
1,The Outsider/Tom Pacheco (RCA) 1LP 550円
そのその昔、こんなアメリカンSSWを夢中になって聴いていた頃に出会い激渋のボーカルに魅せられた印象深いアルバム、が いつしかこの辺りも殆ど聴かなくなって手を離れて....。久し振りに出会い安価も手伝って再購入。
「Euphoria」、「Pacheco and Alexander(CBSソニーの「It's a Beauful Rock Dayシリーズ」を思い出します!)」に続きソロになって出した「Swallowed Up in the Great American Heartland」に次ぐ1976年の2枚目のアルバム。名立たるミュージシャンに囲まれたスマートでフォーキーなファーストに比べると地味なメンツですが、ワディ・ワクテル、ジェリー・マッギー、ダグ・ディラード、マックス・ベネット、ダグ・カーショウ、ジョン・ハートフォード、トーマス・ジェファーソン・ケイ等々の思わずニンマリな面々に囲まれて、より泥臭くなったサウンドはトム・パチェコの激渋ボーカルにぴったり。76年というとAORの萌芽が見え始めるころ、そんな音作りは微塵もない潔さ、タイトルの「The Outsider」は伊達じゃない、一作。
Side A
A1 Texas Red
A2 Jack's Friend
A3 Judge Proctor's Windmill
A4 Devil's Hopyard
A5 Let It Rain
Side B
B1 Hello Grandpa
B2 Birdseye Heaven
B3 Mystery Hill
B4 There Was No God In Mexico That Night
B5 The Sky Is Full Of Ships Tonight

Tom Pacheco - Texas Red
Tom Pacheco - Birdseye Heaven
2,The New Earth/John Michael Talbot (Sparow) 1LP 890円
大のご贔屓メイソン・プロフィット~タルボット・ブラザース。とか云っていても70年代後半から聖の世界(CCM)に行ってしまった諸作は今一つ入り込めない....というのが正直なところ。が 見つけるとやっぱり出が出てしまうのはあの歌声にハーモニーが忘れられないが為。wikiを見れば現在までに50作を超えるアルバムを出していてクリスチャン・ミュージックの世界では知らぬものはいないという兄弟。
で 本作。タルボット兄弟の長兄ジョン・マイケル1976年のソロ2作目。1曲目の組曲からしてメイソン・プロフィット時代の名曲"Summer Side Of Love"の一節を思い起こさせるメロディにハーモニーやアコギのフレーズが出てきてあららのニンマリ。76年という俗社会から離れて間もない時期だからでしょう、メイソン・プロフィット時代を彷彿とさせるハーモニー、瑞々しいアコースティックなサウンドがそこかしこで結構楽しめました、

The New Earth - 1. The Suite
そのその昔、こんなアメリカンSSWを夢中になって聴いていた頃に出会い激渋のボーカルに魅せられた印象深いアルバム、が いつしかこの辺りも殆ど聴かなくなって手を離れて....。久し振りに出会い安価も手伝って再購入。
「Euphoria」、「Pacheco and Alexander(CBSソニーの「It's a Beauful Rock Dayシリーズ」を思い出します!)」に続きソロになって出した「Swallowed Up in the Great American Heartland」に次ぐ1976年の2枚目のアルバム。名立たるミュージシャンに囲まれたスマートでフォーキーなファーストに比べると地味なメンツですが、ワディ・ワクテル、ジェリー・マッギー、ダグ・ディラード、マックス・ベネット、ダグ・カーショウ、ジョン・ハートフォード、トーマス・ジェファーソン・ケイ等々の思わずニンマリな面々に囲まれて、より泥臭くなったサウンドはトム・パチェコの激渋ボーカルにぴったり。76年というとAORの萌芽が見え始めるころ、そんな音作りは微塵もない潔さ、タイトルの「The Outsider」は伊達じゃない、一作。
Side A
A1 Texas Red
A2 Jack's Friend
A3 Judge Proctor's Windmill
A4 Devil's Hopyard
A5 Let It Rain
Side B
B1 Hello Grandpa
B2 Birdseye Heaven
B3 Mystery Hill
B4 There Was No God In Mexico That Night
B5 The Sky Is Full Of Ships Tonight

