娘の子供って、つまり私の孫ですよね。「孫」と書くのに躊躇するのは何故でしょう?血がつながっていないからかもしれません。それとも、「おじいちゃん」と言われるのに、今だに抵抗感があるからでしょうか・・・
それはさておき、1歳10か月になる娘の子供が今日から保育所に行き始めました。
保育所は、わが家から(直線距離では)たったの500メートルしか離れていません。今朝は高校生の息子を学校へ送ってから、妻と一緒に子供を保育所へ連れて行きました。
もうすぐ2歳だというのに、娘の子はまだまだ赤ちゃんです。でも、なかなかの男前です。やはり私には似ていないようです。
この保育所は公営です。1歳から小学校に入る前までの子供が100人ほど在籍しています。つまり、保育所+幼稚園ということです。日本だったら、保育所は厚生労働省、幼稚園は文部科学省の管轄ということで、一緒くたにはできないでしょうかね?タイはそういう面倒な話はありません。先生の数は全部で15人くらいと言っていました。
ざっと見たところ、日本の保育所や幼稚園と大差ない気がしました。強いて言えば、無秩序に遊んでいるだけという感じ。いや、自由に遊ばせていると言うべきでしょうか。やっぱり大差ですかね?
担当の先生はこの女性のようです。集団生活は初めてなので、やっぱり泣いちゃいましたね。でもすぐに慣れるでしょう。
なぜ保育所に入れたのかと言いますと、お母さん(もうすぐ19歳になる下の娘)が仕事をすることになったからです。おばあちゃん(私の妻)が家に居るのであれば、お母さんに代わって面倒をみるのが普通でしょうが、病気があるので無理はさせられないのです。それに、自分たちの将来のために、娘もそろそろ仕事をしないといけないのです。
ところで、この保育所の費用はどれくらいだと思われます?お昼のご飯がついて、1か月1500バーツ(5000円くらい)です。朝は7時半から、夕方は5時まで、土日も休まずに預かってくれます。
公営の保育所はタイではそこら中にあります。日本の某大都市のように「保育所が足りない!待機児童がいっぱいいる!」と大騒ぎすることもありません。施設の安全性がどうの、先生の資格がどうのと言い出したら、そりゃ問題のある保育所も存在するかもしれません。でも、ないよりは遥かにいいですね。タイの女性は、ほとんどが仕事をしています。保育所はタイにとって不可欠な施設なのです。
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100人の園児に、15人の先生、保育料月額1,500B
保育時間10時間(7:30-17:30)、開園日数265日(365-30x3:補習は追加料金が必要とすると仮定)
【園の収支】
園の収入 1,500Bx100人x12人=△1,800,000B
光熱費・維持費 20,000Bx12月=▼240,000B
先生(事務・補助も含めて)の給与及び諸費 20,000Bx15人x12月=▼ 3,000,000B
生徒の食費・教材 30Bx100人x265日≒▼800,000B
ざっと計算しただけでも年2百万Bの補助がないと採算はとれないようです。
このように公金でサポートされている公営の保育園がゴそこいら中にあるチェンマイはさすがに国際観光都市です。
税収が豊かなようで、イサーンの人が聞いたら涎を垂らす事でしょう。
だからイサーンでは未だジジ・ババ保育園が主流なのでしょう。
もう一つだけ、
先生の資格はともかく、このような施設では「先生の性格」と「施設の安全性」とは分離できない最重要々素はだと思います。
「安かろう悪かろう」の弊害は直接、無我の子供たち向かうのですから。
子供が成人するまでの過程を全て仏の掌に託すのではなく、その間に子供がフィジカル・ハンディキャップを負う危険性を極力、排除してやるのが親(親が出来なければジジ・ババ)の努めだと思います。
どうでしょう。
運営経費は、人件費などがもうちょっと低いかもしれません。(1歳児が1500バーツですから)収入は全体としてはもう少し多いでしょう。いづれにせよ、相当の不足分は税金で賄われていることは確かですね。
公立の小中学校は義務教育ですから、給食費・教材費を含めて1か月500バーツくらいです。それに比べれば当然高いですね。
ところで安全性の事ですが、近所の保育所に関しては、タイの一般的な家庭とは比べ物にならないくらい、安全に配慮されている印象です。