今朝はチェンマイのイミグレーションへ出向き、はじめてビザ更新の手続きをしてきました。10時の予約でしたが、15分前に窓口へ行き、新しいビザが刻印されたパスポートを返してもらったのは、何と10時15分でした。随分スピーディーに処理してくれるので、驚きました。
私のタイ入国ビザは、2012年3月に東京のタイ大使館が発給した「OA」ビザでした。このビザは最初の入国時に1年間の滞在が許可され、ビザの有効期限内に一度国外へ出て再入国すると、何らの手続きもなしで、さらに1年間の滞在が許可されます。ですから、2012年4月にタイに移住して以来、まだ一度もイミグレでのビザの延長手続きを経験したことがありませんでした。
パスポートに刻印された新しい滞在許可です。2015年3月6日まで許可されています。ビザの延長は、期限切れの1か月前から手続きができます。私の場合、延長手続きは初めての経験でしたので、万が一書類に不備があったりして1発で許可されなかった場合のことなどを考慮して、期限切れ1か月ほど前の今日を選びました。
一般的には、ビザの延長手続は時間がかかり、下手すると半日以上潰れてしまうこともあるそうです。実際、私の知り合いのアメリカ人は、朝早く行ったにもかかわらず、6時間もかかってしまったそうです。そんな話をよく耳にしていましたので、私はイミグレのHPにあるネット予約を利用しました。
ネットでの予約のシステムは、Queue onlineと名付けられていて、100日前から予約できるようになっています(現在もそうなのかはわかりませんが・・・)。ですから、今日2月11日に手続きしようと思えば、去年の11月上旬に素早く予約を入れなければなりません。というのは、のんびりしていると、あっという間に一日の予約枠が埋まってしまうからです。
私の場合は、OAビザ、すなわちロングステイ・ビザの延長と考えていたのですが、タイのイミグレにはロングステイ・ビザというカテゴリーのビザはありません。あるのは就労ビザ、家族ビザ、学生ビザ、そしてリタイアメント・ビザなどです。私としては、「ロングステイ・ビザ」という名称をいたく気に入っていたのですが、残念ながらイミグレの担当官は「リタイアメント・ビザ」として認識していました。もちろん許可の内容は同じなのですが・・・
さて、必要書類等は以下の通りです。過去の体験者のブログ等を調べて参考にしました。書いている人によって、必要としている書類が微妙に違うので、ちょっと困りかけましたが、自分を信じて必要最小限にしてみました。
〇申請書 (様式 TM7) 1通 裏面に6×4の写真を貼り付け
留意点としては、「kind of visa」の欄は、最初に入国した時のビザを書きます。私の場合は「Non-immigrant O-A」となります。
次に入国に関する欄は、そのビザを使った最初の入国ではなく、直近の入国年月日等を記入します。
延長の理由欄は、どう書いたらよいのか参考になるような情報が見つからなかったので、自分のオリジナルの記述をしました。それを見た女性の係官は、一緒に行った妻に向かって「とっても可愛いことが書いてありますね」と微笑んで、私の英文をタイ語に訳して聞かせました。なぜ可愛いと言ったかというと、最初に「妻がタイ人なので、タイが大好きです」と書いたからではないかと思います。続いて、「タイ料理を含めてタイの文化も好きです。」と、「好きです」を重ねました。そのあとは、「2012年に日本での仕事をやめて、家族と一緒にチェンマイに住むことに決めました。できるだけ長くタイにいたいと願っています。」と書きました。2年前、東京のタイ大使館でビザを申請した時は、申請理由の欄には単に「Long stay」とだけ記入したのと大違いです。
〇パスポートとそのコピー
