【MTG】プレインズウォーカーの導き

元祖トレーディングカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」を堪能するブログです。目指せプレインズウォーカー!!

【カード考察】【XLN】殺戮の暴君(さつりくのぼうくん)

2019-03-10 18:22:18 | カードゲーム

今回考察するカードはこちら!

 

 殺戮の暴君 (4)(緑)(緑)

 

 


クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
この呪文は打ち消されない。
トランプル、呪禁

 

7/6

 

これはもう考察なんていらない一枚ですよね。

うん、ふつうに強い!

 

とまぁ両手を挙げて称賛するカードなんですが、一応簡単に解説を。

 

緑にはよくあるパーミッション対策の「打ち消されない」を筆頭に、「呪禁」まで持っちゃってるので、コントロールデッキにとってはまさに宿敵。

 

しかも「トランプル」というチャンプブロックを貫通する能力まで持っているので、かなりアグレッシブなデザインになっています。

 

対応策としては出る前に捨てさせる、というのが一番被害は少ないのですが、まぁだいたい出ちゃいますね・・・

 

スタンダードな対処としては、「ケイヤの怒り」などの全体除去や、超全体火力である「絶滅の星」、プレイヤーを対象に取る「残骸の漂着」あたりになると思われます。あと横並びしていないのなら生け贄も有効です。

 

ほんと出た瞬間に舌打ちしたくなるくらい、存在感の強いカードです。どんどん使いましょう!

 

 


【カード考察】【RNA】生体性軟泥(せいたいせいなんでい)

2019-03-10 18:13:48 | カードゲーム

今回考察するカードはこちら!

 

生体性軟泥 (3)(緑)(緑)

 

クリーチャー — ウーズ(Ooze)
生体性軟泥が戦場に出たとき、緑の2/2のウーズ(Ooze)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしている各ウーズの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
(1)(緑)(緑)(緑):緑の2/2のウーズ・クリーチャー・トークンを1体生成する。

2/2

 


スライムことウーズ。

これまでにもスライムと侮れない高スペックのムニョムニョは世に出てきましたが、これもそんな一枚です。

 

一見すると5マナで2/2と割りに合わない印象ですが、場に出た時に2/2のトークンを増やしてくれるので、実質5マナ4/4ということになります。
 
 
しかも出たターンを無事に生き残れば3/3になるので、この時点で5マナ6/6と十分に採算の取れるサイズ感になってきます。
 
 
回避性能はありませんので、4マナで増やしていき、数で押し切る運用になりますね。
 
除去耐性がない部分については、前半で相手の火力や除去を使わせるように誘導しつつ着地させると、窮地に追い込むことができます。
 
実際手札にあると「なんとかなる気がしてくる」カードの1枚なので、ぜひ使ってみて、盤面をムニュムニュにしてあげてください。
エフェクトの音がまた痺れる・・・

【カード考察】【GRN】弧光のフェニックス(ここうのふぇにっくす)

2019-03-10 17:25:22 | カードゲーム

今回考察するカードはこちら!

 

 

弧光のフェニックス (3)(赤)

 

 


クリーチャー — フェニックス(Phoenix)
飛行、速攻
あなたのターンの戦闘の開始時に、このターンにあなたがインスタントかソーサリーである呪文を3つ以上唱えていた場合、あなたの墓地から弧光のフェニックスを戦場に戻す。

 

3/2

 

相場:3400円

 

相場からお察しの通り、いわゆるトップレアカードですね。

 

基本スペックの4マナ3/2の飛行と速攻

フェニックスには良くある組み合わせですが、フェニックスあるあるの復活が強烈ですねー

 

インスタントかソーサリーを3つ以上唱えると、チチンプイプイ復活いたします。

 

現環境だと、赤単赤青イゼットあたりの採用率が高いでしょうか。

赤単アグロだと、遁走する蒸気族とシナジーがかぶるのもなかなか良さげ。

 

アグロやビートダウンの加速役としては非常に優秀なカードですし、火力切れを疑似的に防止してくれる1枚でもあります。

 

