0歳
雨の降りしきる、寒い冬の丑三つ時。
東北のとある工業団地内社宅で暮らす夫婦の元に、逆子で産まれ落ちる。
父→24歳
母→23歳
実家に残っている写真を見るに、まるで男の子のような見た目で産まれたようだった。
腕に赤くただれたようなアザと、お尻に青アザが大きく現れていたという。
3歳
病気もなく、順調に成長。
家族で海に行って、「やよい丸」という名前の大きな漁船の前にて、可愛いポーズを取っている写真が残っている。
4歳
翌年の春から幼稚園に通うため、秋頃に母と幼稚園まで面接に行った。
その面接の帰りに、交通事故に遭う。
母の後ろを歩いていた私は、ふと足元にフワフワと揺れている「ネコジャラシ」に目を奪われた。
それに夢中になっている間、母は私を置いて、横断歩道の向こう側に渡ってしまう。
信号は赤になってしまっていた。
「置いていかれる❗」
そう思った私は、母を呼びながら道路に飛び出してしまった。
その時❗青になったので動き出した白いセダンに轢かれ、空中を舞った私の身体は地面に叩きつけられた。
加害車輌の夫婦に病院に連れていってもらったところ、背中にアザが出来たくらいで、骨折などの大怪我はなかった。
後に「運が良かった…」と母は胸を撫で下ろしたという。
今回は🈁まで。
次回予告
私が5歳の時に弟が産まれ、そこから両親の毒親ぶりが徐々に出てきます。
最後まで御覧いただいた方、ありがとうございました。
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