米軍がマッハ8という極超音速の偵察機を飛行させ、全世界で偵察活動/空飛ぶ円盤は存在していた!
空飛ぶ円盤はほとんど存在していた!2機現存しているという。(最高速度マッハ4 記事より)
マッハ8の米軍機、その名は「オーロラ」 全世界を極秘飛行中とか
【ロンドン4日=時事】米軍がマッハ8という極超音速(マッハ5以上)の偵察機をひそかに飛行させていることが、英軍事専門誌ジェーン・ディフェンス・ウイークリーの調査で明らかになった。
4日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(欧州版)が9日発行の同誌の記事を事前入手して報じた。この航空機は1985年ごろから全世界で偵察活動を続けているという。
同機はこれまで最高速だったSR71偵察機(マッハ3.3)の後継機。84年の米国防予算書に「オーロラ」の名称で説明抜きで登場した。1機が約10億ドル(約1250億円)で、燃料は液化メタンを使用しているもよう。初飛行は85年ごろとされ、米カリフォルニア州南部でここ数年問題になってきた地震のようなごう音が頻繁に起きるナゾも、実は同機の飛行が原因だったという。
また、89年8月に北海上空で、これまで知られていないV字形の航空機がF111爆撃機やKC135空中給油機と編隊を組んで飛行しているのが確認されて以来、その“正体”をめぐって、さまざまな憶測が出ていた。
90年初めにSR71機が退役した際、米軍は同機の任務だった高度3万メートル以上からの偵察は今後人工衛星に頼ると説明した。しかし、これは新偵察機の存在を隠す“煙幕”だったということになる。(朝日新聞 1992/12/05)
最高速度マッハ4! 60年前の「米軍の空飛ぶ円盤」計画、ついに解禁
米空軍は、地球の成層圏を時速約4,200kmの最高スピードで飛び回ることができる「空飛ぶ円盤」プロジェクトを1950年代に進めていた。その情報がこのほど機密を解除されて公開された。
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異星人は存在していないかもしれないが、空飛ぶ円盤はほとんど存在していた。
米国の国立公文書記録管理局は最近、米空軍が1950年代に進めていた超音速の空飛ぶ円盤建造プロジェクト「Project 1794」に関する概略図と詳細を公開した。
機密を解除された資料によると、米空軍はそれまでにない斬新な航空機を建造する契約を、すでに倒産したカナダの企業(Avro Aircraft Limited社)と結んでいた。Project 1794は製品開発の最初の段階を終え、プロトタイプの設計までが行われていた。プロトタイプ前のテスト結果がまとめられた1956年のメモからは、開発陣が作ろうと思い描いていた円盤の姿がわかる。
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/121010/wir12101011290000-n1.htm
最高速度マッハ4! 60年前の「米軍の空飛ぶ円盤」計画、ついに解禁
この文書によると、円盤は最高速度がマッハ3からマッハ4で、最高高度が100,000フィート(約30km)、最大航続距離は1,000海里(1,852km)とされていた。
計画が最後まで進めば、地球の成層圏を時速約4,200kmの最高スピードで飛び回ることができる円盤が作られていたというから驚きだ。また、円盤はジェット推進による制御と機体の安定化により、垂直離着陸(VTOL)を行うように設計されていた。
航続距離の1,000海里は、確かに仕様のほかの数値と比べて制約的な感じがある。とはいえ、ニューヨークで乗り込めば約24分でマイアミに到着するという性能だった。
このプロジェクトはなぜ中止されたのだろうか。プロトタイプを継続するコストは316万8,000ドルと試算されていた。現在の価値に換算すると約2,660万ドルだ。これほどの先端技術であれば、とんでもない価格とは言えないだろう。
同じプログラムで開発された別の空飛ぶ円盤(以下の動画)では、問題点がはっきりしている。到達高度は30km付近どころか、よくて1~2mでしかなかった。結局、軍は1960年にこのプロジェクトを中止した。
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/121010/wir12101011290000-n2.htm
最高速度マッハ4! 60年前の「米軍の空飛ぶ円盤」計画、ついに解禁
(動画)http://www.youtube.com/watch?v=cmPiZv4q4Ms&feature=player_embedded
※開発を行っていたAvro社の情報をまとめた著書『Avrocar: Canada’s Flying Saucer』について紹介した日本語版記事によると、初期プロトタイプのひとつは直径が約15m、予定ではジェットエンジン6基が搭載されることになっていた。各エンジンの排気は機体の中心部に向かって吹き出し、そこにある大型のローターを回す。また機体には複数のダクトが設けられており、そこから空気を噴射することによって円盤は宙に浮き、どんな方向へも進める仕組みだ。プロトタイプは2機現存している。
TEXT BY BENJAMIN PLACKETT
ALL PHOTOS BY NATIONAL ARCHIVES
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/121010/wir12101011290000-n3.htm