米圧力で尖閣観測所中止 日本の実効支配けん制 -隠されていた真実
共同通信
2013年09月05日10時02分
米圧力で尖閣観測所中止 日本の実効支配けん制
1971年6月、首相官邸で沖縄返還協定文書を交換する愛知外相(右)とマイヤー駐日米大使
沖縄返還前年の1971年、尖閣諸島の施政権も日本に戻ってくることを見越し、尖閣に気象観測所を建設しようとした日本政府に対し、米政府が計画の中止を求め、日本側が事実上応じていたことが5日、機密指定を解除された米公文書で分かった。
尖閣の領有権を主張していた中国や台湾が、実効支配の確立を急ぐ日本の動きに反発し、地域の不安定化を招くことを懸念した