Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Male Singers.

2007年07月14日 | 60's,70's Rock
1,Wanted Dead or Alive/Zevon (Imperial) 1LP 300円
あのウォーレン・ジヴォンの69年のデビュー・アルバムです。
ジャクソン・ブラウンがプロデュースした76年のAsylumからの再デビュー・アルバム以降の活動は知られるところですが、このファーストは埋もれたままの印象。まぁ、それもある意味当然のなかなか奇妙なアルバム。もし再デビューが無かったら今頃はサイケ系のコレクターにのみ知られる一枚になっていたのではと夢想します。

ねじれたフォーク、カントリーから時にキャプテン・ビーフハート、フランク・ザッパをも想起する電脳サイケの世界。アルバム・クレジットにある「Dedicated to Kim Fowley」の一文が端的にこのアルバムを表しているように思います。しかしながら、実はこの人、衣装こそ変われど本質は晩年まで何の変化もなかったのかもしれません。


2,Zero She Flies/Al Stewart (CBS-RCA) 1LP 300円
アル・スチュワートのあの「Love Chronicles」に次ぐ70年の作品。
当時CBS Sonyから出た日本盤を買っております、ながら、当時の自分の音楽趣向とまったく合わずすぐに手放した記憶あり。
その後、この人を聴きだすキッカケは75年の「Modern Times」、唯一無二のあのボーカルにポップでキャッチーな楽曲、ティム・レンウィックの流麗華麗なギターにイチコロでまいってしまいました。そんなことで「Orange」「Year of the Cat」も良く聴きました。

で このアルバム、「Love Chronicles」と共に過度な装飾を省いた生身のこの人が聴けるという意味では代表作なんでしょう。私は「Modern Times」から入ってしまったものですからよりポップなこの人に惹かれる訳ですが。
今回購入盤は85年のドイツ製再発ものです。

AL Zero


3,Homeless Brother/Don Mclean (UA) 1LP 100円
ドン・マクリーン、正直申せば大方と同様あの"アメリカン・パイ"しか知らない人です。この印象的な素晴らしいイラスト・ジャケに吸い寄せられ買ってみた74年盤。
ストリングス・セクションから往年のジャズの大物がずらりのホーン・セクション(ガーネット・ブラウン、ユーゼフ・ラティーフ、ジョー・ワイルダーなんて意外な名前が!)がついての豪華なつくりです。が 私にはひっかりが無さ過ぎて通り過ぎてしまいました。

Don1Don2


4,Shots from a Cold Nightmare/Moon Martin (Capitol) 1LP 100円
古くは70年前後にBlue Thunbからアルバムも出していたカントリー・ロック・バンドSouthwindに在籍していたムーン・マーチン、その78年のソロ・デビュー盤。
リアルタイムでは知らないのですが、80年のサード「Street Fever」を偶然聴いて気に入り一時期結構聴いていたことがあります、あれは90年くらいだったか。
Southbound時代の面影は無いニュー・ウェーブの意匠をまとったギター・ポップという印象。曲がとにかくポップでそこに惹かれた次第。今聴くとさすがにサウンド的にはチト古臭い感あれどそのポップ感覚は○。
充実したファン・サイトはこちら

Moon


5,Proof/Peter Gallway (Believe in Magic) 1LP 300円
長門芳郎さんがやっておられたBelieve in Magic Records、懐かしいですね。達郎氏の「Add Some Music to Your Day」も当時ここからアナログ再発されていましたね。このピーター・ゴールウェイの85年のアルバムも出た当時即買った思い出があります。知っている人はまるで知っている、知らない人は何にも知らないというこの人ですから、敢えてのコメントは省略。

Ploof


6,Love Like Ours/Ned Doheny (Polystar) 1CD 100円
ネッド・ドヒニー、なんといってもAsylumのファースト。その後AORブームの波に乗ってブレークした時に感じた違和感を今も感じている化石人間の私です。そんな人は私だけでは無いような気がしますが、如何なものでしょう?
でも一応は買ってしまう悲しい性、本盤は91年発売です。

Ned

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3 コメント

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> Wanted Dead or Alive/Zevon (通りすがり)
2007-07-15 20:57:19
ありました、持ってました。
でも、全然印象がありません。

むしろ、www.archive.org に登録された
後期ライブ群の方が素晴らしいと思います。
(個人的な好みですが)
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Asylum (通りすがり)
2007-07-15 21:09:04
> Ned Doheny
> ネッド・ドヒニー、なんといってもAsylumのファースト。
確かに、そういう思いはあります。
でも、Hard Candy はよくできたアルバムだと思います。

Warren Zevon 同様、Asylum カラーに染まりきれなかったのかなー、
と思ったりします。

Tom Waits 何かにも同じ思いがします。
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Re:Asylum (Jahking@管理人)
2007-07-16 11:36:00
トム・ウエイツは殆ど聴いていないのでよく判りませんが、ネッド・ドヒニーもウォーレン・ジヴォンもそしてボブ・ニューワースもAsylumでのファースト・アルバムは今思えばAsylumによって良くも悪くも装飾されすぎたのかもしれませんね。その後の活動を考えるとそんな気がしてきます。
その意味ではそれらのファーストは「特別なもの」なのかもしれません。

例のアサイラム本を読むとそんなことも載ってたりするのでしょうか。

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