1,Live at the Village Vanguard:The Master Takes/John Coltrane (Impulse) 1CD 520円
1961年11月初めの4日間行ったヴィレッジ・ヴァンガード公演の録音は、当初「Live at the Village Vanguard」「Impressions」の2枚のアルバムで発表されました。本CDはその5曲をマスター・テイクスと呼んでまとめて収録したもの。同時期(97年)にこの公演で残されたすべての音源が4枚組のCDで発表されたので、本CDはそのサンプラーという意味合いだったのでしょう。
1. Spiritual
2. Softly as in a Morning Sunrise
3. Chasin' the Trane
4. India
5. Impressions
16分近くにわたって吹きまくる"Chasin' the Trane"はこの録音を担当したルディ・ヴァンゲルダーの様子を指して付けられたタイトルなんだそうな。そう云われるとチョコマカ調整に走り回るヴァンゲルダー氏が目に浮かんできます。
もう何をか云わんやの演奏ですね。私、Impulse時代のアルバムのなかで多分一番聴いたのが「Impressions」、本盤を初めて聴いた当初からエルヴィン・ジョーンズを間近に見たい!という「願望」を描いておりましたが、久し振りに聴いた今もそれは「夢」に変わったもののその思いは変わりませんです、はい。
2,Blue Train/John Coltrane (Castle Pulse) 1CD 583円
上記ヴィレッジ・ヴァンガード公演を終えたトレーン・グループはすぐさまヨーロッパ公演に旅立ちます。ノーマン・グランツがプロモーターのJATP公演の一環だったようですが、初日は11月11日のロンドンだというから本当にすぐ旅立ったのですね。
アナログ時代からこの時の各地の公演が様々な形で音盤化されていますが、最初期に出たのは70年代半ば、ストックホルム公演を収めたスェーデンのHistric Performanceなるところからの通称「ホワイト・カバー」「レッド・カバー」と呼ばれる2枚。当時から海賊盤好きの私は当時すぐさまこの「ホワイト」を西新宿の今で云うブート屋さんで3,500円くらいで買っております。因みに私が買った「ホワイト」はジャケにもレーベルにも何も書いていないまったくの真っ白盤でした。「レッド」やその後に出た「ブルー」「イエロー」等はジャケットに曲名を書いたシール(この色が呼称の由来)が貼ってあたっのですが。
で、本CDはたぶんそのストックホルム公演を納めたものと思います、というのは少なくとも"My Favorite Things"は上記のHP盤と同じものだから。
うなりを上げて突き進むエリック・ドルフィーを擁したコルトレーン・グループの爆走振りに一部の都市ではブーイングの嵐だったとか。さもありなん。
1,My Favorite Things
2,Mr.PC
3,Naima
4,Blue Train
5,I want to talk about you
6,Traneing In
3,Live at Harf Note/John Coltrane (Laser Light) 1CD 662円
上記のCDもそうですが、この手の放送音源を元にしたCDが得体の知れないレーベルから超安価で手を変え品を変え様々な形で出回っております。本盤もそんな一枚。
これまたクレジットが何もないのですが、少なくとも1曲目の"I want to talk about you"は63年2月のバードランドでのものでしょう。この曲でのコルトレーンは稀に見る絶不調。いきなり音をはずすは、音は出ないはで大苦悶。氏というより楽器の不調だったのかも知れませんが珍しいトレーンのあたふた振りが聴けます。
1,I want to talk about you
2,Brazilia
3,Song of Praise
4,One Up,One Down
4,School Days/Dizzy Gillespie (Regent) 1LP 300円
ディジー・ガレスピーが例の爆裂ビッグバンドを解散した後、51年にコンボを結成します。本盤はそのコンボで1951~52年にかけて自らのレーベルDee Geeに残した演奏からボーカルものばかりを集めて編集したアルバム。ですから主役はジョー・キャロル、メルヴィン・ムーア、フレディ・ストロングのバップ・ボーカリストでありジャンプ~R&B色の濃いものとなっています。これじゃ、ジャズファンには受け入れられませんよね、ということでこの値でMint盤が転がっていました。雑食症の私は勿論OKです。
ですが、昔からこのLPはジャズ・ファンの間では超有名。コルトレーンを含むガレスピー・コンボの正式な録音は51年3月1日(2月24日説もあり)の演奏が唯一。その演奏のなかで1曲だけコルトレーンのソロが聴けるのがこのLPに入っている"We love to Boogie"。ライヴの現場ではかなりソロをとらせてもらっていたのがこのコンボの放送録音を音盤化したブートで確認できるのですが、この"We love to Boogie"こそがコルトレーンのはじめてのソロが正式に記録されたものなんですね。
これが面白い! まさにあのコルトレーンなんですが、結構危なっかしいまとまりのないソロなんですね、初めての録音で緊張していたのでしょうか?
