久しぶりに家族5人そろって遠出しました。目指すは、タイで一番高い山、ドイ・インタノンです。チェンマイの南西にあり、自宅からは車で2時間ほどです。
(標高2300メートル付近)
ドイ・インタノンは標高2,565メートルあります。珍しい高山植物が自生している場所として、また中腹にはアカ族、カレン族などの山岳民族が暮らしている地域としてよく知られています。
標高1,500メートルを過ぎたあたりから、セミの合唱を耳にしました。地上では9月になってセミの声を聴くことはありません。道路端に車を止めて耳を澄ますと、2種類のセミの声が聞こえてきました。日本で言えば、ミンミンゼミにあたるセミと、2000メートルあたりでは、おそらくエゾゼミのようなセミが集団で鳴いています。残念ながら、高い木の、しかも上の方で鳴いているので姿は確認できませんでした。
道路はよく整備されていて、頂上付近まで車で行くことができます。しかし、さすがに急な坂が続き、オートマチックのギアはず~っとセカンドギアのままでした。道がほとんど平坦になったと感じても、ギアはセカンドのままです。マニュアルに切り替えてサードにしようとしてもギアが入りません。はじめは車のミッション系統があまりの急な坂道のために壊れたのかと思いました。それくらい急な坂なのです。
セカンドでも苦しくて、ほとんど止まりそうになった所がありました。私は、日本でもローギアで山道を登った経験がなかったので驚きました。とにかく、一級の山です。
ドイ・インタノンの頂上付近です。わが家の白い三菱パジェロが左に見えますね。今日お昼ごろの気温は、何と摂氏14度でした。地上より15度も低いんですよ。しかも、ほかの場所は晴れているのに、ここだけ冷たい雨が降ってきました。
小雨を避けて、車の中で昼食をとりました。SUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィーイクル)車はこういうときも便利です。
今朝になってから、急に山に行くことを決めたので、妻が大急ぎで支度した昼食の一部です。色の付いた野菜がないんですが、ありふれた食べ物でも、山で食べると格別においしいから不思議です。
山頂には天体観測施設がありました。ただし、一般人は簡単には入れないようでした。
例によって、写真好きの2人がポーズです。でも、私は彼女たちのポーズの瞬間をわざと外して撮る趣味がありますので、こうなります。
午後1時過ぎには山頂をあとにして下山をはじめたのですが、中腹にこそ見どころがありました。それは、また明日ご紹介することにしましょう。
途中の滝で小休止。もうひとつの滝が素晴らしかったんですよ。はじめボカシを入れない写真を使ったんですが、やっぱり恥ずかしいので差し替えました。
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