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中国著名コラムニスト、行方不明に 香港向かう途中

2016-03-20 | 国際(アジア)

 

習近平国家首席を批判したコラムニスト 賈葭氏 空港で連れ去られたか.

(BBC NEWS)

中国著名コラムニスト、行方不明に 香港向かう途中

 

賈葭氏は15日夜以降、連絡が取れなくなったという。同氏は同日に北京から香港に飛行機で向かう予定だった。賈葭氏の妻は、夫の行方が分からなくなったと当局に訴えている。

 

政府系ニュースサイトに掲載された習近平国家主席の辞任を求める匿名の手紙をめぐって、賈葭氏に対する当局の懸念が高まっていたとみられる。手紙はサイトから間もなく削除された。

 

今回の失踪も、習主席のイメージを守ることを目的とした、最近注目を集めるメディア関係者への締め付けの一環だとみられる。

 

30代の賈葭氏は、ニュースサイト「騰訊(テンセント)」の政治・社会コラムの執筆者として知られる。

 

賈葭氏の妻は、香港の日刊紙「蘋果日報」(アップル・デイリー)の取材に対し、賈葭氏と最後に話をしたのは15日の午後8時で、同氏は、いまから香港行きの飛行機に乗る、と話していたと述べた。

 

賈葭氏はさらに、同日夜のうちに友人宅に着くと話していた。しかし賈葭氏は現れず、翌日の昼食の約束にも姿を見せなかった。

 

賈葭氏の弁護士ヤン・シン氏はBBCに対し、「誰が賈葭氏を連れ去ったのか、また、なぜなのかが全く分からない。空港から連れ去られた可能性が高い」とし、「夫人は賈葭氏がどこにいるのか、どのような状況に置かれているのかに関する当局の通知を受け取っていない」と語った。

 

ヤン氏はさらに、賈葭氏の航空券予約に関する情報を入手できなかったとし、賈葭氏の妻と共に入管当局に問い合わせていると述べた。

 

人々を驚かせた習氏への手紙は、政府系のニュースサイト「無界新聞」に今月4日に掲載された。習氏が「過大な権力」を手に「個人崇拝」をさせているとして、辞任するよう求めたほか、外交政策から経済運営にわたり習政権の批判を展開した。

 

執筆者は「共産党の忠実なる支持者たち」としている。

 

中国本土のメディアに中国政府や習氏に対する直接的な批判が載るのは、ほぼ例を見ない事態で、政府系メディアとなるとなおさらだ。

 

賈葭氏は手紙が掲載された際に、友人で無界新聞の編集者、欧陽洪亮氏に注意を促していた。

 

BBCは欧陽氏の携帯電話に連絡を試みたが、応答はなかった。同氏のある同僚は、手紙の掲載に関与した人々への「調査が始まっている」と明らかにした。

 

無界新聞は、手紙は海外のサイト「参与」に掲載されたものをコピーしたとしている。「参与」は中国政府に批判的な記事を掲載することで知られる。

 

 

 

 

 

 



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