1968年サンケイホールでのライヴ盤、今更ながら買ってみました、聴くのもこれが初めて。
MCからすると前年にも同じサンケイホールでリサイタルを行っていて、今回が2回目、チャッピー(渡辺茂樹)が加わり5人組での公演。1968年ということでGS全盛時代、チャッピーの売り出しで彼の7歳になる妹さんが登場したり、当時東芝がGSと共に力を入れていたカレッジポップスからフォーー・セインツとモダンフォーク・フェローズが登場したり、良くも悪くもこれがレコード会社主導のGSのコンサート、そんな一枚。この時点での最新ヒット曲はチャピーリードの"青い果実"。当時ドラムスの植田さんがやたら出たがりでMCをしていた印象があるのですがここではきっちり加瀬さんがまとめて、サブに鳥塚さんがMCを。
Opening Medley (Live At Tokyo Sankei Hall / 1968)
Simon Says (Live At Tokyo Sankei Hall / 1968)
Simon Says (Live At Tokyo Sankei Hall / 1968)
Omoide no Nagisa (Live At Tokyo Sankei Hall / 1968)
Let's Go Young Town (Live At Tokyo Sankei Hall / 1968)
彼等のきちんとした演奏と歌やコーラスはいつも好意を持って受け止めています。
意外とカバー曲が多いのがいいですね。
NHK的な品行方正のフォークロックで売り出したかった?チャッピーが入って色が変わりましたね。
wikiを見ると67年6月から70年8月までにだしたオリジナルアルバムは8枚、こんに出しているとは、ちょっと驚きました。この68年のリサイタル盤は4枚目、70年2月日には「リサイタル'69」と続編も出していました。仰る「きちんとした演奏と歌やコーラス」が広い層に受け入れられたのでしょうね。
>uniさん
本盤の中でMC鳥塚さんが"我々もかつてはカレッジポップスでしたから...."と云っていることからも、チャッピーを入れて所謂GS路線に舵を切った、そんな印象で、それが見事に当たったのですね。