それにしても、アリーナじゃないと手に入らない雲の上のカードですよねー・・・金額的に。

 

ちなみに使われる側として対策を講じるなら、やはり追放系がベストでしょうか。

あとはこちらが攻め込んでいる局面だと攻撃に回せなくなるので、出来るだけ機先を制しておきたいところです。

 

ぜひ何枚か積んでおきたいカードです。

 


【アリーナプレイ日誌】赤緑恐竜 vs 赤黒ラクドス

2019-03-09 16:11:04 | カードゲーム

さて、可能な限りわたしのプレイ状況も記事にし、特に初心者や中級者のための情報源にしていきたいと思います。

 

基本的にわたしは課金していませんので、初期デッキを改良しつつのプレイです。

課金するガチ勢の方が読んでも面白くはないと思いますので悪しからず。

 

ということで今回使ったデッキは、公式からもらえる赤緑のデッキ「赤緑恐竜」です!

赤緑恐竜のラインナップはこちらをご参照ください。

 

赤緑恐竜の基本戦術

 

基本的な戦術は、マナソースを盤面に展開しながら、恐竜を出しまっくて殴る蹴るの暴行を加えて勝つ!といういたってシンプルなデッキ。

 

あまり戦略的な攻防戦向けではないんですが、加速し始めると地味にエグイ。

 

代わりに、赤緑にありがちな「手札があばばば」にも良く陥るので、そういったところは優良カードに置き換えていく必要があります。

 

今回は何もいじらずにプレイ。

対戦相手は「赤黒ラクドス」です。

 

赤黒ラクドスのメカニズム

 

メカニズムは、「組み直しの骸骨」や小粒クリーチャーを盤面に出しながら、「間に合わせの砲弾」「墓地解放」の組み合わせで自軍を増強しながらの砲撃、という仕組み。

 

ついでに相手のクリーチャーを奪取する反逆系カードも入っているようでした。

おそらく対処できないファッティなどが出たら奪取からのサクりということなのでしょう。抜け目のない感じです。

 

組み直しの骸骨 (1)(黒)


クリーチャー — スケルトン(Skeleton) 戦士(Warrior)
(1)(黒):あなたの墓地から組み直しの骸骨をタップ状態で戦場に戻す。

1/1

 

間に合わせの砲弾 (1)(赤)


エンチャント
(1),アーティファクト1つかクリーチャー1体を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。間に合わせの砲弾はそれに1点のダメージを与える。

 

墓地解放 (3)(黒)(黒)


エンチャント
あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。

 

対戦状況

 

最初の手札

さて、最初の手札はまぁまぁな感じでした。

とりあえず「稲妻の一撃」が打てるのと、土地があと1枚引ければ結構動けますのでそのまま続行。

 

序盤

ちょっと見えにくいですが、ジュディスの陰に見えるカードが「間に合わせの砲弾」です。

いよいよジュディスが出てくるとダメージレースで負けてしまうので、ここは「ショック」で焼き殺します。

ただし、ジュディス自身もサクられて飛んできますね・・・

というか相手の引きがすごくいい・・・

 

中盤

そしていよいよ出てきた「墓地解放」

ここでこれを展開されたら非常に厳しい。

なんせ中盤からは土地しかこない「手札あばばば」状態に突入していました・・・

相手はすでに「組み直しの骸骨」を2枚も引いてました。

 

終盤

最後は「反逆の行動」で我が子を奪われてのフィニッシュでした。

 

反省会

引きが悪かったとはいえ、なかなかシナジーが強烈なデッキでしたね。

 

特に「間に合わせの砲弾」「墓地解放」「組み直しの骸骨」の組み合わせは邪悪そのものですね。

 

さて、この「赤黒ラクドス」の弱点はなにか?

