楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

カオヤイ旅行記(1)

2013-04-14 21:58:06 | タイの暮らし

ちょうど1週間ぶりのエントリーとなります。4月8日から今朝未明まで、妻の実家のあるカムペンペットと、野生の動物が見られるという自然の宝庫・カオヤイ国立公園などへ遊びに行ってきました。

カムペンペットに1泊して、4月9日火曜日の朝9時半、車2台でカオヤイに向けて出発しました。わが家の上の娘は同行しませんでした。彼女は、一緒に居るフィアンセの実家がコラート(ナコーン・ラチャシーマ)にあるので、先日カオヤイにも行ったばかりだったからです。カムペンペットからは、妻の妹1人と中学生の男女2人、それに学校の先生をしている従妹と、そのフィアンセの5人が同行することになり、わが家と合わせて9人の編制となりました。

カムぺーンから1号線を南下してバンコク方面に向かうと、3時間足らずでロッブリーという街に達します。一般には、お猿さんが我が物顔で跋扈(ばっこ)している街として知られています。有名なクメール寺院もあります。お昼も食べていなかったので立ち寄ることにしました。

これが、かの有名なプラン・サムヨートというクメール遺跡です。観光用の写真で見るのとは大違いで、市街地のど真ん中にあります。

猿に占領されてしまった寺院とか、猿の惑星とか言うようですが、猿が占拠しているのは外側だけで、内部には人間しか入れません。

中にはクメール王朝が栄えた頃に造られた仏像がたくさんありました。でもご覧の通り、首から上はなくなっています。切断されて海外に持ち去られたのだそうです。

遺跡のガイドの男性に「お腹が空いた」と呟いてみたら、「すぐ近くにおいしいラーメン屋があるから連れて行ってあげる」と言って、親切にも案内してくれました。観光客相手のあやしげな店ではなく普通のお店でした。

場所は、遺跡の外観写真をこの店の前から撮ったと言えば分かるでしょうか?要するに、クメール遺跡の目と鼻の先です。

一番のおすすめはアヒルのクイッティアオです。確か35バーツ(110円くらい?)だったと思いますが、量も味も、文句なく良かったです。やや大袈裟に言えば、このラーメンを味わうためだけでも、ロッブリーに立ち寄る意味があるかもしれません。

さて、ロッブリーで1時間余り過ごした後、市内のロータリーを2か所通過して1号線に戻り、カオヤイ方面を目指しました。1号線から2号線に入る途中、GPSのナビゲーションには存在しない新しいインターチェンジが作られていて、何度もその付近でUターンを繰り返したりして、やっとの思いで2号線に入りました。

9日は一応平日でしたが、すでに休暇を取ってバンコクからイサーン方面へ帰る車が多かったのでしょうか、途中からかなりの渋滞に巻き込まれました。バンコクからイサーンへ向かう道路は2号線がメインなので、普段から渋滞するのかもしれません。それと、きつい上り坂でノロノロ運転する大型車が異常に多いというのも渋滞の原因になっているようでした。

この日はパクチョンからカオヤイ方面に15キロほど入ったところに宿を予約してありました。タイの大型連休のこの時期、よさそうなホテルはほとんど満杯で、やっと見つけたのは比較的新しいバンガロー形式のリゾートでした。名前は、Baan kinlom chom daw Khao Yai。「空気がきれいで星が良く見える宿」というような意味でしょうか。ダブルベッドの部屋(1泊1000バーツ)を2部屋とり、5人と4人に振り分けました。

(左が妻、右が従妹のカップル)

わが家の4人が一部屋に一緒ではなく、私と妻と息子、それに妻の妹とその息子の5人が一部屋で寝ました。もう一部屋には、従妹とそのフィアンセ、そして中学生の女の子2人の4人です。マットレスとタオルケットを1組だけチェンマイから持参して、現地で一組だけ借りました。

ダブルベッドの2部屋に9人も泊まるところは、いかにもタイ的です。私は狭い2部屋では無理だ主張したのですが、ほかの大人4人も、そしてホテルの人も、まったく意に介さずでした。ただし朝食は4人分だけで、あとの5人は追加料金を払わなければ食べられませんでした。これは当たり前ですね。

さて初日の夕食は、なかなか雰囲気の良いレストランへ行きました。従妹のフィアンセが友達から聞いたというレストランです。パクチョンからカオヤイへ通じる幹線道路に面しており、泊まったリゾートからは10キロくらいのところにありました。名前はThe Smoke House。ご覧の通り、大きな建物全部がレストランです。屋外にも座席が広がっていて、数えていませんが、ざっと見たところオープンエアだけでも200人くらい座れそうでした。私たちは、一段高い庭席の一番見晴らしの良い席へ案内されました。予約したわけではないのに、うまい具合にピッタリ9人の席があったのです。

このレストランが何料理の店なのか、従妹のフィアンセも知りませんでした。マイペンライなのです。オーストラリアの大学にも留学した男なのに、いかにもタイ人らしいですね。メニューを見ると、基本はイタリアンで、それにタイ料理も少しメニューに加えてありました。一品の値段は250~350バーツが多く、イタリアンレストランとしては、まずまずリーズナブルと言えるでしょうか。多角的に商売をしている従妹のフィアンセが「ここは払います」と先に言ってくれました。2泊分のホテル代4000バーツを私が払いましたので、遠慮なくご馳走になりました。

このピザは一級品でした。子どもたちはカオパット(タイの焼き飯)の方を好んで食べていましたが。

料理の名前は忘れましたが、鶏料理や貝料理もおいしかったです。注文した品数は6つで、控え目なオーダーだったせいか、お値段は全部で2000バーツほどでした。私一人、ハイネケンの生ビールを遠慮して1杯だけいただきました。

ところで、妻の従妹はなかなかチャーミングな女性です。公立学校の教員ですから公務員ですね。将来を保証されています。たまたまでしょうが、フィアンセの両親もそろって教員をしていたそうです。公務員なので多額の年金をもらえ、今はカムペンペットの田舎に、わが家の100倍以上の広い土地を持って悠々自適の生活を送っているそうです。そしてフィアンセ本人は30代前半ですが、小さな商社のような流通業を自分で営んでおり、カオヤイでの3日間も、朝早くから携帯電話でビジネスの指示を部下に出したり、銀行が開くのを待って送金手続きをしたり、リゾート地にいながら毎日夕方までは忙しく働いていました。私も、今は昔ですが、24時間働いているような時期があったような気がします。(つづく)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいですね (海外暮らし)
2013-04-17 09:01:47
カオヤイは私も大好きです。
そのイタリアンは外から眺めて良いな~と思ってましたが、
タイ人夫はこの手のお店が苦手なので誘えず。

自営業者+公務員カップルは最強だと思います。
お幸せに!
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海外暮らしさんへ (うさぎ)
2013-04-17 15:44:17
コメントありがとうございます。
いい雰囲気のお店ですが、バスケットに入ったパンがあまりに貧弱で、店の格とまったく釣り合っていませんでした。

なるほど、公務員同士のカップルよりも、うまく世の中をわって行けそうですね。



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