再開局後初の本格的な移動運用
この週末は遠くに移動運用に出掛けたいなと思っていたのですがこのコロナ禍。私の住んでいる愛知県は緊急事態宣言が5月12日から出ております。遠方に出掛けての運用は控えなくてはという事で近場の運用地に行ってきました。過去の運用では私のホームグラウンドのような運用地である岐阜県土岐市(三国山 標高701m)。愛知県から岐阜県という事で本当はいけないのかもしれませんが愛知県と岐阜県の県境近く。愛知県境まで約100mほど岐阜県に入っているような場所。無線の電波を使って話はしますが誰かと直接話すわけでも接触するわけでもないし。という言い訳を考えながらの移動運用です。少しだけ食料を調達し15時過ぎに現地に到着。場所は山頂にそびえたつ立派な展望台。アンテナの設営で何度か上り下り。山の上なので涼しいですが少し汗をかきました。地上高約15m位でしょうか。展望台の上部にアンテナの給電点。非短縮のダイポールを張りました。再開局後初めての本格的な移動運用。勝手わかったこの場所を選んだのは他の場所だとうまいことアンテナを張ることが出来ないかもと心配だったから。20分ほどで特に問題なくアンテナの設営が完了しました。8年以上放置してあったダイポールアンテナ。きちんと動作してくれるかな?
↓運用地はこちらです↓
今回はスペースの関係で160mBandのアンテナは張れないので80mBand以上のバンド帯で運用してみました。通常の移動運用で使うダイポールアンテナを設置。1.9MHz,3.5MHz,7MHz,18MHz,21MHz,28MHzに対応しています。24MHzも出ようと思えば出られますが今回は追加エレメントを持ってきていないので省略。ですから1.9MHzと24MHzは出られません。16時10分から運用開始しました。
最初は安心の7MHz/CWから。QRP5WでCQを出していきます。序盤戦って感じでしょうか。絶え間なく呼ばれ続けます。Hamlogにお世話になっておりCoopHLと言うのでしょうか?USBIF4CW 連携 for Hamlogにもお世話になっております。私のノートPCの設定が悪いのか?PCの処理能力が足りないのか?それともUSBIF4CWが古くなって調子が悪くなってしまったか?CQ出してるとたまに途中で止まってしましました。3回位かな?USBケーブルを抜き差しすると復活。CQ出す時だけお世話になるのですが止まってしまったらすぐにパドルに手をやって継続みたいな運用になりました。原因を探ってみなければ。。。CQだけでもマシンにお世話になれるとお茶飲んだり出来るから助かります。
序盤はいい感じでスタートしたのですが17:15頃から様相が変りました。呼ばれる数が一気に増えて。私の電信の技量では捌ききれなくなってきた。明らかにJクラスターにアップいただいた直後だろうなと実感。私の技量では呼んでいただく局のCWの周波数がすこしずれていれば2局までは受信できますけど。それ以上になるともう無理です。極端にずらして呼んでくれる局もしくは団子状態から遅れてコールくれた局しか耳に入りません。もう少し訓練しなくちゃって感じました。
今回の移動運用の目的は以下のとおりです。
- アンテナが正常に動作するかの確認
- 先日修理したエレクラフトのアンテナチューナー『T1』の動作確認
- パソコンの電源がどれだけ持つかの確認
- IC-705用に購入したPD対応のモバイルバッテリーの運用可能時間の確認
- IC-705運用時の消費電流の確認
アンテナの動作確認について。長年放置してあった自作ダイポール(バランは市販品ですけど)。昔、カットアンドトライでSWRを見ながら少しづつ調整したアンテナです。きちんと動作してもらわないと困るわけですけどね。結果はまぁ問題なく動いてくれました。21MHzや28MHzは試す事ができませんでしたがたぶん大丈夫でしょう。運用開始が夕方からだったので試す事が出来なかったのも事実です。地上高15m位に給電点があるので他の場所で運用する時とは動作環境が違ってきますがとりあえずは断線とかの問題はなさそうでした。
アンテナは以下のように設置しておりました。
アンテナチューナー『T1』について。無線機側の同軸ケーブルを接続するBNCコネクタが基盤から剥離していたので先日再半田づけの修理をしたのですが。。。テストしてみた結果NGでした。LEDは点滅し生きてはいるみたいですが半田づけが悪いのか動作しませんでした。『T1』があれば帯域の広いバンドでも問題なく運用できるのに。。。残念ながら治っていませんでした。もう一度挑戦してみなければいけません。AH-705を購入って手もありますが現在品切れ中で予約販売。納期未定って事なので出来れば『T1』を直して使っていきたいものです。
パソコンの電源について。内臓のバッテリーですが持ちはいいようなので限界はどのくらいって事で実験です。16:10運用開始。徐々にバッテリーは減っていくもののなかなか頑張る。日付が変って0:16にバッテリー残量10%の警告が表示されたのでPD対応のモバイルバッテリーから充電開始。新しいバッテリーに交換して充電するまでの稼働時間は約8時間。説明書どおりの数値となりました。モバイルバッテリーからの充電をしながら運用すれば12時間以上の連続運用は可能のようです。
IC-705用PD対応モバイルバッテリーの運用時間について。CWにSSB、FT8と430MHz帯でFM運用。5W-10Wで運用しましたがバッテリーの残りが10%の表示になったのは23:22。7時間10分の運用に耐えました。最悪の条件ということでずっと最大出力の10Wで運用すれば良かったなと思いますが実際の島移動などに出掛けた時もQRPで運用する時間も多いだろうからこの結果でよしとします。残量10%になったところで新しいモバイルバッテリーに交換し運用を継続しました。
IC-705の消費電流について。すべてのバンドモードで試したわけではありませんが受信時に0.25Aくらい。5W送信時に1.50Aくらい。10W送信時が2.25A程度でした。430MHz/FMで運用した時はバッテリーの減りが早かったような気もします。先入観からそう感じたのかもしれませんがFMで1時間くらい各局と話しましたが30%程度減少したように感じました。
いろいろ試した結果、納得行く事もあればそうでないことも。もう少し色々試してみて今後の移動運用に生かしていきたいと思います。
今回の移動運用では130qsoとなりました。皆さんの感謝です。
交信いただいた皆さん、ありがとうございまさいた。