 

まずは「戦術的弱点」としてはこんな感じ。

 

1.呪禁持ち→砲弾の対象や反逆系のカードで奪取できないので、チャンプブロックでしのぐしかなくなります。

2.エンチャント破壊→間に合わせの砲弾でキーカードだったので、これを破壊されるだけでも大きくテンポを崩します。

3.追放系→組み直しの骸骨など再利用を封じられると機能不全を起こしますね。赤黒はエンチャント破壊がないので。

4.墓地封印→これも組み直しの骸骨対策ですね。

 

続いて「戦略的弱点」としてはこんな感じ

 

1.アグロで力押し→盤面をそろえる前に自軍が全滅

2.ビートダウンで力押し→同じく盤面がそろうまえに押し切られる

 

コントロールは相性悪そうですね。パーミッションしても復活するしバウンスやタップしてもサクってくるので。

 

ということで、フリーマッチ戦で勝ち点を伸ばしたいなら、こんなところを採用してもよろしいのではないでしょうか。

 

「エンチャント破壊内蔵クリーチャー」の採用

 

再利用の賢者 (2)(緑)

クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
再利用の賢者が戦場に出たとき、アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とする。あなたはそれを破壊してもよい。

2/1

 

打ち壊すブロントドン (1)(緑)(緑)

クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
(1),打ち壊すブロントドンを生け贄に捧げる:アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。

3/4

相手がエンチャントを採用しているのかも不明ですし、恐竜デッキとなればやはり後者でしょうか。タフネス偏重なのも頼もしい。

 

「墓地対策機能内蔵クリーチャー」の採用

 

貪る死肉あさり (2)(緑)

クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
貪る死肉あさりが戦場に出るか攻撃するたび、墓地からカード1枚を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。これによりクリーチャー・カードが追放されたなら、あなたは2点のライフを得る。これによりクリーチャーでないカードが追放されたなら、ターン終了時まで、貪る死肉あさりは+1/+1の修整を受ける。

3/2

 

沈黙の墓石 (1)

アーティファクト
墓地にあるカードは呪文や能力の対象にならない。
(4),(T):沈黙の墓石と、すべての墓地からカードをすべて追放する。カードを1枚引く。

 

歩哨のトーテム像 (1)

アーティファクト
歩哨のトーテム像が戦場に出たとき、占術1を行う。(あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
(T),歩哨のトーテム像を追放する:墓地すべてからカードをすべて追放する。

 

こちらもやはり恐竜デッキとなると「貪る死肉あさり」が良いでしょうねー。レアなんですけど。

 

フリーマッチは1戦しかないので、最初からサイドボードに採用するカードも入れておかないと対処できない場合があります。

 

まぁ「相手が悪かった」とすんなり諦められるのであればそれもまた良し。

 

改良の一案としてご参考になればこれ幸いでございます。


【カード考察】策略の龍、アルカデス (さくりゃくのりゅうあるかです)

2019-03-08 08:20:05 | カードゲーム

さて、今回のカード考察はこちら!

 

策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist (さくりゃくのりゅうあるかです)

 

(1)(緑)(白)(青)

伝説のクリーチャー — エルダー(Elder)・ドラゴン(Dragon)

飛行、警戒

防衛を持つクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、カードを1枚引く。

あなたがコントロールしていて防衛を持つ各クリーチャーはそれぞれ、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振り、防衛を持たないかのように攻撃できる。

3/5

 

まずストーリー的なところから見ていくと、基本セット2019においては、エルダードラゴンのサイクルとして登場しています。

 

2019はマジック界におけるゴッド・ファーザーこと「ニコル・ボーラス」の出自に関わるストーリーが中心なのかと勝手に推測していますが、そんな覇権争いに参加したドラゴンの一体が、アルカデスなんでしょうか。

 

ちなみに、同じ名前のエルダー・ドラゴンが過去のエキスパンションにも収録されていました。

 

アルカデス・サボス/Arcades Sabboth 

 

 (2)(緑)(緑)(白)(白)(青)(青)


伝説のクリーチャー — エルダー(Elder)・ドラゴン(Dragon)

