先月末から今日まで、久しぶりに帰国していました。いろんな用事が山積していたからです。東京と京都に滞在しました。そのため、このブログの更新はすっかり止まってしまいました。そうでなくてもブログから疎遠になりつつあったのですが、日本に滞在した感想を少しは書きたくなりました。
なんと言っても、東京も京都も寒かったというのがあります。とくに京都の3月上旬は、以前は判で押したように雪が降っていたように記憶しています。この10年くらいどうだったのか知りませんが、今年は昔の通りに、3日までは底冷えする日になりました。なにしろ朝は零度ですから。
政権が変わって、株価がだいぶ上がって、ジワジワと円安になって、油や小麦粉が相当に値上がりしても、街の空気は去年までと特別に変わったようには思えませんでした。ただ、私の方が1年近くもご無沙汰していたせいか、日本の人たちの表情は結構明るいように見えました。とくに京都は、かつて実家があった場所なのですが、郊外の住宅地に暮らすお年寄りが仲良く夫婦で出歩いている姿を目にすると、日本人も結構幸せなんだなと思えました。また、全然次元が違いますが、脂っこくて辛いタイの食事に慣れてしまった私には、野菜を中心にした京都の薄味の料理がどれもこれも素晴らしいものに感じられました。
ただ、アベノミックスの呪文の効果なんだか何だか知りませんが、給料はもちろんのこと、年金も上がらないのに物価だけ先走って上向き加減になってしまったのは、ひょっとして庶民がさらなる困窮生活の泥沼にはまり込む序章なのかなという危惧を少し抱かざるを得ませんでした。何しろ今の政治の舵取りは、まずは国民の生活よりも企業の業績回復を優先させようというものですから、国民の末端にまで「強い日本」「強い経済」の恩恵が行き届くような社会になるかどうか、誰も保証してくれません。
「国民の生活が第一」という掛け声倒れよりいいのかどうか、それはこれからのお楽しみですね。でも、私のように年金だけで食べて行こうとする人間にとっては、そういう意味での夢も希望もありません。「強い日本」「強い経済」というのは、やはり一部の人たちが踊るうたい文句以上の意味がないような気がしています。ま、若い人には「強い経済」の恩恵をいっぱい受けられるような世の中になってほしいと思います。
眠いので、今日はここまで。ちょっと眠ったら、またいつもの楽々のチェンマイ暮らしの再開です。明日からは、身の回りのことを、また日記風に書いていきましょう。
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