1,On The Road Again:An Anthology of Chicago Blues 1947-1954 (Muskadine) 1LP 180円
フロイド・ジョーンズの53年のJOB録音、ダウンホーム・ブルースの極みのタイトル曲で幕を開ける戦後シカゴ・ブルース集の大名盤。
何故かこれがこんなお値段で転がっていたので当然救済した次第。
本盤を入手したのは70年代の終わり頃だったでしょうか、Blues Classicsの8番「Chicago Blues The Early 50's」とかBarrelhouse盤「Chicago Boogie」とかと並んで戦後すぐから50年代はじめまでのシカゴ・ブルースの凄さまじい熱気をまざまざと見せてくれた懐かしい一枚です。
吹き込まれた1947年当時まだ17歳というリトル・ウォルターの初録音となるオッサム・ブラウンの"Ora Nelle Blues"(後に"That's Allright"となってジミー・ロジャース等々で有名になるあの曲)とウォルターがボーカルをとる"I just keep lovin' her"がやっぱり何度聴いても深遠。
内容はこちらをご参照。本盤の初版のジャケットってあのリック・グリフィンが手掛けていたんですね! 欲しい!!
2,I ain't beggin' nobody/Larry Davis (Pulsar) 1LP 198円
ラリー・デイヴィスというとフェントン・ロビンソンとの絡みもあって50年代末にDukeに吹き込まれた"Texas Flood"が思い浮かびます。
本盤は古くから付き合いのあるオリバー・セインが全面的にバック・アップした88年盤。重厚なスロー・ブルースから優しいバラードまで落ち着いた円熟したボーカルが素晴らしい聴き応えのある一枚です。B.B.キング、リトル・ミルトンあたりを想起しましたが、よりモダンな作り。
3,Hubert Sumlin's Blues Party (Black Top) 1LP 198円
長きに渡ってハウリン・ウルフを支えてきたギタリストがこのヒューバート・サムリン。そのサムリンが白人ブルース・バンドのRonnie Earl and the Broadcastersをバックに従えてMighty Sam McClainをゲスト・ボーカルにした87年盤。
悪くはないけどどうももう一つ来ないなぁ。Mighty Sam McClainってソウル畑でも知られるあの人だと思うのですが、これまた印象に残らないのです。
4,Dream/John Little John (MCM) 1LP 198円
70年代の半ば頃にフランス人のブルース好きが録音機材を携えてシカゴのブルース・クラヴに乗り込んで、出演していたブルースマンを片っ端から録音。それをDirect from Chicagoのサブ・タイトルのもと、MCM Blues Recordsなるレーベルで音盤化していったシリーズがありました。当時日本にも随分と輸入されMagic Slimとか私も何枚か買った記憶があります。
本盤もその一枚で76年シカゴのクラブMa Bea'sでの録音(但し、観客は居なかった様子)。"Dream" "Kiddeo"等々十八番連発にも拘わらずこれがなんとも熱気が感じられないお寒い出来。5年後の81年来日時のピット・インでの素晴らしいライヴとは雲泥の差。
このMCMから出たDirect from Chicagoシリーズは私の聴いた範囲ではいずれも似たような出来であったと記憶しています。要は制作者側に熱意/愛情がなけりゃ演るほうにも力が入らないってことなのでしょう。
5,Whoo-Wee Sweet Daddy!/Katie Webster (Swamp Boogie) 12inch 350円
60年前後くらいからルイジアナのエクセロで録音をはじめていたピアニスト/ボーカリスト。ジェリー・ミラー制作のルイジアナ・スワンプ・ブルースには頻繁にその名は出てきますし、彼女自身の45'sも数多し。
そんな彼女が80年代に入るとスワンプ・ブギー・クイーンとして大人気に。Allgatorをはじめアルバムも数多く制作するようになります。
本盤は自身のレーベルであろうSwamp Boogieから87年に出した3曲入りの12インチシングル。キム・ウィルソンの如何にものルイジアナなハープを従えて軽快なルイジアナ・スワンプ・ロッキン・ブルースを聴かせてくれます。タイトル曲はGoldbandに吹き込んだことのある曲の再演ですね。
中古で入手盤のジャケットには来日時に貰ったものでしょうか、自筆のサインが。「To Toshi」
となっていますが、ToshiってひょっとしてあのT.Nさん?
Katie Webster - Pussycat Moan
フロイド・ジョーンズの53年のJOB録音、ダウンホーム・ブルースの極みのタイトル曲で幕を開ける戦後シカゴ・ブルース集の大名盤。
何故かこれがこんなお値段で転がっていたので当然救済した次第。
本盤を入手したのは70年代の終わり頃だったでしょうか、Blues Classicsの8番「Chicago Blues The Early 50's」とかBarrelhouse盤「Chicago Boogie」とかと並んで戦後すぐから50年代はじめまでのシカゴ・ブルースの凄さまじい熱気をまざまざと見せてくれた懐かしい一枚です。
吹き込まれた1947年当時まだ17歳というリトル・ウォルターの初録音となるオッサム・ブラウンの"Ora Nelle Blues"(後に"That's Allright"となってジミー・ロジャース等々で有名になるあの曲)とウォルターがボーカルをとる"I just keep lovin' her"がやっぱり何度聴いても深遠。
内容はこちらをご参照。本盤の初版のジャケットってあのリック・グリフィンが手掛けていたんですね! 欲しい!!
