Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Marvin Sease & Don Covay

2006年11月06日 | Soul, Funk
1,Candy Licker:The Sex & Soul of Marvin Sease(Jive-Legacy) 1LP 300円
70年代中頃より45'sをポツポツと出して80年代半ばにボーディ・ソング"Candy Licker"をヒットさせ、以降10数枚のアルバムを残しているマーヴィン・シーズ。で 本盤はMarcuryからJiveに移った以降のアルバムから選曲された今年リリースされたベスト盤。
全曲自作、これがいいのなんの、8分半にも渡ってオネーチャンのあえぎ声(?)と絡みまくる1曲目から、得意のタイロン・デイヴィス調のミディアム、ジョニー・テイラーを思わせるブルース、必殺の語りの入ったバラード、お得意のエロチカ・ボーディ・ソングをファンクでやった"Hoochie Mamma"、最後は"Candy Licker"の05年ライヴまで全曲捨て曲なし。
端々でどうしてもタイロン・デイヴィスを想起してしまうのも事実ですが、正直云って80年代以降のタイロンの諸作に比しても遜色がないどころか凌駕しているといっていいと思います。

しかし、こんな素晴らしい今年でたCDが新品で300円、この人の日本での評価を表していますね、悲しい限りです。

ライヴのDVDもあり南部チトリン・サーキットならではの熱くてエロいもの凄いライヴが見れるようです。

2,Mercy:See-Saw/Don Covay(Koch) 1CD 1,680円
ドン・コベイの代表作2枚の2in1CD。録音は64年~66年、よってサザン・ソウルとはいえアーリー・ソウルの味わいも。基本的にはダンス曲が多いのですが、ディープなバラードもあって聴き応えは充分。正直当時のスター・シンガー(オーティス、バーク、ピケット等々)に比して歌はそれほど上手くは無いのですが、スタックスのハウス・バンドとの相性の良さ、抜群のノリが魅力。
実はこの2枚のLPの後に出した68年くらいまでの45'sに傑作が多いのでこのあたりまでをフォローしたCDがあったりすると嬉しいですね。
しかし、"Mercy"なんかミック・ジャガー、そっくりですよね、笑っちゃうほど。

Covay
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