夕方の帰宅ラッシュで混みあう時間帯でした。
お客さまから「いま痴漢です」という申告があり、
ホームに行くと数人の男性が暴れている男性を押さえていました。
その横で、女性が泣いていました。
すぐに状況が分かったので、助役に警察を要請するとともに、
協力してくれたお客さまには、警察が来るまでの間、引き続きご協力をお願いして、
被害にあった女性を事務室に案内しました。
相当辛かったのだと思います。 「もう電車に乗れない」と言っていました。
すぐに警察が来て、簡単に事情を聞いたうえで警察署へ連れて行きました。
続いて女性も警察署へいきました。
駅での出来事はあっという間でしたが、
今回は居合わせたお客さまの協力が大きかったです。
もし男性を確保することが出来なければ、女性は泣き寝入りするしかなかったと思います。
一説では、警察に捕まったり、届けが出されるといった警察が把握している痴漢被害は氷山の一角で、何も出来ずに泣き寝入りしている女性が多くいるようです。
女性はとても勇気がいると思いますが、被害にあったら勇気をもって、
「この人、痴漢です。助けてください!」と救いの手を求めてください。
今回のように、きっと周りのお客さまが協力してくれると思います。
その痴漢は絶対に許さないという行動が、少なからず痴漢防止につながると思います。