【MTG】プレインズウォーカーの導き

元祖トレーディングカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」を堪能するブログです。目指せプレインズウォーカー!!

【カード考察】【RNA】「恩寵の天使」(おんちょうのてんし)

2019-03-07 18:27:40 | カードゲーム

今回考察するカードはこちら!

 

恩寵の天使 (3)(白)(白)


クリーチャー — 天使(Angel)
瞬速
飛行
恩寵の天使が戦場に出たとき、ターン終了時まで、あなたのライフ総量を1点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフ総量を1点になるまで減少させる。
(4)(白)(白),あなたの墓地から恩寵の天使を追放する:あなたのライフ総量は10点になる。

5/4

 

5マナ5/4で飛行と瞬速というのはなかなかのスペックですが、そこに加えて2段階の延命能力を持っています。

 

1つ目はまさに己のライフが尽きようとしている時に、ギリギリで踏みとどまらせてくれる効果ですね。あえてスキル名をつけるなら「我慢」とか「忍耐」とかでしょうか。

ちなみに注意点がありまして、対象にしているのが「ダメージ」なので「失う」系は救済できません。よく混同してしまうので要注意。

 

さてさて、1つ目の延命能力も、出たターンのみしか保たない束の間の救済に過ぎません。

そこで2つ目の能力。ライフを10点に巻き戻します。

 

ちなみに回復ではなく、今のライフを10点に置き換える動作になるので、回復と関連のあるシナジーには影響しません。

ちなみにちなみに、ライフが20点の時に使うと10点になります(ふつうは使いませんが)

 

さてこのカードの評価は地味に高く、現時点の相場で約500円します。

わたくしは基本的にカードの価値は相場とイコールだと思っていますので、今後も相場を中心に評価していきます。

 

マナコストから考えると、盤面的には中盤から終盤の登場で、能力をフルに活用するなら後半の競ってきている状況がベストかと。

 

特に相手が勝ちを確信してオールアタックをしかけて来た時に、カウンターパンチ的に展開したら気持ちよすぎるんだろうなと思いますが、相手もバカじゃないのでおそらく際どいラインで攻めてくると思います(残骸の漂着はアリーナでも結構警戒されていますし)

 

中盤に差し掛かり始めた時に、相手のターン終了間際に唱えての疑似速攻でパンチするのもなかなか強烈です。

あとは相手の飛行持ちをコンバットトリックで撃ち落とすのも一興。

 

仮にそれで墓地に落とされたとしても、インスタントタイミングで起動できる「10点巻き戻し」があるので、相手にとって討ちきれない状況を作り出すことができます。

 

個人的には現在の環境だとタフネス4は火力の射程にギリギリ入っているのと、追放系除去も豊富なので、救済措置的に使うよりは、アタッカーとしての運用の方が勝ち点につながりそうなカードだと思っています。

 

 

と、偉そうに評価していますが、わたしがこのカードを最初に見た時の印象は「ふ〜ん」くらいのもので、記事にまとめるにあたって相場を見てびっくら仰天。

いかにも最初から評価していました風を装って記事を書いていましたが、ここに懺悔しておきたいと思います。

 

まだ使ったことのないカードなので、実際に使ってみてその威力を確認してみたいと思います。


【初心者向け】フォーマットのおさらい

2019-03-07 17:42:23 | カードゲーム

ということで早速スタンダード環境の優良カードなどを一通り調べてみたので、自分なりに整理するためにも記事にしていきます。

 

今回は、「そもそもスタンダードとは何?」という方のための記事になります。

 

 

マジックはかれこれ数十年続く由緒正しきトレーディングカードゲームなので、振り返ってみると膨大な数のカードが存在します。

 

そんな膨大な種類のカードを全部使うかというと、そんなことをしたら新規参入者が面白くないので、ある程度の区切りを設けて、「ここからここまでのカードを使いましょう」と制限を設けたものをフォーマットと呼びます。

 

このフォーマットにはいくつか種類があるのですが、実はわたくし試合などには出たことがないので、あんまりフォーマットには詳しくありません。

せっかくの機会なので、自分のためにもフォーマットについてザックリとまとめてみます。

 

