タイで定期預金を始めたのは2010年のクリスマスでした。バンコクの銀行に口座を作りました。金利はもう忘れましたが、当時も年2%を軽く超えていました。日本と大違いですね。
私のタイでの定期預金の作法は、満期が来たら利息を現金で受け取り、基本的には元金をまた同じ銀行で新規に定期にするというやり方です。しかし、最初の定期は1年の満期が来ても利息を受け取らずそのままにしておいて、数か月後にチェンマイの支店で解約したように記憶しています。そのため少々の手数料がかかってしまいました。タイでは、同じ銀行でも地域が変わるとATM等での現金引き出しに手数料がかかりますし、定期預金の解約に関しても同様です。
1年前はチェンマイで家を新築していたり、新車を買ったりしましたので、1回数十万バーツとか100万バーツの単位でお金を使う機会が結構ありました。そのため、定期預金No.1から50万バーツを拝借し、普通預金を少し増やしました。そして残りで定期預金No.2の口座を作りました。先月末には定期預金No.3が満期を迎えましたので、利息を現金でいただき、また同額の元金で定期預金No.4を開設しました。
バンコク銀行では、今回は年利3.00%の10か月満期と、年利2.50%の4か月満期の2種類から選択するようになっていました。私は当面高額支出の予定がないので躊躇せずに10か月満期を選択しました。ただし、満期から1か月後くらいに滞在ビザ延長の申請が必要になりますので、満期を過ぎても暫くはそのまま寝かせておくつもりです。ロングステイヤーの滞在許可の延長には、80万バーツ以上の普通預金または定期預金が申請時の3か月前から継続して必要だからです。(以前は、初回申請は2か月前でよかったと思います)
ところで、私たちの毎月の生活費や、その他の臨時の出費、たとえば子どもたちのiPadの購入代金などは普通預金から賄っていますが、最近ちょっと困った事態になっています。それは、年金等は日本の銀行口座に入っているので円の預金は増えているのに、タイの普通預金口座にはこの1年近く入金がなく、どんどん減っていく一方です。このままだと年内もつかどうか・・。というのは、1年前と比べて、あまりにも為替レートが悪いので、日本から送金したり、現金を持ちこんでも中々バーツに両替する気にならないのです。
いずれ普通預金が底をつきそうになれば、為替レートが悪くても背に腹はかえられないのだから、日本からタイの口座に送金するしかないのでしょうか?いやいや、もうひとつの選択肢もあるのです。それは、定期預金を解約して普通預金に戻し、そこから生活費を支出する方法です。どちらが得かよ~く考えてみるのですが、計算は苦手な方なので正解は分かりません。ただし、バーツの定期を解約してまで円を温存するとすれば、為替レートがある程度、円高方向に回復する確信がないとそれはできません。
これは結構難題のような気がします。市場は気まぐれなので、黒田日銀がいくら頑張ってみても、いずれ昨日発表した「賭け」に負けてしまうこともあり得ると思うのです。そうするとダブついたお金が原因で景気が回復せず再び円高になっていく事態は、可能性としてはあります。それと、日本経済自体としては回復しても、円安による輸入品の値上がりだけでなく、本格的なインフレを招来してしまうと結果的に庶民の暮らしのレベルを下げてしまい、ひと騒動になる危険性も否定はできないと思うのです。
日本経済のためには黒田日銀の「賭け」に勝ってほしいですが、個人的には、極端な円高でなくてもよいので、また1バーツ3円を下回る水準に戻ってほしいと言うのがホンネです。
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私の場合、タイでの預金はすべてガラス張りにしています。しかも定期と普通預金の両方とも、預金名義は私一人ですが、妻のサインでも引き出し可能なようにしています。万が一の場合に備えてです。万が一、勝手に引き出される可能性はゼロではありませんが(笑)。
定期性の預金でも、投資型の預金では年4%以上の利息が付きます。ただし、イミグレに見せる預金としては使えません。
少々余裕があれば、普通預金には常時100万バーツくらいをキープしておき、あとのお金はその投資型の預金に注ぎ込み、多少なりとも増やす方が賢明かもしれません。
私の場合は家があるので、現在は多くても月6万バーツ以下で生活できれば良いと考えています。今後もいくらインフレでも、月7~8万バーツくらいあれば、家族がいても何とかなるでしょう。
あと3年たって65歳になれば、年金もかなり増えるので、それほど悲観的な気持ちはありません。もし円安で日本経済が立て直せるのなら、将来の年金崩壊の恐れもやや小さくなるでしょう。