Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Them : Here Comes the Night

2021年12月02日 | 60's,70's Rock
1,Here Comes the Night / Them (Oldays) 1CD 1,550円
ヴァン・モリソンがいたゼム、その名を聞くとウン10年前の強烈な思い出が今も蘇ります。その当時、ミュージックライフやティーンビートでゼムの名は聞こえてきても実際に聴いたことの無かったゼム、そんな時に荻窪に今も健在の中古屋さん月光社で遭遇したのがキングから出ていたシングル盤「ワン・モア・タイム b/w ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー」、確か200円。勇んでチャリを飛ばして家路へ、早速針を落とすとB面から聴こえてきたのはどう聴いても「ベイビー・プリーズ」ではない、グローリア、グローリアって聴こえる、そうかこれがゼムの「グローリア」なんだ! ジャケにも解説にもレーベルにも「ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー」って書いてあるのにというとんでもないエラー盤だったのです。お陰で一番聴きたかったゼムの「グローリア」が聴けたので当時は大いに喜んだのです(曲自体はすでにゴールデン・カップス等で聴いていたのかも、どっちが先か記憶は曖昧です)。こんなエラー盤が存在していたことは他では聞いたことがないのでその後のことはわかりませんが、さして売れもせずに人知れず廃盤になっていたのでしょうね。死ぬほど聴いたこのシングル、ゴソゴソやったら今も持っていました。

them

と、いつもの戯言、失礼しました。
と、まぁ、これがゼムの初聴きだったのですが、次に買ったのが米Parrottから出ていたアルバム「Here Comes the Night 」、で、このアルバムが今回取り上げるOldaysからのCDも元になったものです。

65年にリリースされたゼムのファーストアルバムで当時の慣例通り英米では曲数も収録曲も違っていますが、このOldaysからのCDは米盤収録曲12曲のステレオ/モノラル音源を収めたものとなります。
しかし、かっこいいですね、ゼム。ヤボな御託は不要。

Side A
A1 Here Comes The Night
A2 Mystic Eyes
A3 Don't Look Back
A4 Little Girl
A5 One Two Brown Eyes
A6 Gloria
Side B
B1 One More Time
B2 If You And I Could Be As Two
B3 I Like It Like That
B4 I'm Gonna Dress In Black
B5 Route 66
B6 Go On Home Baby

them

here comes the night....them............♥




Them - Gloria (Live in France)



One More Time







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2 コメント

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Unknown (しみへん)
2021-12-02 20:11:00
エラー盤って聞いたこともありません!貴重ですね!
ヴァンモリソンは当時、THEMに不満があったと聞きましたが、それであれだけのモノが出来るとはさすがです。
不満というのは録音には全員スタジオミュージシャンを使っていたことかもしれませんが。
もっと発掘音源みたいなのが聞いてみたいですが、BBC音源ぐらいしか出てきませんね。LIVEとかきいてみたいです。
そういえば私の大好きなSmall Facesの発掘ライヴがでましたが、嫌々やらされてたヒット曲(それもいいんだけど!)のポップさは微塵もない荒々しい素晴らしい音源でした。これが本来の彼らの姿のだと。というか、先日のパワーハウスもしかりですが、当時のミュージシャンはレコード会社との闘いだったんでしょうね。でもその制約があったからこそ出来たものもあったとは思います。なんでも自由であれば良いものが出来るとも限らないかもです。
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Unknown (Jarklng)
2021-12-02 21:25:49
仰る通りだと思います、その為のディレクターだしプロデューサーだろうし。
ゼムの録音はすべてメンバーが演っていないのですか、知りませんでした。
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