毎日夕方に雨が降り、ひところの猛暑がおさまって朝夕は過ごしやすくなってきました。とはいえ、夏、真っ盛りのチェンマイです。毎日夕方になると飲む1本のビール(40バーツ、約100円)がこれほどおいしいと思ったことは、私のこれまでの人生でありません。
さて、今日のわが家です。浴室をのぞいた妻が、「お父さん!ちょっと来てよ!」と大声を出しました。一体何事かと駆けつけますと、「これじゃあ、お父さんが年取ったら、入れないでしょ・・・」
バスタブの位置が高すぎます。床はまだ10センチくらい、この写真よりも高くなります。それでもバスタブの上部まで60センチ以上になります。しかも高さの問題だけでなく、バスタブの周りのレンガが二重になっていて周縁部の幅が広く、より一層入りにくくしているのです。子供も入るでしょうし、妻が心配するように、年寄りには辛すぎます。足が上がらなくなったら、もう入れません。
監督さんを呼んで検討しました。監督さんも、高すぎることはあっさりと認めました。でも、下に配管があるので、バスタブの位置を今から下げられないというのです。要するに、配管工事の詰めが甘かったのです。また壊して配管からやり直せと言うかどうか・・・初めて直面する「問題発生」です。それはこの部屋全体のやり直しを意味することくらい、素人の私でも分かります。
昔の日本なら、60センチくらいの高さのバスタブは異常でも何でもなかったと思います。最近の日本は高齢者に優しい住宅が造られていますので、バスタブの高さは低めに設定されることが多いのです。それに慣れている目からすると、とても容認できる高さではありません。
せめて45センチくらいにしてほしいと言うと、監督さんは「何とかします」と言うのです。でも「何とか」の中身がはっきりしません。「階段を一段付けますか?」と私が思いつきを提案すると、監督さんはそれに飛びつきました。
バスタブの高さにこだわりがあることを念押ししなかった私に責任があります。そんなのは常識だと考えていたのです。日本の常識はタイでは通用しません。バスタブまでのアプローチに階段を付ける?そんなの、まったく私の趣味には合いません。かといって、トイレ・洗面の部分を含めたバスルームを基礎から全部やり直せと命じるほどの暴君になれるか?ここまでの職人さんの仕事を否定するような強引なやり方は、私に似合わないと気づくのに時間はかかりませんでした。
ということで、わが家の浴室は、階段を1段上ってバスタブに入ることもできるし、毎日のエクササイスだと思って、「高さ60センチの壁」を「よっこらしょっ」と乗り越えて入ることもできる、特別製の浴室になろうとしています。おかげでシャワーのスペースが少し狭くなりました。笑いたくないけど、笑ってすませることのできる範囲の問題だと思うことにしました。
もう一つのシャワールームは順調に床のタイル貼りの工程に入っていました。もちろん滑らないタイルを使っています。
今日から家の内壁の塗装も始まりました。寝室は、子供たちの好みに合わせて部屋ごとに色を変えました。みなさんなら、どの色の部屋がお好きですか?
リビングです。クリーム色というのでしょうか。主寝室なども同じ色です。実際の色はこの写真より少し黄色っぽいです。
薄いブルー。息子の部屋です。とにかく彼はブルー系が大好きですので。中々素敵です。なにより涼しそうでいいですね。
ピンク系のつもりだったのですが、結果はオレンジ系ですね。中学3年になる二番目の娘の部屋です。これもいいですね。
グリーン系は一番上のお姉ちゃんのために用意した部屋です。私の好みでこの色にしました。もちろん、私はこの色が一番好きです。
色塗りは3回重ねで行われます。ですからこの1回目は、見るからに試し塗りの感じで、あっという間に終わりました。部屋ごとに色を変えてよかったと思います。5年くらいすると、子供たちの色の好みも変わるかもしれませんので、全面的に塗り直すかもしれません。それも、また楽しみになりますね。
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要するに床の上にバスタブを置くだけで、排水はシャワールーム床に垂れ流されるわけです。文字通り ห้องน้ำ です。
家内の実家にあるやつは西欧式なので浅いのですよ・・・
うちは主寝室にはジャグジー、子供部屋には
普通のバスタブをつけ、
私の仕事部屋にあったバスタブは取り外して、
シャワールームにしました。
高さは子供部屋の分が結構あったのですが、
それは子供用なので、問題ないとスルー。
主寝室のほうは、同様に私が歳をとったときを考えて低くさせました。
それと、バスタブの周囲にあまり余分なスペースを作りすぎると、バスタブを使った後の排水の問題にならないかは、ちょっと心配です。
水周りは結構密な打ち合せ必要ですからね。
他に天井は塗装ですが、壁は全面クロスです。
ブアになれば、張替えすればいいと私は考えました。
他に余談ですが、ドア(玄関や各部屋の)。
ドアは値段にもよりますが、
※うちは2回ドアを変更しました。途中でクレームを入れて。もちろん値段もUPです。
閉めたときに「バタン!」とでかい音がするのがいやなんです。
ですから、框のところに防音材を入れたりとか、できるだけ重量感のあるドアをつけたりとか工夫もしました。
日本人的なちょっとしたアイデアを
加えてやることで、まったく違ってくることもありますよ。
私は設計段階からかなり陣頭指揮をとりましたので、タイ人のインテリアデザイナーがびっくりしていましたね。
本当の意味でこれからが本当の戦いですよ!
私はCOTTOの一番深そうなものを選びました。
職人さんを信頼することと、チェックを入れることは矛盾しないと考えて、きっちりやるべきですね。
ありがとうございます。
深めのバスタブがよければ、レンガとコンクリートとタイルで、いかようなサイズのバスタブでも大工さんが作ってくれます。うちもそうすればよかったかなと、今にして思います。
それにしてもバスタブが手作りできるというのは盲点でした!
情報ありがとうございました。