*** june typhoon tokyo ***

第12回 秋華賞

2007 3歳牝馬の最後の1冠でありながら、ダービー馬とオークス馬が激突するというハイレヴェルな一戦。
 ダービー馬ウオッカ、オークス馬ローブデコルテに桜花賞馬ダイワスカーレット、オークス、前哨戦ローズSをともに2着のベッラレイア、NHKマイルC覇者のピンクカメオ…こういった強豪馬が多数いる世代は、複数GIをゲットすることがかなり難しいはず。通常で考えれば、牡馬を破格の時計で破ったウオッカ、そして桜花賞でそのウオッカを破ったダイワスカーレット(シンザン記念では牡馬アドマイヤオーラに先着し1着)の2強だろう。だが、ウオッカが蹄球炎での休み明け。前走の宝塚記念は古馬との対戦とはいえ、51キロの斤量で8着と惨敗からのぶっつけは、全信頼を置くには足らない。
 一方ダイワスカーレットは連対を外したことがなく、前哨戦のローズSでは着差以上の完勝。上がりを33秒台できっちりとまとめてくる脚を持っている。あえて不安材料をいうならば、父アグネスタキオンは使い減りするタイプでやや早熟ということか。
 オークス馬ローブデコルテは、前走アメリカ・オークスで5着の後、鼻出血で放牧。馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れてぶっつけがやや気がかり。ベッラレイアは武豊が鞍乗。オークス2着、ローズS2着と堅実で、強豪揃いの世代でのラスト1冠という意味では、菊花賞でやっとタイトルをゲットした父、ナリタトップロードを思わせるか。ただ、ウオッカ、ダイワがいないオークスでローブデコルテに先着され、ローズSでもダイワに詰め寄ったものの勝ちきれず…という点も気にならないではない。ローズS2着馬が秋華賞にきたことないらしいし。

≪予想≫
◎ 07 ピンクカメオ
○ 11 ベッラレイア
▲ 13 ダイワスカーレット
△ 02 ミンティエアー
△ 05 ラブカーナ
△ 09 アルコセニョーラ
△ 14 タガノプルミエール

ピンクカメオの1600東京GIを勝ち抜いた根性を買いたい。
ミンティエアーは前走紫苑Sで9着だが0.6秒差。フローラS(東京2000)ではベッラレイアと秒差なし2着、オークスは0.2差の4着とまだ見限れない。
ラブカーナはオークス3着馬、紫苑S2着。
アルコセニョーラは終わってみればの前走紫苑S1着だよなぁっていう抜け対策。
タガノプルミエールは、上昇著しさを買う。

◇◇◇


≪結果≫
1着 13 ダイワスカーレット (安藤)
2着 17 レインダンス
3着 16 ウオッカ
4着 11 ベッラレイア
5着 05 ラブカーナ


抑えがきかず行きそうなところを我慢させた安藤勝己の好騎乗。
やはり前に行って上がり33秒台でまとめられる脚がある強みということか。
ウオッカはやはりぶっつけの影響があったか。それでも3着にくるんだから地力はここでも1枚上。
意外と流れが速くならずに、後ろから差す馬にはきつかった展開。
ローズS組が1、2、4着。順調に叩いた馬が来たってことですな。
ピンクカメオは14着。うーん、後藤の騎乗はイマイチだったなぁ…。

さて、エリザベス女王杯はさらに混戦なりそうですな。

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