以前、チェンマイの某歯科クリニックでの抜歯体験を書きました。その時は、一番問題のある1本の奥歯だけ抜いたのですが、先日、前から悪かった別の奥歯が激しく痛み始めました。
某クリニックでは、抜歯だけで1,500バーツかかりました。ところが近所の公立病院の歯科ならタダみたいな料金で抜歯をやってくれることがわかり、さっそく行ってみました。
ベテランの男性医師は、「さすが日本人、よく手入れしてますね。タイ人だったら、60過ぎてこんな歯を持ってる人はまずいませんよ。」と、感心しきり。痛んでいる歯については「抜くのはもったいないですよ。治療すればまだまだ使えると思います。でも残念ながら僕にはその技術がないんですよ。」そう言って、チェンマイ市内の有名クリニックを紹介してくれました。
初めて訪れたそのクリニックは予約がいっぱいでした。驚いたことに、なんと3か月待ちだと言うのです。この痛さを3か月も我慢するなんて、とてもできそうにありません。困っていると、市内の別の有名クリニックを紹介してくれました。
そのクリニックも混んでいましたが、運よく1週間後の予約ができ、1か月の間に2回通いました。素敵な女医さんで、なかなか手際がよかったです。よくよく考えてみると、特別に高度な技術を要する治療ではなく、日本では何度も経験した種類の治療でした。ただ、一番奥の歯だったので、少し難しかったのかもしれません。
問題は料金です。1本の虫歯の治療代が7,500バーツでした。最後に金属を被せてくれたなら特に違和感はなかったでしょう。でも白い詰め物をしてくれただけでした。「このままではダメなので、院長先生と相談して早めに金属を被せてくださいね。全然痛くはないですよ。」と最後に女医さんから言われました。つまり、治療代に被せ物の料金が含まれていないのでした。
金属を被せてもらうのはこれからです。料金は最低でも5,500バーツ。つまり、トータルで13,000バーツ以上かかることになります。虫歯1本の治療が4万円超!日本では、保険診療以外は経験したことがないせいでしょうか、これって結構高いような気がします。
ちなみに、そのクリニックでは抜歯料金が1本400バーツと書いてありました。以前抜歯してもらった某クリニックの1,500バーツに比べると格安です。結構な貧乏性なので、いっそのこと抜いてしまったほうがよかったかな?と、ついつい思ってしまいます。
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今回私が行ったクリニックは<タイ語だけの>料金表が貼ってありますので、明朗会計だと思われます。
金属の被せものの料金は、「えらく高いですね」とタイ人の妻が受付の女性に言ったら、詳細な料金の書いてある分厚い冊子を出してきて見せてくれました。
5500バーツは確かに最低のクラウンの料金でした。
日本人だからかどうか知りませんが、とにかく高い!
ということは、日本とタイの歯科料金はだいたいタイですね。
今回治療してくれた歯科医の技術はほぼ完璧だと感じました。手際がすこぶる良かったです。難しい部位だったので、並の医師なら手こずるか、お手上げでしょう。保険が使えない点だけは痛いです。
アメリカの歯科大学院で学んだ東京の自由診療医に顕微鏡を使った根の治療をしてもらったところ、3時間かけた治療で7万円しました。
欧米でもこれくらいはするようです。