絵はケミストリー∞色彩の神秘を求めて!

示現会、ハマ展、アトリエ・コパン展等に発表した油彩画を展示しています。今後新作も展示します。

作業船(川崎塩浜) 100号油彩

2023-03-16 17:22:24 | 示現会

川崎塩浜の小島新田の石油化学コンビナート群がある湾内に、停泊している船などを修理する作業船である。川崎らしい少しスモッグの混じった曇り空で、修理作業から帰ってきた作業船が一服しているところである。工場従業員も、仕事が終わって工場から出た時、この船を眺めながら、ご苦労さんと言って、帰路につくのである。


遠賀川源流(大隈 桑野)30号油彩

2023-03-09 18:17:58 | コパン展

紀元前200年頃、中国から有明海経由で佐賀に上陸した徐福一団が吉野ケ里に集落を作った。それから100年後、大陸から渡来して来た物部族が九州の限界灘一帯に上陸し、その中の一つの物部族が大勢力に成長する。さらに、紀元前後に宗像族が天皇家の祖先天孫族を擁立して、博多湾の香椎から宗像の地にかけて上陸する。この物部族と宗像族が、天皇族を擁して、南の筑紫平野に移動を開始する。遠賀川を遡上し、稲作を普及しながら、その源流部の山を越え、小石原から、筑後平野、久留米、八女へと進出を図った。

 

 

 

 

 


雨上がりのブルージュ(ベルギー)100号油彩

2023-03-09 17:01:30 | 示現会出展

中世の街並みがそのまま残ったブルージュには、町中に運河が巡らされているが、その一角を雨上がりに捉えた作品である。カレンダーにも採用された作品である。

ブルージュはヨーロッパの貿易の中心として、船による輸送が盛んに行われていた。その後、貿易の中心がハンブルグやアムステルダムに移ったため、衰退してしまった。見捨てられたことによって、その後の、幾度もの戦果を逃れ、中世の街並みがそのまま残ることとなった。そのことが幸いして、近代になって、観光都市として注目されることとなった。