2,I ain't beggin' nobody/Larry Davis (Pulsar) 1LP 198円
ラリー・デイヴィスというとフェントン・ロビンソンとの絡みもあって50年代末にDukeに吹き込まれた"Texas Flood"が思い浮かびます。
本盤は古くから付き合いのあるオリバー・セインが全面的にバック・アップした88年盤。重厚なスロー・ブルースから優しいバラードまで落ち着いた円熟したボーカルが素晴らしい聴き応えのある一枚です。B.B.キング、リトル・ミルトンあたりを想起しましたが、よりモダンな作り。
3,Hubert Sumlin's Blues Party (Black Top) 1LP 198円
長きに渡ってハウリン・ウルフを支えてきたギタリストがこのヒューバート・サムリン。そのサムリンが白人ブルース・バンドのRonnie Earl and the Broadcastersをバックに従えてMighty Sam McClainをゲスト・ボーカルにした87年盤。
悪くはないけどどうももう一つ来ないなぁ。Mighty Sam McClainってソウル畑でも知られるあの人だと思うのですが、これまた印象に残らないのです。
4,Dream/John Little John (MCM) 1LP 198円
70年代の半ば頃にフランス人のブルース好きが録音機材を携えてシカゴのブルース・クラヴに乗り込んで、出演していたブルースマンを片っ端から録音。それをDirect from Chicagoのサブ・タイトルのもと、MCM Blues Recordsなるレーベルで音盤化していったシリーズがありました。当時日本にも随分と輸入されMagic Slimとか私も何枚か買った記憶があります。
本盤もその一枚で76年シカゴのクラブMa Bea'sでの録音(但し、観客は居なかった様子)。"Dream" "Kiddeo"等々十八番連発にも拘わらずこれがなんとも熱気が感じられないお寒い出来。5年後の81年来日時のピット・インでの素晴らしいライヴとは雲泥の差。
このMCMから出たDirect from Chicagoシリーズは私の聴いた範囲ではいずれも似たような出来であったと記憶しています。要は制作者側に熱意/愛情がなけりゃ演るほうにも力が入らないってことなのでしょう。
5,Whoo-Wee Sweet Daddy!/Katie Webster (Swamp Boogie) 12inch 350円
60年前後くらいからルイジアナのエクセロで録音をはじめていたピアニスト/ボーカリスト。ジェリー・ミラー制作のルイジアナ・スワンプ・ブルースには頻繁にその名は出てきますし、彼女自身の45'sも数多し。
そんな彼女が80年代に入るとスワンプ・ブギー・クイーンとして大人気に。Allgatorをはじめアルバムも数多く制作するようになります。
本盤は自身のレーベルであろうSwamp Boogieから87年に出した3曲入りの12インチシングル。キム・ウィルソンの如何にものルイジアナなハープを従えて軽快なルイジアナ・スワンプ・ロッキン・ブルースを聴かせてくれます。タイトル曲はGoldbandに吹き込んだことのある曲の再演ですね。
中古で入手盤のジャケットには来日時に貰ったものでしょうか、自筆のサインが。「To Toshi」
となっていますが、ToshiってひょっとしてあのT.Nさん?
Katie Webster - Pussycat Moan
来日公演で印象に残っていることは、「リトル・ジョンのピカピカのギブソンSG」「キャリー・ベルの登場シーンと、その仕草とは裏腹の強烈なブロウ」「朴訥なウィリー・ケント」「客席にいた鮎川誠」としょーもないことばかり覚えています。完全に舞い上がっていたようで、後日その日のライヴ盤を聴いて「俺はホントにこの場にいたんだろうか」と自問自答したくらいです。
>Johnny Littlejohn Repair Shop ℡826-5422
>"COMPLETE LINE OF BODY & FENDER WORK"
なんか泣かせます。情報有り難うございます。
Jahking様が81年12月六ピの空間を体験されたとは
何とも羨ましい!自分がLittlejohnを本格的に聞き
出した頃すでにLittlejohnはこの世にはおりません。
何の飾り気も無いシンプルなBluesを90年代初頭
まで副業ながらプロでやり通したこの自動車修理工
はスバラシイと思います。しかしながら映像は殆ど
無く、何でも揃うYoutubeでさえ、以前1本だけ動く
Littlejohnを確認したキリでもうそれも消滅してい
ます。尚Dreamの項「観客は居なかった様子」と記
されておりますが、拍手は少ないですが聞こえます。
同シリーズThe AcesのライブもDreamと同じく今は
亡きMaBea'sラウンジで寂れたBluesをやってますネ。
ちなみにJohn Littlejohnの本業の仕事場は
Johnny Littlejohn Repair Shop ℡826-5422
"COMPLETE LINE OF BODY & FENDER WORK"
2823 W 5th Ave, Chicago, IL 60612, USA
以上、しょーむ無い事を長々とスミマセン。
ども、はじめまして。
六本木Pit-Innでの公演、私が初めて見た本場ブルースマンのライヴだったものでほぼ盲目です。
>何か客のノッてやるぞー!のイケイケ具合が・・
確かにそんな雰囲気はありましたね。
John Littlejohn/Dream酷評ありがとうございます。
自分はウェストサイドにある場末のブルースクラブ
の寂れた雰囲気が見事に醸し出されたこのライブが
大好きなんです。なんせ月曜の晩ですもんね録音日。
むしろ日本のライブ盤は熱気溢れてスゴイんです
が何か客のノッてやるぞー!のイケイケ具合が・・
確かそのライブ盤解説でもこのMCM盤をケナして
ましたネ。