人疲れ眼(まなこ)潤す若葉色
京都市営団地の、ある1棟の自治会の事務局長を務めております。予想以上の激務です。元々人付き合いを不得手としていますので、人との関係を築くことに神経を砕いています。相手がどんな人であれ、紳士淑女として対面することが、人と付き合うコツのように思います。
連日、ほぼ半日以上を自治会室で過ごしています。知らず知らずのうちに季節が移り変わっていることに注意が向かないまま、夢中で過ごしてきました。が、今日外出した際に、近所の公園の樹々が鮮やかな若葉色に萌えているのを眼にしました。その色が、文字通り眼に染み入り、乾いたこころが潤うように感じました。
眼やこころを潤してくれるのは、若葉だけではありません。自治会の同僚役員や住民の中にも、不束な私に貴重な助言を与え、手助けしてくれる人が現れるようになりました。ときには、感激のあまり、瞼の裏が熱くなることもあります。彼ら彼女らは、決して若くはないのですが、私にとっては若葉色に輝いているように思えます。
おかげさまで、1年の任期を無事全うすることができそうです。