遠くに商業センターの塔が見える運河の中心みたいなところです。運河が開けて広くなっています。みんなこの場所でほっとしながら、休んだりした所でしょう。静かな水面を見てると、のんびりすることができます。
昔の税関跡です。ここで荷物の検査をして税金を取り立てていました。周りにはいろんな花が咲き乱れて、これから夏を迎えて賑やかな季節の到来を感じます。
ブルージュは運河が巡っているため橋が多い。昔からの石の橋が苔むして、古い赤レンガの建物と良く調和しています。船で町の至るところを周遊することができます。この運河は海と繋がっていて、北欧やイギリス、地中海域などから運ばれる物産がここで陸揚げされていました。船着き場は町の至る所に設けられていました。この絵はその橋の一つで宣教師の石像が建てられています。初夏の日差しを浴びてゆったりと運河を巡るのにいい時期です。
示現会に出品した作品です。中世ヨーロッパの中心的な貿易都市として発展した(1700年頃)町です。その後、商業の中心がハンブルグやアムステルダムに移行し、取り残されてしまったため、幸いにも、あらゆる戦火にも会わず、手も付けられず昔の街がそのまま残ることができました。戦後、北のベネチアとして人気の観光都市となったそうです。この町はどこも絵になる風景で、画材に事欠きません。ブルージュをテーマに何枚も絵を描くようになりました。その中の私の好きな一枚です。
川崎駅を裏から見ると、きれいになった近代都市と背中合わせに古ぼけた街並みが残っています。前から住んでいる人達の変わらぬ毎日の生活がそこにはあります。この対照的な風景は、人間の営みが環境に関係なく変わらないことを教えているようです。
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