
1,London Revisited/Muddy Waters & Howlin' Wolf (Chess) 1LP 400円
71~72年にリリースされていたマディとウルフ、それぞれの「ロンドン・セッション」のアウトテイクを集めたもの。
A面がマディでB面がウルフ、年末にユニヴァーサルから発売されたChessの1000円盤シリーズで出たウルフの「ロンドン・セッション」にはこのRevisited盤の3曲がボートラで付いていました。
マディのセッションは自身のバンドからキャリー・ベルのハープにサミー・ロウホーンのギター、ロンドン勢からはロリー・ギャラガー、スティーヴィー・ウィンウッド、リック・グレッチ、ミッチ・ミッチェル等々。普段はドシャメシャ元気なロリー・ギャラガーでさえもここでは「はて、どこに?」という御大を立てたセッション。まぁ、良く聴けばエッジに効いたギターがロリーだろうとは推測できますが。ロリーとロウホーンと3本入るギターですが、ここでも存在感バリバリなのがマディのスライド。ミッチ・ミッチェルのドラムスのみ普段のプレイを押し殺すことなく叩いてチト違和感(そこが面白いのですが)。
ウルフのセッションは豪華絢爛、自身のバンドからは相棒ヒューバート・サムリン、ロンドン勢はクラプトン、ビル・ワイマンにチャーリー・ワッツ、クラウス・フォアマンにリンゴ・スター。古くはヤードバーズやアニマルズとサニー・ボーイ・ウィリアムソンとかフリートウッド・マックのチェス・セッションとかチャンピオン・ジャック・ヂュプリーのセッションとか英国の若者が本場ブルースマンとの共演盤というのは数多くあったのですが、ここで聴ける3曲からはそれらに共通した本場ブルースマンと共演出来たという喜び感がここでは感じられないのは何故だろう、特にリズム・セクション、まるで淡々、お付き合いしてみましたと云う感じ。ウルフの存在感が凄すぎて萎縮しまくった? 今出ているこのセッションのデラックス・エディションでも聴けばその印象も変わりかもしれませんが。
Side A (Muddy Waters)
1.Hard Days
2.Highway 41
3.I Almost Lost My Mind
4. Lovin' Man
Side B (Howlin' Wolf)
1.Goin' Down Slow
2.The Killing Floor
3.I Want To Have A Word With You
Muddy Waters : Vocals and Guitar
Rory Gallagher : Guitar
Sam Lawhorn : Guitar
Carey Bell Harrington :Harmonica
Georgie Fortune : Organ and Piano
Steve Winwood : Piano (Hard Days)
Rik Gretch : Bass
Mitch Michell : Drums
"Goin' Down Slow" (recorded May 2, 1970)
Howlin' Wolf – vocal; Jeffrey Carp – harmonica; Eric Clapton – lead guitar; Claus Voormann – bass; Ringo Starr – drums.
"Killing Floor"
Howlin' Wolf – vocal, electric guitar; Clapton – electric guitar; Bill Wyman – bass; CHarlie Watts – drums.
"I Want To Have A Word With You"
Howlin' Wolf – vocal; Hubert Sumlin – rhythm guitar; Eric Clapton – lead guitar; Claus Voormann – bass; Ringo Starr – drums.
今思えば、このロンドン・セッションはマディがポール・バターフィールドやマイク・ブルームフィールド等の白人ミュージシャンを加えて69年に制作された「Fathers & Sons」のヒットが契機になったものなのでしょう、マディはこの後75年にはウッドストックのベアズヴィル・スタジオに赴いてガース・ハドソン、リヴォン・ヘルム、ポール・バターフィールド等と「Woodstock Album」を制作、これは心温まる一作でした。

Young Fashioned Ways/The London Muddy Waters Sessions
HOWLIN WOLF - SITTING AT THE TOP OF THE WORLD
2,Blues Masters Vol.5/Furry Lewis (Blue Horizon) 1LP 400円
ロック/SSWファンにはあのドン・ニックスの"Alabama State Troopers"や"Hobo's Heroes and Street Corner Clowns"での客演が知られるかも。メンフィスをベースにして1920年代から活躍していた人で59年に再発見された以後の相当数の録音を残しています。本盤は68年にメンフィスで録音されたもの。元々ブルース以前のソングスター的の色合いの濃い人でここでもブルースにとらわれない様々なレパートリーが聴けます。
A1.Grand Central Station
A2.Let’s Shake Hand In Hand
A3.Waiting For A Train
A4.Let Me Call You Sweetheart
A5.Big Chief Blues
B1.Casey Jones
B2.Take Your Time Rag
B3.John Henry
B4.Skinny Woman
B5.See That My Grave Is Kept Clean
B6.Glory Hallelujah

