昨日も書いたのですがこのところのAmazonのCD価格は為替の影響と在庫一掃の意図ででしょうか、短期間で大幅に動いています。昨年12月に偶然にもESP-Diskの一連のCDが690円という超破格値で出ているのに遭遇、CDで持っていないタイトルをゴソッとクリックして購入したものが下記。残念ながら今ではほとんどのタイトルがこの倍以上の価格に変わっています。
以前イタリア製のブートっぽいCDが出回っていましたが今回購入のCDは新生ESP-Diskからの正規盤。いずれもデジパック仕様。CD番号もオリジナルのLPに準拠しています。
1,Music from Europe/Gunter Hampel Group (ESP-Disk) 1CD 690円
ヴィブラフォンを主武器にバスクラリネット、サックス、フルートまでこなすドイツ人、ギュンター・ハンペルがリーダーとなったオランダ録音。オランダ人ウィレム・ブロイカーの爆発するサックスが聴きもの。
Gunter Hampel - Heroicredolphysiognomystery
2,Barrage/Paul Bley Quintet (ESP-Disk) 1CD 690円
かつてイタリアの怪しいレーベルBASEから出ていたLPを取り上げていたことがりあります。以下再録。
ESP-Diskの8番、ポール・ブレイのESPでの初アルバム。録音は1964年10月で正に「ジャズの10月革命」真っ只中。全曲カーラ・ブレイの手になるものですがソロに入ればしなやかなミルフォード・グレイヴスのドラムスに乗ってのドシャメシャ・ドフリー。
Paul Bley quintet - barrage
3,same/Lowell Davidson Trio (ESP-Disk) 1CD 690円
これはLPでも持っていない初めて聴くもの。
ゲイリー・ピーコックとミルフォード・グレイヴスという猛者が脇を固めるハーバード出身の科学者ピアニストの65年録音。ミルフォード・グレイヴスが組んでいたドン・ピューレンのような情念が爆発したような空間を埋め尽くすピアノを想像していたので、出てきた音がポール・ブレイを想起するようなリリカルなピアノでちょっと驚いた一枚。
Lowell Davidson - Trio L.wmv
4,Ritual-All-7-70/Alan Sondheim (ESP-Disk) 1CD 690円
昔から名高いフリー・ミュージックのアルバム。世界各国の楽器をスタジオに持ち込んで録音した勝手気ままなインプロヴィゼイションを切り取って編集していった実験作。
5,Turn On,Tune In,Drop Out/Timothy Leary,Ph.D. (ESP-Disk) 1CD 690円
LSD等の幻覚剤の使用による意識の革命を訴えたハーバード大学の心理学者ティモシー・リアリーによる意識革命の啓発盤。シタールやタブラを使ったサウンドをバックにティモシー博士が22のテーマについて語っていくという内容。1965年発売盤。
6,SHQ/Karel Velebny (ESP-Disk) 1CD 690円
今回の私的目玉がこれ。チェコのヴァイヴ/サックス奏者のグループによる68年録音盤。
実は本盤、ほぼリアルタイムで銀座ヤマハの輸入盤バーゲン(今思うと懐かしい言葉です)で500円という破格値で買って(因みに同時に同価格で買ったのが同じESPからのジャズロックバンドの唯一作「Octopus」)以来、長きに渡って大の愛聴盤になっていたもの。
フリーというより新主流派的な演奏がメイン、といってもアメリカン・ジャズとは明らかに異なる空気感。カレル・ヴェレブニーのクールなヴァイヴに鋭利なアルト・サックスが絡むA面が聴きもの。最後の曲のみ何故かミュージック・コンクレート的な無調音楽。
7,The Will Come,Is Now/Ronnie Boykins (ESP-Disk) 1CD 690円
長らくサン・ラのバンドで活動していたベーシストの75年作。
知らない人ばかりなのですが、3本のサックスにトロンボーン、ベース、ドラムス、コンガという編成。
ぶっとい音色で延々と反復するベースに乗って妙にエスニックでクールなサックスとトロンボーンのソロが続く12分強のタイトル曲が格別。今ではこんな演奏をスピリチュアル・ジャズというようですね。