コピーするページは、顔写真のあるページ、最初のビザのあるページ、現在の滞在許可のあるページです。出国カードもコピーしました。
〇80万バーツ以上の預金の証明
手続きする前日に、銀行で残高証明書を発行してもらいます。発行手数料は100バーツでした。私の場合は去年3月からの定期預金を使いました。10か月定期なので、先月満期が来ていたのですが、もちろんそのまま解約せずに置いてありました。手続する日の3か月前から、継続して80万バーツ以上が預金されている必要があります。
普通預金の場合は、係官によっては、当日の残高を知りたがることがあるみたいですが、原則的には前日でOKのはずです。私の場合は、係官は通帳の現物には目もくれず、残高証明書だけに目を通していました。通帳の口座番号と名義のあるページと、残高が印字されているページはコピーする必要があります。
ちょっと話が横道にそれますが、もし預金が80万バーツに足りなければどうするか?原則は3か月前から継続して預金がないとNGとなっていますが、ここはタイなのです。「友達か誰かから、一日だけお金を借りて、自分の口座に入金しなさい」と指導している係官が実際いたそうです。私は信じられないのですが、イミグレでそのやり取りを目撃した人物が私のすぐ身近におります。
家族ビザの場合は、預金証明は40万バーツでよいそうです。また預金の証明ではなく、年金収入が規定の額に達していることが証明できれば、それでもよいそうです。年金額の証明は、在タイ日本大使館(領事館)に年金証書等の必要書類を持ち込んで発行してもらうことになります。預金+年金でももちろん大丈夫なようです。
〇健康診断書
運転免許証を申請するときに使う簡単な診断書でOKです。胸のレントゲンを撮る必要などまったくありません。公立病院なら50バーツで発行してくれます。私の場合、測定されたのは血圧と体重だけでした。「健康に問題なし」とか「健康」と書いてあれば、それでOKです。健康診断書が本当に必要なのかどうか・・・ちょっと疑問もあったのですが、提出したら返されなかったので、やはり必須のような気がします。
〇1,900バーツ
ロングステイ・ビザ、あるいはリタイアメント・ビザの利点は、用意する書類が少なくてすむことです。詳しくは知りませんが、家族ビザですと、相方の関係書類とか、自宅の地図とか、家族と一緒に写っている写真等も必要になるそうです。それに、たった15分ほどで、その場で発給してくれるのも、リタイアメントビザならではです。今日の担当係官は書類に目を通したり、書き込んだりしながら、妻の方を向いて何やら世間話を一言二言しただけで、結局私には何にも質問がありませんでしたので、ちょっと拍子抜けでした。磨きのかかったタイ語を披露できず、とっても残念でした(笑)。
やはりビザの即日発給というのは楽です。それに、ロングステイ・ビザ(リタイアメント・ビザ)は万が一家族が離散してひとりぼっちになっても、問題なく延長できますからね(笑)。
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お久しぶりの書き込みですね。お忙しい毎日なのでしょう。
ビザの申請、延長にはいろいろな情報が飛び交って、なかなかどうしてよいのか迷うところがありますが、こういう実際の情報は大変役に立ちますのでありがたいです。
近い将来、チェンマイに住みたいと思っておりますが、一番の気がかりはビザですから。
ま、最初は誰かに頼んだ方がよいのでしょうね。一度経験すれば、なんとか自分で出来そうな話も聞きますから。
その後、ゴルフの調子はどうですか?
息子さんとの対決もあれば聞かせてください。
子供の成長は早いですから、負けないように頑張ってください。(ファイト!)
