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ブレない ”頑固親父” 亀井静香にエール!(テリー伊藤)

2012-06-06 | 亀井静香

ブレない“頑固親父”亀井静香にエール!
2012.04.17
連載:テリー伊藤のコラム狸の皮算用
 

増税反対。ブレなかったために解任となった亀井氏【拡大】

 国民新党が結成されたころ、亀井静香さんは私に会うと、よく「テリーさん、ウチから立候補しないか」と誘ってきた。もちろん、私のような怪しい演出家が政治家になれるはずもない。

 しかし、もし誘いに乗って選挙に出て、あろうことか当選してたら、私は国民新党を離党した亀井亜紀子前政調会長や西村修文京区議兼プロレスラーと同様、亀井さんと行動をともにしていたと思うね。

 亀井さんは消費税の増税関連法案に反対して民主党との連立離脱を通告したものの、国民新党の自見庄三郎議員ら連立維持派6人に“クーデター”を起こされ、代表を解任された。

 この騒動について、マスコミは「あんな小人数すら抑えられないようでは、亀井議員の政治生命は終わったも同然」などと揶揄している。しかし、冷静になって一連の流れを見ていると、どう考えても離党した亀井さんたちのほうが筋は通っている。

 増税反対は、郵政民営化反対と並んで国民新党の看板だったはず。連立協議の同意書にも、「当面、消費増税はしない」とあるわけだから、亀井さんはブレてない。

 変わったのは連立維持派6人のほうだ。本来なら、亀井さんを解任するのではなく、自分たちが出ていくべきだった。

 今年の国民新党への政党交付金は約4億4000万円だという。亀井さんを含む所属議員8人を基に計算されたものだが、このカネを連立維持派6人で分けることになるのが、何かしっくりこないね。

 目先のことばかり考えて、与党にしがみついているという感じがして、この6人の行動はちょっとカッコ悪い。これじゃ、支持は集まらないよね。

 亀井さんは、国民新党結党以来の借金を返済し続けていたという。さらに政党交付金の自分の取り分も渡してしまった。というわけで、永田町では亀井さんへの同情の声も多い。

 しかし、亀井さんはそんな同情なんて関係ないとばかり、離党表明した日の夜には、東京都・石原慎太郎知事や、たちあがれ日本・平沼赳夫代表らと会って、新党構想についての意見交換をするなど精力的に動いている。

 亀井さんって、今風の政治家ではない。暴走気味のところもある。しかし、スジだけは通っている。この昭和時代の頑固親父にエールを送りたいね。

 私も亀井さんと同様、この不景気な時期に消費税の税率を上げるなんてことには、断固反対だ。

 しかし、ここ数年、「消費税を上げなくては、今後、年金をはじめとする社会保障は大変なことになる」とか「将来の子供たちにツケを回してはいけない」というキャンペーンに踊らされて、国民は「今さら何を言ったって、税率は上がるんだろ」とあきらめムード。

 私のような増税反対派は、知らない間に少数派になってしまっている。ホント、冗談ではない。

 野田佳彦総理も、消費税の増税ぐらいで「命をかける」なんて言わないでほしい。被災地の復興にこそ、命をかけろよ!

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120417/enn1204170701000-n1.htm

 



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