まず大きく「構築」「エターナル」「リミテッド」の3つに分かれます。

 

構築は「スタンダード」「モダン」

エターナルは「レガシー」「ヴィンテージ」

リミテッドは「シールド」「ブースタードラフト」「ロチェスタードラフト」になります。

 

まず「スタンダード」についてですが、最も標準的なフォーマットで、有り体に言えば「最近出たカードだけで遊ぶ」モードになります。アリーナはこれが主流なので、初心者の方はあまり深く考えずに、プレイしてもらって良いかと。

 

「モダン」は逆に制限がないので、いわゆる「無差別級」といったところでしょうか。アリーナがマジック活動の中心になるなら、今の時点ではあまり関係はないので、とりあえず「古参が容赦なく札束で殴り合う」モードだと思っておけば間違いありません。


初心者中級者には縁遠い「エターナル」についても一応触れておくと、モダン以上に制限のなくなったモードのようですね・・・ぶっちゃけ見たことすらないのでイメージもわきませんが、その時になってからお調べになってください。

 

最後のリミテッドですが、これはアリーナでもイベントとして開催されているので押さえておきましょう。

 

まず「シールド」ですが、未開封のパックをその場で剥いて40枚のデッキを構築して戦うモードです。ちなみにここで言うシールドは「盾」の方ではなく「未開封」の意味です。

運もそうですが、即興で仕上げたデッキをどこまで構築してうまく運用するのか、プレイヤーの真価を試されるものでもありますので、胸が高鳴りますねぇー。

 

スタンダードでは「使おうとも思わないカード」たちが大活躍し、構築なら両手を上げて入れるカードが入らなくなったりと、スタンダードとはまた違った様相を呈するフォーマットです。「環境」というものが、カードの強さにどれだけ影響するのかすごく実感できるフォーマットです。やってみれば分かります。

 

続いて「ブースタードラフト」ですが、略して「ブードラ」とも呼ばれます。

 

先程のシールドに似ているんですが、剥いたパック全部のカードは使えず、1枚だけ取ったら(ピックと言います)、残りは次の人に回します。他の人から回ってきた開封済みパックが来るので、そこからまた1枚だけピックする。これを繰り返します。

 

シールドよりも、構築の段階ですでに戦闘が始まっていて、相手に渡したくないカードをピックしたり、相手の色を予想して妨害みたいなマネをしたりと、序盤から波乱万丈な展開になります。妨害ばかりしているととイミフなデッキになりますが。

ちなみに、このブードラを前提にして作られたブロックも存在するくらい、興味深いフォーマットでもあります。1度やってみるとクセになるかもしれません。

 

最後のロチェスタードラフトですが、3人チーム戦用のブードラのようでして、ピック方法が異なるくらいで、あとは一緒のようです。これはやったことがないのでよくわかりません。

 

実はアリーナのイベントに出てくるフォーマットはもう1つあります(わたしが把握している限り)。

 

それが「パウパー」です

 

これはカードのレアリティーに制限があるフォーマットで、なんと「コモン」しか入れられないんです。それもそのはず「パウパー」とは「もたざる者」という意味なんですねー。

まぁ「貧乏デッキ」っていったところでしょうか。

 

初心者に優しいフォーマットかと思いきや、逆に種類が豊富にないと構築できないので、ある程度カードが揃ってきてからの参戦がよろしいかと。アリーナなら古いカードがないので、そういう意味でも緩めなパウパーですかね(まだやったことないんですが)

 

ということで、フォーマットについての解説でした。

なんとなくの知識でしたが、だいたいは合っていたのでホッとしました。

 

アリーナではシステムがフォーマットの管理をしてくれるので、不正をしてペナルティなんていうことはありませんのでご安心ください。

 

とりあえずは、スタンダードから楽しんでみてください~


アリーナでマジック再燃!!

2019-03-07 08:41:27 | カードゲーム

みなさんこんにちは!