ただし、5000バーツ取られます(イミグレ玄関の価格表には1900バーツと書いてあるのに)。他の外国人にも聞きましたが、5000バーツです。 この5000バーツの件で知り合いのファランが係員に強く抗議したことがあります。係員は殴りかからんばかりの権幕で怒り、延長はしてもらえませんでした。 彼はバンコクの担当部署にこの件をメールで送り、正式返答を迫りましたが、返事は来ませんでした。その後、彼はバンコク等他所で延長申請しています。ただし、旅費と滞在費で差額以上の出費になります。
その後、別のファランは自国の大使館経由で抗議したとも聞きましたが、結果は知りません。 私も今年4月に延長申請するので、その時結果(1900バーツか5000バーツか)がわかります。昨年は当然5000バーツと言われましたが、滞在許可がもらえないととても困るので、支払いました。
ゴルフは、息子はバスケットボールが原因で足に怪我、その数日後に、今度は鉄の門扉を閉める時に右手の指を2本挟んで怪我。よって、しばらくお休みでした。私も先週風邪でダウン。それよりも、どうやってスイングしてよいのか、この2~3週間は迷路に入りこみ、さっぱりでした。この3日ほど自分なりに手当てをして、明日メジョーで調子を見ることになっています。
ビザですが、一番楽なのは、ノービザか観光ビザで入って、すぐに業者に頼んでOビザを取得することでしょう。ただし、日本から送金して80万バーツ以上の預金が必要だったような気がします。
日本でOAビザ(もっとも価値があると言われるロングステイ・ビザ)を取得するのは、2012年3月頃に私の体験を詳細に書きましたように、書類を揃えるのはかなり大変ですし費用もかかります。でも自力でも十分できます。
タイでのビザ延長は、まったく手間も時間もかからないので、業者に頼むほどの仕事ではありません。
サムイでは5000バーツとは、あっと驚く情報です。ほんもののイミグレなのでしょうか?
健康診断書は、ほんとうに必要かどうか、今日係官に質問しておけばよかったですね。妻は、「もし病気になったらビザを延長できないなんて、ありえないでしょ」と言うのです。確かに、病気になった外国人は出て行け、というような非情な国は聞いたことがないですね(笑)。
私は毎年結婚ビザで延長してますが、でもそれほど手間はかからないですよ。最初の延長の時に保証人を連れて行く必要があったのが面倒なだけですね。家族写真は家の前2枚、家の中2枚だけで済むし、自宅の地図は毎年使いまわしてます。健康診断書も出せと言われたことはないです。一番のメリットは見せ金が40万バーツで済むこと。私にとってはこのお金の工面が一番心配の種なんです。。。
とりあえず家族がいる間は(笑)、結婚ビザで延長続ける予定です。ビザ情報とても参考になりました。
家族ビザは即日発給ではないとは聞いていましたが、1か月かかるんですね。その間に、何か調査でもしていることになっているんでしょうか。
できれば日本のように、毎年更新ではなく、滞在ビザの有効期間が3年くらいに延びるといいなあと思います。
健康診断書を出したのは運転免許の、申請と更新時の時ぐらいかな。
「延長の理由」の話、とても微笑ましい内容ですね。実は私も同じような事を書いています。「子供がチェンマイの学校で勉強しています」とか、「妻の生まれた国が大好きです」など・・・
本来なら私は配偶者ビザなのですが、どう間違ったのか退職者ビザになっていた、という体験があります。日本からは配偶者ビザでチェンマイに来ました。最初の延長手続きの時は、家や車の購入資金が口座に有りましたので、係官が気を利かせたて、手間暇の掛らない方を選んでくれたのかな?と、今では思っています。しかし、申請書類は婚姻関係も含めて数年間提出していましたが、ある時、「これは不要だ」と、返してくれたので、何故?と訊いて、全てが分かった次第です。
イミグレで確かめたわけではないですが、ビザ延長申請時の健康診断書は提出する必要がなくなっているようですね。係官が返してくれてもよさそうなものですが。
更新された滞在ビザには、明確に「何ビザ」とは書いてないので、わからないですね。
しかし、滞在許可のカテゴリーはそうそう簡単には変更できないと思っていたですが、どうやら適当なのかもしれませんね。そういえば、最初に東京のタイ大使館でビザ申請するときも、係官は「奥さんがタイ人の場合は、OAビザでも、結婚ビザでも、どちらでもいいです。お好きな方を申請してください」と言っていたのを思い出しました。