「白だろ!」
「今年の紅白はまだやってませーん!やーい」
なんて会話がこのご時世にも聞こえてくるのか解かりませんが、
そんな正月三が日、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
昨年の大晦日は、結局何だかんだでTV三昧だった訳ですが、
その感想と言うか雑感を書きたいと思います。
かなりな主観で書いてるので、
あまり気になさらずに。
◇◇◇
まず、レコード大賞。
かろうじて視聴率が10%だったらしいですが、
まぁ、情報操作もありますから。
昔からマチャアキ(堺正章)が出る番組はことごとく急降下するっていうジンクスというか格言がありますが、
まさにそれを証明したカタチですね。
当初から、ショボイメンバーだったこともそうですが、
金賞受賞者の半数以上がバーニング系アーティストという「バーニング大賞」であることや、
以前から撒かれていた「怪文書」なるものの存在、
審査委員長の怪死事件が起こりながらも、マスコミの報道が消極的であったり、
(阿子島氏がバーニング系ではなく、氷川きよしを押していたから?)
審査委員長・阿子島氏の葬儀の前後でバーニング系タレントの結婚離婚報道が集中したりと、
非常にいかがわしい賞レースに見えたことは確かでした。
で、最優秀新人賞はAAA(トリプルエー)。
avexの昨夏デヴューした新人です。
100位以内にもランク・インしておりません。
この時点で、もしかしたら新人賞がavexだから、氷川きよしが大賞もあるかも、と一瞬よぎりましたが、
それも杞憂に終わり(←言葉の使い方が間違ってますね…失笑)
最優秀賞は、
倖田來未「Butterfly」
に決定。
見事avex=バーニング系・ラインで落ち着きました。
これがどれほど興味を削がれる結果であるかというと、
倖田來未のベスト・アルバムはまぁまぁ売れましたが(120万枚)、
そのベスト・アルバムに収録されている曲で10位以内にランキングされた曲は1曲もなし、
ということと、受賞曲である「Butterfly」はオリコンでいうと
85位
にしか過ぎません。
これ、どれくらいかというと、
波田陽区「ギター侍のうた」より下
のランキングです。(爆)
(ちなみに、氷川きよし「初恋列車」は39位)
こういうことを書くと、
レコ大は「シングルが売れた売れない」といった基準で批判する人が多いが、
そもそもレコ大は「大衆の強い支持」という基準項目しかなく、審査員の主観による「優れた作品」を選出する賞であるから、
売り上げ上位=レコ大対象という概念を考え直す必要がある。
と反論する人がいるけども、
「大衆の強い支持」をあらわすものの主軸としてCD売り上げを考慮するのは当然だと思う。
ラジオやその他の媒体で驚異的な支持を…ということもあるかもしれないが、
そのように話題になれば、CDへの売り上げに繋がることは明らかで、
やはりCD売り上げで判断することが少なくとも間違っていることにはならないだろう。
どっちにしても、
85位のシングル曲を最優秀賞にするのはまずくないか
ってことですよ。
ちなみに、倖田來未の「Butterfly」は12万枚、
金賞のうちでは最高売り上げの氷川きよしの「初恋列車」は22万枚です。
もちろん、シングル売上上位の楽曲が必ずしも「大衆に強く支持された」とは限らない。
オリコンの情報の信憑性、売り上げ枚数の算出方法などの疑問点や、
昨年のシングル売り上げNo.1の修二と彰「青春アミーゴ」にしたって、3週間の集計だけで1位を獲得してしまうという、
固定のファンが第1週に累計の半分を購入し、単なる一部のファンによる人気投票と化している現状を考えなければならないからだ。
それでも、85位の曲が「大衆の強い支持」があるとは思えないのだ。
(マスコミの強い支持なら解かるけど…爆)
そもそも、このレコ大は、
新聞社(の記者)やTV局関係の人物に審査させている点がマズイのだ。
だから、より一層私利私欲に走り、利権が絡む。
音楽に精通する人物、例えばアーティストでも評論家でもいい、
そういう人たちが審査して、その結果85位の作品が選定されたら、
それはそれで、評価するに値する楽曲であると、見てる側も判断できるはずだ。
玄人が選ぶ優れた作品なんだ、と思うはずだ。
一部の会社(電通もか?)の強い圧力のもとで選ばれてる、と誰でも解かるから、
しらけるのだ。
金賞受賞者の顔ぶれだけを見ても、
何だそりゃ。(゜Д゜ )ハァ?
