Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Star Spangled Springer

2014年09月11日 | 60's,70's Rock
1,Star Spangled Springer/Phil Everly (RCA) 1LP 936円
今年の年初に惜しくも亡くなったフィル・エヴァリー、73年のソロ作。いやぁ、懐かしい一枚、20数年振りの買い直しです。今は殆ど聴かなくなってしまいましたが、一時期こんなのばっかり聴いていたっけ、と、本盤を久し振りにレコ屋のエサ箱で見掛けたら急に郷愁に駆られ思わず抱えてしまった次第、です。

この後「Phill's Diner」「Mystic Line」と立て続けにリリースしていましたが、一番聴いたのが本盤でした。実に良く出来た心温まるポップ・アルバム。名盤とうたわれた兄弟での72年作「Stories We Could Tell」も良く聴きましたが、そこまでロックっぽくもカントリーっぽくも無いという軽快さが魅力でした。プロデュースはデュアン・エディ、アレンジはエヴァリーズのバックバンドにいたウォーレン・ジヴォン。
Wounded Bird でCD化もされていますが、このジャケットはやっぱLPですよね!

Phill


Phil Everly~3 Great Songs from~Star Spangled Springer CD










2,same/Lodi (Mowest) 1LP 100円
これも上記と同時購入盤。Lodi(ローダイ)というとCCRの曲名でお馴染みですね、カルフォルニアの都市の名前だったはず。そのローダイを名前にしたアメリカン・ロックバンドの72年盤。これも買い直し盤なのですが、Mowest(Motown)から出たアメリカンロックということでとても印象に残っています(レコード番号がMW101なのでこのレーベルの一枚目のような)。その名とジャケット・デザイン通りの音が出て来て思わずニンマリの一枚でハーモニーを生かしたカントリー風味も持つ西海岸のバンドというところでしょうか。
なんとメンバーの二人BeauとJohnのCharles兄弟はあの65年に"Lies"を大ヒットさせたThe Knickerbockers出身なんだそう。今回初めて知りました。その"Lies"はあの「Pebbles」にも収録された元祖ガレージ・パンクナンバーですね。

Lodi

Lodi


Lodi - "2000 Miles From Home" (1972)


Lodi (The Knickerbockers)- Hope I See it in My Lifetime










3,The Best of Freddy Fender (MCA) 1LP 100円
"Before The Next Teardrop Falls~涙のしずく"のナンバーワン・ヒットでお馴染みテックス・メックスの大御所フレデイ・フェンダーのベスト盤。
フレディ・フェンダー、ダグ・ザーム、フラコ・ヒメネス、オーギー・メイヤーズからなるテキサス・トルネードスで来日したこともありましたね。

1. Before the Next Teardrop Falls
2. Wasted Days and Wasted Nights
3. Secret Love
4. You'll Lose a Good Thing
5. Vaya Con Dios (May God Be with You)
6. Living It Down
7. Sugar Coated Love
8. Wild Side of Life
9. Since I Met You Baby
10. Rains Came
11. I Love My Rancho Grande
12. Mathilda


Fendr


Fender


Before the Next Teardrop Falls - Freddy Fender



バーバラ・リンのあの曲です!
You'll Lose A Good Thing - Freddy Fender (With Lyrics)



そして大好きな"マチルダ"も歌っています
Freddy Fender - Matilda

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9 コメント

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Unknown (なる)
2014-09-11 20:53:07
今再び足繁く通っているライブですが、ある時期多忙のために全くコンサート会場に足が向かなかった時期があります。

そんな時にひょっこり来日したフレディ・フェンダー、ダグ・ザーム・・・。見逃したのは一生の不覚でした。

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Re:Unknown (jahking)
2014-09-11 22:23:09
一生の不覚、確かにもう実現不可能なメンツですからね。
チケットは取ってあったのに風邪ひいては行けなかったフェントン ロビンソン、同じく仕事が終わらず断念した再結成ティンパン アレー。行ったコンサートよりよっぽど覚えていますね。
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Unknown (なる)
2014-09-12 05:17:25
フェントン・ロビンソン、1989年1月31日のショウをよみうりホールで見ました。コンサート自体よりも、中村とうようさんがやれやれといった表情で途中退場されたことを今でもはっきり記憶しています。
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フェントン (Jahking@管理人)
2014-09-12 07:48:00
>なるさん
おーっ、行かれましたか! 当時はそごうの上にあったよみうりホールですね。
私はその前後の2年間転勤で大阪にいましたので大阪厚生年金ホールだったと思います。これを見れなかったのが今でも一番悔しい思い出です。
公演評はまったく覚えていないのですが、とうようさんが途中退席したってことは、出来は良くなかったようですね。
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Unknown (おやぢ)
2014-09-12 21:07:30
フィル・エヴァリーは「Phill's Diner」が好きで良く聴きますが、これは聴いたことがありませんでした。
jahkingさんのお気に入りということであれば、聴いてみないといけませんね~。
とりあえずCD探してみます。
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ウォーレン・ジヴォン (t-izu)
2014-09-12 21:15:50
 ジヴォンはそれなりに聴いていますが、このアルバムのアレンジャーであること、エヴァリー・ブラザースのバッキングをつとめていたことも全く知りませんでした。
 ジヴォンがバッキング・メンバーだった時の録音は何か残ってるんでしょうか?

 それにしてもこのフィル・エヴァリーのアルバム良いですねぇ。ごく自然ににじみ出るポップな甘さがたまりません。
アナログ盤探してみます。
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フィル・エヴァリー (Jahking@管理人)
2014-09-12 22:12:29
>おやぢさん
「Phill's Dinner」が好きならもう絶対!、よりシンプルな作りで優しいフィルのボーカルが際立っていると思います。


>t-izuさん
ジヴォンとの関係、詳しいことは知りませんがジヴォンがファースト・アルバムを出した後、70年代の初めにツアー・バンドにキーボードで参加しバンドリーダーを務めていたようです。wikiにもそんな記述がありますね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Warren_Zevon

レコーディングへの参加も勿論あって少なくとも「Stories We Could Tell」にはkbdでの参加クレジットがあります。

こんな映像もありました。途中でジヴォンが出て来て色々思い出話をしている(ようです(笑))
http://www.youtube.com/watch?v=SjVFAGa1elo
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Unknown (t-izu)
2014-09-13 13:38:07
 情報ありがとうございます。
 『Stories We Could Tell』は私の世代だとエヴァリーズをリアル・タイムで聴けた最初で最後の一枚だったような。
 かつて国内盤を所有していましたが、今は手放してしまったのでこれまた探してみます。
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Stories We Could Tell (Jahking@管理人)
2014-09-14 07:02:08
>t-izuさん
"バイ・バイ・ラヴ"しか知らなかったエヴァリーズ、このモノクロの渋~いジャケットの盤が同じエヴァーリーズ? とても驚いたのを覚えています。実際聴いたのはカット盤でだったので70年代も後半の頃だったと思いますが。
音でジヴォン氏を確認できればいいのですが.........。

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