当ブログ、たった2記事で停止していたという事実をつい最近思い出し、どうしようかなと思いながらも記事の更新を再開しました。

 

 

 

というのも、マジック好きならすでにご存知の「マジック・ザ・ギャザリング・アリーナ」(以下アリーナ)が正式に日本語対応し、定期的に訪れるマジック熱の再燃となったからであります。

 

ちなみにこのブログ、たった2つしか記事がないのにも関わらず、どこからともなくアクセスをしていただく方がいて「なんでだろう」と思っていたしだいです(なんのために開設したんだ)

 

再開とはいうものの、わたくし特に上級プレイヤーでもなければ、大会に出たこともありませんし、ガッツリ課金するほどのガチ勢でもありません。

マジックに注げるリソースは限られている環境ではありますが、プロフにもある通り、割りと長い間マジックを見てきた一人のファンとして、記事を再び上げて行こうと思います。

 

今の時点でのコンセプトとしては、初心者や中級者向けに自分なりに調べたことや、気がついたこと、ちょっとした解説や初級中級のテクニックなどを載せられたらこれ幸い。

 あとはアリーナの対戦の1コマなんかも載せられたなぁとぼんやりと考えています。 

 

「対戦相手がいなくてやめてしまった」や「ルールがむずいからやめた」という元プレイヤーのみなさま。

アリーナはそんな悩みを気にせず、しかも無料で楽しめるように作られていますので、激しく推奨いたします!

 

わたしのブログを読んで、再びみなさまの胸のうちにプレインズウォーカーの灯火が灯ればこれ幸いでございます。

いつまで続くかわかりませんが、どうぞよしなに。


【FRF】運命再編のドラゴンたち

2015-01-19 20:39:53 | カードゲーム

運命再編にはたくさんのドラゴンが出てきます。

一説によるとドラゴン比率史上最大とかなんとか。

 

覇王譚にはドラゴンに由来する5つの氏族が出てきましたが、

その由来となるドラゴンが出てきます。

 

ということで今回はその始祖であるドラゴンとその落とし子をご紹介。

 

■永遠のドロモカ

「砕け散った無数の武器は、彼女を討とうとして敗れ去った者の数を示している。」
――不屈のダガタール

アブザンの始祖であり「鱗」の象徴。

新キーワード「鼓舞」を搭載。

5マナ5/5飛行で殴ったら7/7になると考えればお得。

でも融通が効かないのが難点。

 

■護法鱗のドラゴン

龍の大嵐から生まれるドロモカの落とし子は、

氏族の使用するほとんどの武器や魔法を寄せ付けない強固な鱗で覆われている。

ドロモカの落とし子。

能力は相手のカウンターパンチ阻害。

6マナ4/4飛行でこの能力は・・・

 

■漂う死、シルムガル

「策謀も操り糸も陰謀もない。ただ圧倒的で純粋な死だけだ。」
――黄金牙、タシグル

スゥルタイの始祖であり「牙」の象徴。

能力は飛行+呪禁と相手限定の全体除去。

タフネス偏重なので、地味に削りながら相手の場もマイナス修正でコントロール。

 

■有毒ドラゴン

シルムガルの落とし子である龍たちは、

獲物を口の中に入れる前にその消化を開始する。

彼らが吐き出す腐食性の息にその作業を任せているのである。

シムルガルの落とし子。

死んだら道連れだけどマナ・コスト3以下。

6マナ払って3マナ以下とはこれ如何に。

 

■冬魂のオジュタイ

「オジュタイと戦った時、私は自身の修業がまだ始まったばかりであることを理解した。」
――沈黙の大嵐、シュー・ユン

ジェスカイの始祖であり「眼」の象徴。

能力は警戒が付いてタッパー機能付き。

対象がパーマネントなので汎用性が高く、警戒とタフネス偏重で防御もできる。

でも7マナ。

 

■精神掃きのドラゴン

「いつの日か、鐘は我々の最後を告げる讃歌を奏でることになるかもしれないわね。」
――賢者眼の神秘家、キュー

オジュタイの落とし子。

能力はライブラリーアウト。

現行の環境では親和性が薄い?

 

■嵐の憤怒、コラガン

マルドゥの始祖であり「翼」の象徴。

能力は攻撃するドラゴンの数に応じてのパンプアップ。

あと疾駆を搭載することで速攻を付与した奇襲も可能!