Tom Pacheco - Texas Red
Tom Pacheco - Birdseye Heaven
2,The New Earth/John Michael Talbot (Sparow) 1LP 890円
大のご贔屓メイソン・プロフィット~タルボット・ブラザース。とか云っていても70年代後半から聖の世界(CCM)に行ってしまった諸作は今一つ入り込めない....というのが正直なところ。が 見つけるとやっぱり出が出てしまうのはあの歌声にハーモニーが忘れられないが為。wikiを見れば現在までに50作を超えるアルバムを出していてクリスチャン・ミュージックの世界では知らぬものはいないという兄弟。
で 本作。タルボット兄弟の長兄ジョン・マイケル1976年のソロ2作目。1曲目の組曲からしてメイソン・プロフィット時代の名曲"Summer Side Of Love"の一節を思い起こさせるメロディにハーモニーやアコギのフレーズが出てきてあららのニンマリ。76年という俗社会から離れて間もない時期だからでしょう、メイソン・プロフィット時代を彷彿とさせるハーモニー、瑞々しいアコースティックなサウンドがそこかしこで結構楽しめました、

The New Earth - 1. The Suite
本ブログ初期、SSW系に関しては絶対的な造詣の深さで色々と教えていただいた「通りすがり」さんのことを思い出しました。お元気ですか?
「通りすがりさん」大いなる示唆をいただいた方です。最近ご無沙汰ですが、ご覧いただいているのではと思っているのですが..。
昨今のSSW事情には全く疎いんですが、Chris Smitherなんかも3作目がお蔵入りした後沈黙,、90年代から再び活発に新作を発表していますね。思うにこうしたマイナー・ポエットには、70年代後半から80年代って居心地が悪かったんでしょうね。と同時に夫々が年を経て今また歌いたいこと歌うべきことが横溢しているのかも知れません。
所謂SSW的な出自や系譜に連なる人ではないかも知れませんが、John Phillipsの今世紀初頭に出た遺作は素晴らしかったです。『カリフォリニア・ドリーミン』を再演しているんですが、若い時の光輝くばかりの青春賛歌が晩年の影を感じさせる陰影に満ちたそれは、懐旧の念と言われればそれまで何ですが、やはり泣けてきました。
これまたSSW系というわけでは有りませんが、Howard Tateの盟友ジェリー・ラガヴォイとの復活作も60年代70年代の作品以上に胸に沁みました。いずれも故人ということを思えばそれぞれの人生に決着をつけたようにも思えます。
比較的コンスタントに活動してきた人ですが、Guy Clarkの90年代の作品『ダブリン・ブルース』は良かったですよ。
なぜか90年代の方が声が若いような。
t-izuさん。このアルバムも知らなかったんですが。聴いて見ました。カリフォルニアドリーミン聴いてるうちに目頭が熱くなってきました、コメントよく見たら
t-izuさんもなんですね。教えていただいてありがとうございます。もちろんアルバムも良いですね。
>woopyさん
>70年代後半から80年代って居心地が悪かった
云われてみれば確かにその通りで90年代後半あたりから「ウン十年振りの新譜」ってよく聞きました。思いつくままにジム・パルト、エド・アスキュー、ドニー・フリッツ、イアン・タイソン.....。
>年を経て今また歌いたいこと歌うべきことが横溢しているのかも
このお言葉でピンと来たのが昨年秋に出たクリス・ヒルマンの新譜です。リリース直後に訃報が入ったトム・ペティーのプロデュース作だったのですが、この新譜は今までの歩んできた道の総決算の如く内容でこれを力むことなく実にリラックスして歌い上げた素晴らしい「アメリカーナ・ミュージック」でした。
ハワード・テイトのカムバック作「Rediscovered」は良かったですね、確かこの時来日もしたのでしたね。
ジョン・フィリップス、これでしょうか。沁みますね。これを聴いたら"夢のカリフォルニア"の邦題は極北に思えます。
https://www.youtube.com/watch?v=uDcaydHVliM
イアン・タイソンの2015年作を思い起こしました。