1961年11月初めの4日間行ったヴィレッジ・ヴァンガード公演の録音は、当初「Live at the Village Vanguard」「Impressions」の2枚のアルバムで発表されました。本CDはその5曲をマスター・テイクスと呼んでまとめて収録したもの。同時期(97年)にこの公演で残されたすべての音源が4枚組のCDで発表されたので、本CDはそのサンプラーという意味合いだったのでしょう。
1. Spiritual
2. Softly as in a Morning Sunrise
3. Chasin' the Trane
4. India
5. Impressions
16分近くにわたって吹きまくる"Chasin' the Trane"はこの録音を担当したルディ・ヴァンゲルダーの様子を指して付けられたタイトルなんだそうな。そう云われるとチョコマカ調整に走り回るヴァンゲルダー氏が目に浮かんできます。
もう何をか云わんやの演奏ですね。私、Impulse時代のアルバムのなかで多分一番聴いたのが「Impressions」、本盤を初めて聴いた当初からエルヴィン・ジョーンズを間近に見たい!という「願望」を描いておりましたが、久し振りに聴いた今もそれは「夢」に変わったもののその思いは変わりませんです、はい。
2,Blue Train/John Coltrane (Castle Pulse) 1CD 583円
上記ヴィレッジ・ヴァンガード公演を終えたトレーン・グループはすぐさまヨーロッパ公演に旅立ちます。ノーマン・グランツがプロモーターのJATP公演の一環だったようですが、初日は11月11日のロンドンだというから本当にすぐ旅立ったのですね。
アナログ時代からこの時の各地の公演が様々な形で音盤化されていますが、最初期に出たのは70年代半ば、ストックホルム公演を収めたスェーデンのHistric Performanceなるところからの通称「ホワイト・カバー」「レッド・カバー」と呼ばれる2枚。当時から海賊盤好きの私は当時すぐさまこの「ホワイト」を西新宿の今で云うブート屋さんで3,500円くらいで買っております。因みに私が買った「ホワイト」はジャケにもレーベルにも何も書いていないまったくの真っ白盤でした。「レッド」やその後に出た「ブルー」「イエロー」等はジャケットに曲名を書いたシール(この色が呼称の由来)が貼ってあたっのですが。
で、本CDはたぶんそのストックホルム公演を納めたものと思います、というのは少なくとも"My Favorite Things"は上記のHP盤と同じものだから。
うなりを上げて突き進むエリック・ドルフィーを擁したコルトレーン・グループの爆走振りに一部の都市ではブーイングの嵐だったとか。さもありなん。
1,My Favorite Things
2,Mr.PC
3,Naima
4,Blue Train
5,I want to talk about you
6,Traneing In
3,Live at Harf Note/John Coltrane (Laser Light) 1CD 662円
上記のCDもそうですが、この手の放送音源を元にしたCDが得体の知れないレーベルから超安価で手を変え品を変え様々な形で出回っております。本盤もそんな一枚。
これまたクレジットが何もないのですが、少なくとも1曲目の"I want to talk about you"は63年2月のバードランドでのものでしょう。この曲でのコルトレーンは稀に見る絶不調。いきなり音をはずすは、音は出ないはで大苦悶。氏というより楽器の不調だったのかも知れませんが珍しいトレーンのあたふた振りが聴けます。
1,I want to talk about you
2,Brazilia
3,Song of Praise
4,One Up,One Down
4,School Days/Dizzy Gillespie (Regent) 1LP 300円
ディジー・ガレスピーが例の爆裂ビッグバンドを解散した後、51年にコンボを結成します。本盤はそのコンボで1951~52年にかけて自らのレーベルDee Geeに残した演奏からボーカルものばかりを集めて編集したアルバム。ですから主役はジョー・キャロル、メルヴィン・ムーア、フレディ・ストロングのバップ・ボーカリストでありジャンプ~R&B色の濃いものとなっています。これじゃ、ジャズファンには受け入れられませんよね、ということでこの値でMint盤が転がっていました。雑食症の私は勿論OKです。
ですが、昔からこのLPはジャズ・ファンの間では超有名。コルトレーンを含むガレスピー・コンボの正式な録音は51年3月1日(2月24日説もあり)の演奏が唯一。その演奏のなかで1曲だけコルトレーンのソロが聴けるのがこのLPに入っている"We love to Boogie"。ライヴの現場ではかなりソロをとらせてもらっていたのがこのコンボの放送録音を音盤化したブートで確認できるのですが、この"We love to Boogie"こそがコルトレーンのはじめてのソロが正式に記録されたものなんですね。
これが面白い! まさにあのコルトレーンなんですが、結構危なっかしいまとまりのないソロなんですね、初めての録音で緊張していたのでしょうか?
>私、Impulse時代のアルバムのなかで多分一番聴いたのが「Impressions」
右に同じく「Impressions」、何をおいてもこれサイコーです。同じ録音でも「Live at the Village Vanguard」より「Impressions」です。トランス状態というか、神がかってます。仰せのように聴くべきはエルビンのタイコとトレーンのサックスですね。トレーンの場合はサイコーがたくさんありますが、マイルスのショーター参加の頃と同じくこのカルテットはモダンジャズ史上最強のグループ、こっちが東の横綱では?
>氏というより楽器の不調だったのかも知れませんが...
丁度その頃、楽器の不調が理由でJ.ハートマンとのバラード中心の アルバムが出来た...瓢箪から駒ちゅーやつで、個人的には超有名盤「Ballad」よりこっちが好きです。
トレーン盤、いつも好盤珍盤を安くゲットしていてさすがです。私には見習えませーん。(笑)
>モダンジャズ史上最強のグループ、こっちが東の横綱では?
いや、もう正に。
はて、んじゃ、西の横綱は? 思いつきで云えば、シェリー・マン、モンティ・バドウィック、ラス・フリーマン、若しくはバーニー・ケッセル、レイ・ブラウン、シェリー・マンかな。時代が違うか.....(笑)
>私には見習えませーん。
敵が増えるのは困るので見習わないでください(笑)