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Loving is Why / The Sons of Champlin (Ariora America) 1LP 1977
ビル・チャンプリン率いるサンズ・オブ・チャンプリンの通算8枚目となるアルバム、サンズはこのアルバムでいったん解散。90年代も後半に再結成しライヴを重ねている由。併行してビル・チャンプリンはシカゴに加入し長らく活動していたのは知られるところですね。
サンズというと先ずは69年のデビュー作「Loosen Up Naturally」,Capitolからだされたこの2枚組。Capitolというメジャーレーベルからでていたにも関わらず当時何故か東芝さんはスルーして日本盤は出なかった(同郷のクイックシルヴァーとかスティーブ・ミラー・バンドはしっかり売り出したのに)。そんなこともあって、当時のシスコベイエリア周辺では顔役盤だったにも拘わらず日本では知名度ゼロ。私が知ったのは1970年頃銀座ヤマハの輸入盤バーゲン(当時のヤマハビルの階上の会議室にダンボールを並べて.......入場者は階段に並ぶという素朴なもの)にて、2枚組で確か2千円、サイケなジャケットに目を惹かれたものの3桁ものしか買えず断念。翌年だったか同じ銀座数寄屋橋のハンターで中古盤に遭遇、勇んで買ってきた......と云う次第。ビル・チャンプリンのソウルフルなヴォーカルにブラスを入れた如何にもベイエリアのファンキーサウンドに酔いしれました。そんなことで知ったサンズ、その後もCBS盤、Ariola盤と追っかけたものでした。フィルモア・ウエスト閉鎖に伴っての「Fillmore Last Days」にも1曲収録されていましたね、あれも忘れ難し。
と、いつもながらの想い出戯言、失礼しました。
ということで、今回入手の77年の最終作、これは今回初めての入手。当時なぜ無視したのか? 当時は苦手だったAORに行ってしまっていたから(前作から兆候あり)。同郷同期のようなボズさんも大当たりしていましたしAORに踏み込むのは必然かとも思いますが。まぁ、今聴けばソウルフルなヴォーカルは相変わらずだしファンキー風味もあって、そこまでAORだからと忌み嫌うものでもないのですね。さすがに今の耳には楽しめました。
ジャケット裏の写真は霧に埋もれるゴールデンブリッジ、シスコ魂(という邦題のサンズのアルバムがありました)はいつになっても忘れず。
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Loving Is Why
私もAORは「軟弱モノ」と偏見があり、ここ数年になってようやく聴くようになりました。(それでも好きになれないモノもありますが)そもそもAORはブラックミュージックが下地になっているモノが多いから好きになりそうなもんなんですが、全くの「聴かず嫌い」です。
かつては大好きなsoul surviviorsのTSOP盤が「AOR」の枠に入れられていると、「これはSOULだろうが!」と憤慨していました。お恥ずかしい(笑)。
ご紹介のこの盤も完全にblue eyed soulで、私もなぜこれを無視していたのか分からず(笑)
早速、探そう!
フラッグを除けばあとの3バンドはアルバムも結構出しているんですね。
同時代の音楽を敢えて否定してという若気の至り、判ります、それ。思い返せば恥ずかしい限り、ですね。
>turn offさん
サンズの地元でサンズを観る、凄い体験ですね。そんな体験した日本人ってそうはいないでしょうね。
>Graさん
あの時代のベイエリア~オークランド周辺のバンドって仰る通り総じてファンキーなサウンドがウリでしたね、地域性? その理由は何なのでしょう。40,50年代からオークランドはテキサスやルイジアナから流入してきたブルースが盛んに演奏された地域として知られます、そんなことも関係ありそうですね。