Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Kate Taylor (1978)

2021年01月07日 | 60's,70's Rock
お買い初めで入手した一枚を早速に。

1,same/Kate Taylor (Columbia) 1LP 380円
ケイト・テイラー、71年のデビューアルバム「Sister Kate」に次ぐ78年のセカンド・アルバムです。

そのデビュー盤はピーター・アッシャーのプロデュースでキャロル・キング、リンダ・ロンシュタット、バーニー・レドン、ラス・カンケル、リー・スクラーなどのバックアップでジャケット通りの素朴な歌声を聴かせてくれる内容したが、この2枚目は打って変わって兄ジェイムズのプロデュースでコーネル・デュプリー、ヒュー・マクラケン、デヴィッド・スピノザ、リチャード・ティー、ウィル・リー、ロン・カーターにスティーヴ・ギャッド、ブレッカー・ブラザース、カーリー・サイモンと当時最新鋭のメンツとなって洗練されたサウンドに。
兄ジェイムズの意向か本人の意向か、当時の音楽の変化と共に相応に変化していますね。まぁ、容貌も音楽も7年も経てば変わりますわな。

このケイト嬢は自ら曲を書いてという人ではなくどこからか曲を見つけ出して取り上げて歌う人、1曲目はアイク・ターナーの" A Fool In Love"だし”Stubborn Kind Of Woman”は云わずと知れたマーヴィン・ゲイの大ヒット、"It's Growin'"はスモーキー・ロビンソンと黒人音楽のカバーが多く、これに加えてルディー・クラーク等の古いカントリー曲、彼女のルーツが透けて見える選曲ですね。この辺りは兄ジェイムズと通ずるのかな。

ということで、出来上がった音楽は洗練された中にもアーシーでソウルフル感満載なものに。これにナチュラルというか自然体な(一緒か(笑))ケイトのボーカルが乗って今聴いても一服の清涼剤的な一枚となっています。"It's Growin'"とか兄ジェイムズと血は争えないなぁという歌唱にニンマリもしてしまいます、私は。

因みにジャケ写はノーマン・シーフの手になるもの、さすがの出来、素晴らしいですね。

Sde A
A1 A Fool In Love
A2 Smuggler's Song
A3 Harriet Tubman
A4 Stubborn Kind Of Woman
A5 Happy Birthday Sweet Darling
Side B
B1 It's In His Kiss (The Shoop Shoop Song)
B2 Slow And Easy
B3 It's Growin'
B4 Tiah's Cove
B5 Rodeo
B6 Jason & Ida

kate


Kate Taylor - A Fool In Love




Kate Taylor - It's In His Kiss (The Shoop Shoop Song)




Kate Taylor - Rodeo




Kate Taylor - It's Growin'




Kate Taylor - Smuggler's Song


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4 コメント

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Unknown (しみへん)
2021-01-07 18:38:41
1stしか聴いたことがありませんでしたが、これはいいですね!1stより好みです!しかし、ネットで検索するとCDは鬼のようなプライス!
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Re:Kate Taylor (Jahking@管理人)
2021-01-07 20:27:30
ケイト・テイラーというと先ず出てくるのはファーストですものね。
セカンド、私はほぼリアルタイムで聴いていましたが、その時の印象はやっぱり素朴なファーストの方が.....とか思ったのを記憶します。
が、久し振りに聴いたら私もこっちの方がいいかもとか思っています。
今はCDでは入手困難ということでしょうか、こんな音盤こそカタログに残しておいて欲しいものですね。
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Unknown (uni)
2021-01-08 11:20:24
初めて聞きました。
あっさりしたボニーブラムレット?(笑)
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Re:ケイト・テイラー (Jahking@管理人)
2021-01-08 18:25:45
あーっ、確かに相当あっさりはしているもののルーツは似ているのかも知れませんね。
ボニーはCapricornでの2枚「It's Time」「Lady's Choice」をよく聴きましたね
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