Furry Lewis - Kassie Jones
Furry Lewis "Furry's Blues"
71~72年にリリースされていたマディとウルフ、それぞれの「ロンドン・セッション」のアウトテイクを集めたもの。
A面がマディでB面がウルフ、年末にユニヴァーサルから発売されたChessの1000円盤シリーズで出たウルフの「ロンドン・セッション」にはこのRevisited盤の3曲がボートラで付いていました。
マディのセッションは自身のバンドからキャリー・ベルのハープにサミー・ロウホーンのギター、ロンドン勢からはロリー・ギャラガー、スティーヴィー・ウィンウッド、リック・グレッチ、ミッチ・ミッチェル等々。普段はドシャメシャ元気なロリー・ギャラガーでさえもここでは「はて、どこに?」という御大を立てたセッション。まぁ、良く聴けばエッジに効いたギターがロリーだろうとは推測できますが。ロリーとロウホーンと3本入るギターですが、ここでも存在感バリバリなのがマディのスライド。ミッチ・ミッチェルのドラムスのみ普段のプレイを押し殺すことなく叩いてチト違和感(そこが面白いのですが)。
ウルフのセッションは豪華絢爛、自身のバンドからは相棒ヒューバート・サムリン、ロンドン勢はクラプトン、ビル・ワイマンにチャーリー・ワッツ、クラウス・フォアマンにリンゴ・スター。古くはヤードバーズやアニマルズとサニー・ボーイ・ウィリアムソンとかフリートウッド・マックのチェス・セッションとかチャンピオン・ジャック・ヂュプリーのセッションとか英国の若者が本場ブルースマンとの共演盤というのは数多くあったのですが、ここで聴ける3曲からはそれらに共通した本場ブルースマンと共演出来たという喜び感がここでは感じられないのは何故だろう、特にリズム・セクション、まるで淡々、お付き合いしてみましたと云う感じ。ウルフの存在感が凄すぎて萎縮しまくった? 今出ているこのセッションのデラックス・エディションでも聴けばその印象も変わりかもしれませんが。
Side A (Muddy Waters)
1.Hard Days
2.Highway 41
3.I Almost Lost My Mind
4. Lovin' Man
Side B (Howlin' Wolf)
1.Goin' Down Slow
2.The Killing Floor
3.I Want To Have A Word With You
Muddy Waters : Vocals and Guitar
Rory Gallagher : Guitar
Sam Lawhorn : Guitar
Carey Bell Harrington :Harmonica
Georgie Fortune : Organ and Piano
Steve Winwood : Piano (Hard Days)
Rik Gretch : Bass
Mitch Michell : Drums
"Goin' Down Slow" (recorded May 2, 1970)
Howlin' Wolf – vocal; Jeffrey Carp – harmonica; Eric Clapton – lead guitar; Claus Voormann – bass; Ringo Starr – drums.
"Killing Floor"
Howlin' Wolf – vocal, electric guitar; Clapton – electric guitar; Bill Wyman – bass; CHarlie Watts – drums.
"I Want To Have A Word With You"
Howlin' Wolf – vocal; Hubert Sumlin – rhythm guitar; Eric Clapton – lead guitar; Claus Voormann – bass; Ringo Starr – drums.
今思えば、このロンドン・セッションはマディがポール・バターフィールドやマイク・ブルームフィールド等の白人ミュージシャンを加えて69年に制作された「Fathers & Sons」のヒットが契機になったものなのでしょう、マディはこの後75年にはウッドストックのベアズヴィル・スタジオに赴いてガース・ハドソン、リヴォン・ヘルム、ポール・バターフィールド等と「Woodstock Album」を制作、これは心温まる一作でした。

Young Fashioned Ways/The London Muddy Waters Sessions
HOWLIN WOLF - SITTING AT THE TOP OF THE WORLD
2,Blues Masters Vol.5/Furry Lewis (Blue Horizon) 1LP 400円
ロック/SSWファンにはあのドン・ニックスの"Alabama State Troopers"や"Hobo's Heroes and Street Corner Clowns"での客演が知られるかも。メンフィスをベースにして1920年代から活躍していた人で59年に再発見された以後の相当数の録音を残しています。本盤は68年にメンフィスで録音されたもの。元々ブルース以前のソングスター的の色合いの濃い人でここでもブルースにとらわれない様々なレパートリーが聴けます。
A1.Grand Central Station
A2.Let’s Shake Hand In Hand
A3.Waiting For A Train
A4.Let Me Call You Sweetheart
A5.Big Chief Blues
B1.Casey Jones
B2.Take Your Time Rag
B3.John Henry
B4.Skinny Woman
B5.See That My Grave Is Kept Clean
B6.Glory Hallelujah

Furry Lewis - Kassie Jones
Furry Lewis "Furry's Blues"
http://www.youtube.com/watch?v=ionRca6THE8
出てますね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00FF9MMXO/
そういえば、
Don Nix、Jeanie Greene、Marlin Greene
バングラデシュ・コンサートに
出てたんですね。最近知りました。
数あるアメリカ人(特に黒人)のロンドン録音の参加ミュージシャンの人選は何を基準に集めたのか、ちょっとユニークなところがあります。
Alabama State Troupersは1曲目がファリー・ルイスなのであの2枚組LPのCD化みたいですね、初CD化? かつて別音源の似たようなものは出ていましたね。
バングラ・コンサート、そうだったのですか、旬だったのですね、当時の彼らは。
>Graさん
>Georgie FortuneはGeorgie Fameの変名
そうだったのですね、Georgieって名がなんか変だとは思いましたが。こういったセッションものの人選って結構ファンには窺い知れない交流があってそんなところからも人選が決まっていたったりするのでは.....、そんなことをいつも思います。本盤も確かに面白い人選ですね。