男泣き

　実に営業所のメンバーの１／３ものメンバーが集まった。

　他の営業所から遥々、渋谷まで足を運んだ部長もいた。

　夏と共に、一人の仲間が巣立って行った。

　２６歳の男の子…。年齢はオレとタメ。

　ちなみに、彼は学生だ。

　さて、本題。。。

　実は彼、ウチの会社でアルバイトを始めて、１年と９ヶ月。

　来年に迫った卒業と、故郷に戻って就職するという理由で、本日８月末をもって退職した。

　その彼の…、１年９ヶ月間という短い在籍期間の彼の為に

　営業所の１／３ものメンバーが“杯を交わす”ために集まったのだ。

　ヒトの周りにはヒトが集まる。

　でも、普通の人じゃあ、これだけの人数は集まらないだろう。

　やっぱ、“人柄”なんだよね。。。

　中身（本質）なんだよね。。。

　長さとか、ホントに関係ないんだよね。。。

　宴も酣…〆の挨拶。

　彼の目には涙が浮かんでいた。

　彼は最後にこんなコトを言っていた。

　「昨日、初めて気付いたことがあるんです。」

　「オレやっぱ、この会社辞めたくないんだって・・・」

　

　健全な肉体には、健全な精神が宿る。

　

　また、一緒にボール蹴ろうや！

　ちゃお。


　まっ・・・

　オレが会社から去るトキ、どれだけの人達が見送ってくれるのか、

　ふと考えた自分がいた。。。