って、メンバーが多すぎるし。
Leadやw-inds.には
まぁ、結論として、
今年は最優秀賞は該当なしにすべき
だった。
もう、レコ大の存在意義は完全になくなったと言ってもいいでしょう。
あと、個人的なことですが…
今年もレコ大最優秀賞者を的中させてしまったヨ!
ま、avexの人を選んで予想しておけば、的中確率50%だから、
予想ってほどの予想でもなんでもないんだけど。
これくらい、競馬も当たればなぁ、と思っただけデス。
続いて、紅白。
○テレ朝『仮面ライダー響鬼』の主題歌「少年よ」を布施明が歌う
→ライダーとその敵、主役の細川茂樹の登場
◇ゴリエ「Pekori night」(CX番組内で流行った歌)
→ダンサーが輪になってフジテレビのマークを作る(その後NHKと作ってフォロー)
◇グループ魂「ぼくがジュースを買ってあげる」
→間奏中に審査員の琴欧州に「ブルガリア(ヨーグルト)」と商品名を答えさせる誘導尋問をする
◇司会のみのもんた
→が司会の仕方についてのトークで「ズバッ」「思いっきり」などと自分の出演している番組を匂わす発言満載
などなど、と、NHKもここまで民放に媚売ったか、というか、成り下がったか、という体たらく。
『仮面ライダー』の演出はまだよかったけど、
それ以外は、何コレ?っていう感じ。
あと、裏番組で日テレでお笑いをやっていたんだけど、
その芸人たちをたったワン・コメントのために何組も呼んでいたのも、痛かった。
その芸人たちは、日テレに戻り
「紅白行って来たよ~」
とか、発言してたし。
それでも、視聴率は昨年より上がったとか。
ただ、NHKは民放じゃないんだから、
視聴率なんか気にしなくていいんじゃねーの
とは思う。
それよりも、
もっとマシな曲選定してくれ
ってことです。
まぁ、考えてみると、一番紅白を観る時間が長かったかな。
m-flo観られたし。
氣志團は昨年同様、かなり工夫したステージをやったと思うけど、
時間帯と順番があまりよくなかったかも。
その分、昨年ほどのインパクトはなかったかも。
まぁ、昨年と同じ曲だったし。
山本耕史に「山川…」と間違えられた前川清は、
自分で「山川です」とギャグにしたり、
森進一は自分で「こんばんわ、森、進一です」と自分のマネしたりと
ヴェテラン勢が何とかしようという気概は感じられた。
ただ、美川と小林の存在意義はもうないと思うけど。
なんで、こんな風に思えるのか考えてみたら、
あまりにも格闘技がつまらなかったから、かもしれない。
もともとプロレスのが好きな自分ではあるけど、
ハッキリいって、
あんな判定判定、ネチネチネチネチな格闘技なんて、
観てたってつまらない。
小池栄子は邪魔だし。
ボビーは曙に勝ったけど、
どうやら顔を殴るなとか、張り手や突き押しはあまりするなとか、
暗黙の了解というかプレッシャーがかけられていた模様。
ボビーはTBSの大切な商品だからかね?
そういう意味では、テレ東のマツケンサンバ1~3のメドレーは良かったのかも。
ま、それだけだけど。
◇◇◇
てな感じの大晦日でした。
まぁ、何だかんだいいながら、観ちゃってる自分もどうなのか、ってことだけども。
今日の一品: スキヤキ