弁護側「客観的な証拠よりも強制された自白を重視した不当な判決」控訴へ 栃木女児殺害
2016年4月8日
「無期懲役に処する」
殺人罪に問われた勝又拓哉被告(33)は前を見つめ、身動きせずに聞いた。2時間近くにわたった判決の読み上げの間、自白の信用性を認めた理由が朗読されると、時折首をかしげた。
判決後、被告は弁護団に対し、
「法廷で真実を述べているのに、どうしてこんな納得できない判決が出てしまうのかわからない」
と語ったという。
弁護団の一木明弁護士は
「不当な判決。自白を重視するのは危険だと言われているのに、こういう判決になったのは納得できない。
客観的な証拠よりも強制された自白を重視した不当な判決。
検察官が立証していない部分にまで推測を重ねている。」
と批判した。
控訴する意向を明らかにした。