この方だけフレイバーテキストなし(疾駆の説明文のため割愛の模様)

 

■電撃顎のドラゴン

コラガンの落とし子である龍たちは、常に移動している。

彼らはマルドゥの遊牧民的な生活様式の原動力となっている。

アタルカの落とし子。

攻撃が通ると相手限定の全体除去発動。

シルムガルとちょっと能力被ってる。

 

■世界を溶かすもの、アタルカ

「彼女の空腹は満たされることはありません。

放置すれば、タルキールのすべてを喰らい尽くすでしょう。」
――龍爪のヤソヴァ

ティムールの始祖であり「爪」の象徴。

能力はドラゴンが攻撃するたびに二段攻撃付与。

トランプルもついているのでこいつ自身でも殴ったらほぼ貫通!!

 

■破壊するドラゴン

凍り付いたツンドラを通る塩の道で幾度にわたる襲撃があった後、

アブザンはその地域をティムールの領土ではなくアタルカの領土と呼ぶようになった。

アタルカの落とし子。

死んだらクリーチャーでないパーマネントを道連れ。

黒の落とし子より優秀。

 

以上、運命再編のドラゴンのご紹介でした。

 

全体的に重いので、現行の環境ではあまり目立った活躍ができないかもしれませんが、

ちょっと使ってみたいですね!

 


【FRF】ついにウギン登場!!

2015-01-16 14:12:46 | カードゲーム

かねてよりカード名やフレイバーテキストに存在がちらついていたウギン。

ここにきてついに登場です!!

 

 

あれ、なんか違うと思ったらこれはニコルさまでした。

今度こそ!!

 

 

そうそうこっちの清らかなお姿こそウギンです!!

ほんと似てますよねニコル・ボーラスと。

 

さて、テクニカルな面で見てみますと、Wikiにもあるとおり能力は強いです。

[+2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。精霊龍、ウギンはそれに3点のダメージを与える。

どのシーンでも使える汎用的な能力で、後半に引いても腐ることなく使い続けられます。

[-X]:点数で見たマナ・コストがX以下の、1色以上の色を持つ各パーマネントをそれぞれ追放する。

任意のマナコスト以下の無色パーマネントをすべて追放する強力なリセット能力。ちなみに自分も巻き込まれます。

[-10]:あなたは7点のライフを得て、カードを7枚引く。その後、あなたの手札にある最大7枚までのパーマネント・カードを戦場に出す。

ライフゲインにカードドローに盤面の強化も自由自在。手が詰まってきた時に盤面をひっくり返せるほどの威力があります。どうみてもニコルさまと意識した仕様ですね。

 

だたしめちゃ重いのがウギンの特徴でもあり、最大の問題です。

だって8マナですよ?普通にやっても8ターン目で登場・・・・ちと辛いですね。

環境としても比較的マナの軽いグッドスタッフが多いので、結構向かい風な感じでしょうか。

誰かウギン組み込んだデッキを考案してくれることを祈ります。

 

さて、ストーリー面でみていくと、ウギンは結構古株のようです。

深く関わってきたのはエルドラージという化け物が跋扈していたゼンディガーブロック。

 

 

他のプレインズウォーカーと協力して、

エルドラージを封印するための罠「ウギンの目」を設置したのが彼です。

 

 

今回のタルキールでも出身世界だけあって、随所にその痕跡を残しまくってますね。

ほとんど遺骨ですが。

 

どうも葬ったのは瓜二つのニコルさまらしいですよ。 

この2人はこのタルキールで戦闘をしたらしく・・・

 

 

運命再編のタイトルどおり、この決戦の結果によって未来が変わる、というお話のようです。

すべてのドラゴン(Dragon)・クリーチャーを破壊する→タルキール覇王譚につながる
すべてのドラゴンでないクリーチャーを破壊する→タルキール龍紀伝につながる

なるほど、覇王譚にドラゴンがいなかったのはそういうことだったんですね。

 

運命再編にはやたらドラゴンがいるなぁと思っていたんですが、

2人のプレインズウォーカーによりジェノサイドされていたとは・・・迷惑な話です。

 

ただ、龍紀伝につながるということは次のブロックはドラゴンだけということ・・・・?

早くも非常に楽しみです!!