飛行

あなたのアップキープの開始時に、あなたが(緑)(白)(青)を支払わないかぎり、アルカデス・サボスを生け贄に捧げる。

あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーは、それが攻撃していないかぎり+0/+2の修整を受ける。

(白):アルカデス・サボスはターン終了時まで+0/+1の修整を受ける。

7/7

 

ビジュアル的には今回のアルカデスとは異なるようですので、おそらく兄弟なのではないかなと思います。

ちなみにエルダードラゴンたちは、通称の名前とは別に下の二つ名を持っているそうです。それを知っているのは本人か近しい間柄のみだとか。

 

かのニコル・ボーラスについては、双子であるウギンと名前が折半されたらしく、下の二つ名である「ボーラス」は自分で付けたらしいです。なんだか納得の背景。

 

 

ではカードの性能、テクニカル面を考察していきたと思います。

 

まず基本スペックである、4マナ3/5で飛行と警戒は文句なしのハイスペックです。特にタフネスが火力の射程範囲である4を超えているのがグッド。

色の拘束がきつめですが、多色環境なのでそこまでの制約にはならないでしょう。

 

さて肝心の防衛持ちに対する好待遇能力を見ていきます。

 

1つ目は防衛持ちにキャントリップを付与するドロー能力

2つ目は「厳戒態勢」を内包した能力。

 

厳戒態勢

 

High Alert / 厳戒態勢

(1)(白)(青)

エンチャント

あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。
あなたがコントロールしているクリーチャーは、それが防衛を持たないかのように攻撃できる。
(2)(白)(青):クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。

 

防衛と言えば壁クリーチャーですが、果たして現環境において「壁」はどのくらいいるのでしょうか?

アルカデスのカラーに合わせて調べた結果は以下の通りです。

 

 

悠久の壁/Amaranthine Wall  (4)


アーティファクト・クリーチャー ― 壁(Wall) DOM, アンコモン
防衛

(2):ターン終了時まで、悠久の壁は破壊不能を得る。(ダメージや「破壊」と書かれた効果では、それは破壊されない。)

0/6

 


煌めく障壁/Gleaming Barrier  (2)

アーティファクト・クリーチャー ― 壁(Wall) RIX, コモン
防衛

煌めく障壁が死亡したとき、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ無色の宝物(Treasure)アーティファクト・トークンを1つ生成する。

0/4

 


落とし格子の蔦/Portcullis Vine  (緑)

クリーチャー ― 植物(Plant)・壁(Wall) GRN, コモン
防衛

(2),(T),防衛を持つクリーチャー1体を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

0/3

 


怪しげな書架/Suspicious Bookcase  (2)

アーティファクト・クリーチャー ― 壁(Wall) M19, アンコモン
防衛(このクリーチャーでは攻撃できない。)

(3),(T):クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。

0/4

 


迷える思考の壁/Wall of Lost Thoughts  (1)(青)

クリーチャー ― 壁(Wall) RNA, アンコモン
防衛

迷える思考の壁が戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上からカードを4枚自分の墓地に置く。

0/4

 


霧の壁/Wall of Mist  (1)(青)

クリーチャー ― 壁(Wall) GRN, コモン
防衛

0/5

 


蔦の壁/Wall of Vines  (緑)

クリーチャー ― 植物(Plant)・壁(Wall) M19, コモン
防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)

到達(このクリーチャーは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。)

0/3

 

とまぁこんな感じです。

ほかにも防衛持ちのクリーチャーもいますので、そういったものも合わせると、デッキ構築するには十分な種類になると思います。

 

ただし、完全にキーカードに頼ったデッキになるので、アルカデスや厳戒態勢がなくなれば何もできない紙束デッキになります。

構築においては、うまくドローする方法や盤面に残すための自衛措置などについても考慮しなくてはいけません。

 

今のところアルカデスに遭遇したことはあるのですが、壁にやられたことはないので、遭遇する機会があれば、その強さを検分したいと思います。

個人的にはライブラリーアウトなどのデッキとは相性がいいのでは?と思っています。