Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Late 60's American Rocks

2007年04月22日 | 60's,70's Rock
1,same/Mortimer (Philips) 1LP 1,150円
憂いを含んだ美少年3人のポートレイトに何故か惹かれて衝動買いをした一枚。
今の云い方をすればポップ・フォーク・サイケということになるのでしょう、サイケといっても時代が時代(68年のリリース)ですから相応のサウンドになるのはある意味当然。ですからことさらサイケ、サイケと騒ぐようなものではありません。

アコギを使ったマイナーな曲調で統一されていてジャケ写のメンバーの表情が全体のサウンドをうまく表現しているように思います。アソシエイション、ボー・ブランメルズ、タートルズ、レフト・バンクあたりの曲をアコギで演ってみましたという感じでしょうか。憂いを含んだサウンドという意味ではロニーとデイトナスのセカンド・アルバム「Sandy」をも想起しました。


2,The Sopwith Camel in Hello Hello (Karma Sutra) 1LP 500円
ガキの頃に好きだったプラモデルの影響でソッピーズ・キャメルと聞くと今でもまず頭に思う浮かべるのがこのジャケットにも描かれている第一次世界大戦時期の複葉戦闘機。この連想はいつになっても消えません。
ということでここでのソッピーズはあのラヴィン・スプーンフルの弟分ともいうべきグッドタイム・ミュージック・バンド。本盤はそのファースト・アルバムにして73年の再発盤。以前初版も買っていてこちらにあります。
"Hello Hello"もいいですが"Walk in the Park"が忘れ難し。

S.Camel


3,Basic Blues Magoos (Mercury) 1LP 1,150円
Emil "Peppy" Thielhelm率いるブルース・マグースの68年の3枚目。昔から大好きなバンドで、本盤もLPもCDも持ってはいながらの承知の上でのダブリ買い(アホです、まったく)。
66年の"恋する青春"とか"タバコ・ロード" "パイプ・ドリーム"のやんちゃなサイケの申し子だった頃に比べ2年で随分と深化。自意識過剰気味にサイケしています。
この翌年69年、Peppy君はメンバーを一新しABCに移籍。出したアルバムが「Never Goin' Back to Georgia」。マグースとはまるでイメージが違う青い空が描かれたジャケにも驚いたのですがそのサウンドにはもっとびっくり、サイケのサの字も無くなってジョージアには帰らない....とか歌っているんですから。懐かしい驚愕の思い出です(といってもその5年後くらいに後追いで驚いたのですが)。

Basic Magoos


4,In the Woodland of Weir/The Little Boy Blues (Fontana) 1LP 500円
えっ、これほんとに500円でいいの? と恐る恐るレジに持っていった本盤。だってあのガレージ・ファンにはお馴染みのファズ・パンク・アンセム"I Can Only Give You Everything"のリトル・ボーイ・ブルースの68年唯一のオリジナル・アルバムですよ。いや、得した気分。

で 本盤を聞いて見るとその爆裂一直線"I Can Only Give You Everything"のハジケ具合からは随分と大人に。ファズギター、オルガンが唸るヘヴィーなサウンドだけに留まらず、ジャージーなインストやらブルース・ロックやらストリングスやブラスを加えた深い森のなかを彷徨うような幽玄な曲までとても凝った作りのアルバムになっていました。
かなり聴き応えあり、気に入っております。

詳細なファン・サイトはこちらから。

Little Boy Blues


5,same/Cat (RCA) 1LP 500円
上記Litte Boy Bluesと同時に買ったもの。「ひとりぼっちの野原」でしたっけ?キャッツというポップ・グループがいましたが、こちらはキャットなるカナダのバンドらしいです。発売は70年。当時のカナダ出身のバンドというとゲス・フーを思い起こしますが、その線を狙ってデビューしたのではと思わせるほど似ています。

Cat


6,Last Laugh/Brigade (Shadoks) 1CD 1,360円
あのレココレのサイケ特集号(02/7月号)のカラーグラビアページにも載っていたレア盤の再発CD。70年に出たオレゴン州はポートランド出身の5人組唯一のアルバム。簡単に云ってしまえばオルガン主体のサイケ・ハード・ポップ。コンボ・オルガンの音色が似ていることもあってインスト・パートではドアーズを想起しましたが全体のサウンドはキャッチーなメロディを持った曲が多くよりポップ。

Brigade1Brigade


7,Live,Christmas Night/Rain (Whazoo) 1LP 1,480円
Rainと名乗るN.Yのバンドが71年に出した自主盤を復刻したBoot-LP。
時折ミック・ジャガーをも思わせるかなり歌えるボーカリストが咆哮するかなりかっこいいハード・ロック。ブルースベースのギターも達者、初期ブルー・チアーを想起する曲も。自主制作のライヴ盤とは思えぬ音質の良さも○。
まぁ、当時いくらでもいたであろうそれなりの実力を持ったローカル・バンドのひとつなんですが、ちょっとした運とマジックがあるかないかでその後の運命が変わってしまうわけで.....と、そんなことを考えさせる一枚でした。

Radio Activeから本盤とはまったく違った可愛いジャケットでCD化もされています。

Rain Live


8,Live in NY '72/Blue Oyster Cult (Munster) 10inch LP 600円
ブルー・オイスター・カルトというと例の"Godzilla" "Reaper"くらいしか知らないのですが本盤はデビュー当時のライヴを収めた10インチもの。
上記でちょっとした運とマジックがあるかないかで....ってなことを書きましたが、やっぱ演奏が達者なだけではメジャーなバンドにはなれないわな、と本盤を聴いて痛感。やっぱオリジナリティと人を惹きつけるサムシングがあるものこいつ等。上記Rainとは雲泥でした。が これを面白いかどうか、気に入るかどうかは別な話で天邪鬼な私には上記Rainのほうが数倍楽しめましたね。


とは云いつつも↓が出たらひれ伏すしかないのですけど(笑)

臨時ニュースを申し上げます!臨時ニュースを申し上げます!Godzillaが銀座方面に向っています、大至急非難してください!!

Blue Cult72

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1 コメント

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またまた今回も! (もりたん)
2011-03-03 01:15:02
こんばんは♪^^
ブリゲイドの記事を書いたので
トラックバック宜しくお願いします。
オルガンサイケのグルーヴィーな曲が多くて
とても楽しい気分になれる1枚だったりします♪

ところでこちらの記事のリトルボーイブルースの作品が気になります!
調べてみたらCDでも出てるみたいなので早速メモしました♪^^
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