Ronnie Boykins - the will come, is now
以前イタリア製のブートっぽいCDが出回っていましたが今回購入のCDは新生ESP-Diskからの正規盤。いずれもデジパック仕様。CD番号もオリジナルのLPに準拠しています。
1,Music from Europe/Gunter Hampel Group (ESP-Disk) 1CD 690円
ヴィブラフォンを主武器にバスクラリネット、サックス、フルートまでこなすドイツ人、ギュンター・ハンペルがリーダーとなったオランダ録音。オランダ人ウィレム・ブロイカーの爆発するサックスが聴きもの。
Gunter Hampel - Heroicredolphysiognomystery
2,Barrage/Paul Bley Quintet (ESP-Disk) 1CD 690円
かつてイタリアの怪しいレーベルBASEから出ていたLPを取り上げていたことがりあります。以下再録。
ESP-Diskの8番、ポール・ブレイのESPでの初アルバム。録音は1964年10月で正に「ジャズの10月革命」真っ只中。全曲カーラ・ブレイの手になるものですがソロに入ればしなやかなミルフォード・グレイヴスのドラムスに乗ってのドシャメシャ・ドフリー。
Paul Bley quintet - barrage
3,same/Lowell Davidson Trio (ESP-Disk) 1CD 690円
これはLPでも持っていない初めて聴くもの。
ゲイリー・ピーコックとミルフォード・グレイヴスという猛者が脇を固めるハーバード出身の科学者ピアニストの65年録音。ミルフォード・グレイヴスが組んでいたドン・ピューレンのような情念が爆発したような空間を埋め尽くすピアノを想像していたので、出てきた音がポール・ブレイを想起するようなリリカルなピアノでちょっと驚いた一枚。
Lowell Davidson - Trio L.wmv
4,Ritual-All-7-70/Alan Sondheim (ESP-Disk) 1CD 690円
昔から名高いフリー・ミュージックのアルバム。世界各国の楽器をスタジオに持ち込んで録音した勝手気ままなインプロヴィゼイションを切り取って編集していった実験作。
5,Turn On,Tune In,Drop Out/Timothy Leary,Ph.D. (ESP-Disk) 1CD 690円
LSD等の幻覚剤の使用による意識の革命を訴えたハーバード大学の心理学者ティモシー・リアリーによる意識革命の啓発盤。シタールやタブラを使ったサウンドをバックにティモシー博士が22のテーマについて語っていくという内容。1965年発売盤。
6,SHQ/Karel Velebny (ESP-Disk) 1CD 690円
今回の私的目玉がこれ。チェコのヴァイヴ/サックス奏者のグループによる68年録音盤。
実は本盤、ほぼリアルタイムで銀座ヤマハの輸入盤バーゲン(今思うと懐かしい言葉です)で500円という破格値で買って(因みに同時に同価格で買ったのが同じESPからのジャズロックバンドの唯一作「Octopus」)以来、長きに渡って大の愛聴盤になっていたもの。
フリーというより新主流派的な演奏がメイン、といってもアメリカン・ジャズとは明らかに異なる空気感。カレル・ヴェレブニーのクールなヴァイヴに鋭利なアルト・サックスが絡むA面が聴きもの。最後の曲のみ何故かミュージック・コンクレート的な無調音楽。
7,The Will Come,Is Now/Ronnie Boykins (ESP-Disk) 1CD 690円
長らくサン・ラのバンドで活動していたベーシストの75年作。
知らない人ばかりなのですが、3本のサックスにトロンボーン、ベース、ドラムス、コンガという編成。
ぶっとい音色で延々と反復するベースに乗って妙にエスニックでクールなサックスとトロンボーンのソロが続く12分強のタイトル曲が格別。今ではこんな演奏をスピリチュアル・ジャズというようですね。
Ronnie Boykins - the will come, is now
http://www.espdisk.com/official/series/1000cover.html
フランスのBYGレーベルのACTUELシリーズもESPの後継っぽいところがあって大いに惹かれています。