Girls! Girls! Girls!

といってもガール・ポップではありません。女の娘に因んだLPを2枚とオマケでもう一枚。

1,Girls Girls Girls We Love Girls/The Four Seasons(Vee Jay) 500円
"Sherry" "Big Girls Don't Cry" "Peanuts" "Connie O" "Candy Girl" "Marlena" "My Sugar"等々女の娘に因んだ曲ばかり11曲を集めた編集盤。
黒人音楽専門だったVee Jay Recordsも本盤がリリースされた頃（63～64年）は
ビートルズ、このフォー・シーズンス等ドル箱を抱え一番の隆盛を誇っていたのでしょうね（このLPの裏面にもしっかりビートルズ、フォー・シーズンス、ハニカムスのLPの紹介が載っています）。こういったドル箱も直後に離散していってしまう訳ですが。入手したのはレインボウ・レーベルのオリジナルですがジャケが若干コンディション難ありでこのお値段でした。

2,Doo-Wop Honor Of Girls Names Vol.2(Adam & Eve) 200円
白人Doo-Wopばかりを出しているAdam & Eveなるコレクター・レーベルから出ているタイトル通り女の娘の名前をタイトルにした曲ばかりを集めたコンピレーション。探せばあるものでこのコンセプトで少なくとも3枚のLP（42曲）が出ています。"Lydia" "Betty Ann" "Joanne" "Sandy" "Teresa" "Shirly" "Julie"等々Doo-Wop然とした曲からTeen Popっぽい曲まで50～60年代のほぼ無名のボーカル・グループばかり。音質が悪いのが惜しいのですが楽しめます。
因みにDoo-Wopリイシュー・レーベルの大御所Relicもまったく同様のコンセプトで黒人Doo-Wop曲を集めた"Doo-Wop Dedications to the 1950's Girls"(Relic 7061)なる25曲入りのCDも出ています。



3,Here are The Fireballs(Fireball) 300円
ベンチャーズでおなじみの"Bulldog"とか"Torquay"で知られるギター・インスト・バンドのファイヤーボールズの50年代終わり～60年代初めにかけての初期録音16曲を集めたベスト盤。アメリカのコレクター・レーベルから出たもののようですが音質は良好。後のエレキ・インスト・バンドのような流麗さはありませんが、リーダーでリード・ギター、作曲も手がけるGeorge Tomscoは相当な才能も持ち主だったようですし（上記2曲も氏の作曲）バンド自体も実にかっちりした演奏で実力の程が知れます。数曲ボーカル入りもありますがこちらはチトご愛嬌。
この後、Jimmy Gilmerをフューチャーしたバンドに変身した後の録音を集めたLPも昨年入手していてここで書いています。
なんと今でもGeorge Tomsco & The Fireballsとして活動しているようです。オフィシャル・サイトはここで。