レース時刻には晴れ上がる予報とはいえ、パンパンの良馬場では行なわれないはずで、
単なるスピード決着ではなく、スタミナが問われる一戦となりそうだ。
人気は今回から武豊騎乗となるメイショウサムソン、そのメイショウサムソンを宝塚記念で破ったアドマイヤムーン、昨年の優勝馬ダイワメジャー、ペリエを配したポップロック、前走毎日王冠を優勝したチョウサンが上位5番人気か。
他にも台頭しそうな馬も多い。毎日王冠2着のアグネスアーク、海外GI馬2頭デルタブルース&シャドウゲイト、オールカマー優勝のマツリダゴッホ、復活の兆しみられるコスモバルクなど、混戦を極める布陣だ。
メイショウサムソンはフランス遠征中止、インフルエンザ騒動などゴタゴタ続きで国内路線に変更、宝塚記念以来ぶっつけとなるが、厩舎で過ごして調整も順調な模様。鉄砲も問題なく、武豊が騎乗となれば、惨敗はないか。雨で時計がかかれば、なお良いはず。
アドマイヤムーンは3歳で臨んだ昨年のこのレースがダイワメジャーの3着。充実著しい4歳秋、前走宝塚記念も快勝しここでも突き抜ける要素はある。ただ、宝塚記念が初のGI優勝になった馬が、のちにGIを勝ち抜いたという印象があまりない。鉄砲も、雨で時計がかかるのも問題はない。だが、牡牝の違いはあれど、エンドスウィープ産駒のスイープトウショウもこのレースを勝てなかった。ぶっつけも気になり、頭に鉄板とはいかないか。
昨年優勝のダイワメジャー。前年優勝馬の参戦はかなり好成績だ。前走毎日王冠は3着だったが、速い流れのなか、59キロを背負って先頭集団で唯一踏ん張ったのが当馬と考えると、上々のスタートといえる。ただ、宝塚記念の12着惨敗というのがどうも引っかかる。6歳という年齢や、安田記念→天皇賞・秋の同年優勝は、過去10年連対例がないのを考えると、やや割引とも思える。
ポップロックは前走京都大賞典をインティライミの秒差なしの2着。速い流れにも対応出来たのは、好材料だろう。さらにペリエを配して対策は万全。東京コースも相性がいい。
チョウサンは前走毎日王冠をレコードで突き抜けた。反動も気になるが、勢いは出走馬中随一だろう。ただ、雨予報がマイナスで馬場がパンパンに回復しないだろうと考えると、前走ほどの走りは微妙か。また58キロでの連対もなく、展開の助けが必要か。
穴馬としては、距離は少々短い気もするが、59キロを背負い京都大賞典で0.3差の5着と粘り叩いた効果も見込めるデルタブルース、オールカマー2着でノっている四位を配したシルクネクサス、東京コースもあうブライトトゥモロー、馬場が渋ったままなら粘り込みもあるシャドウゲイト、オールカマー優勝して調子持続のマツリダゴッホあたりか。
≪予想≫
◎ 16 ポップロック
○ 01 メイショウサムソン
▲ 10 ブライトトゥモロー
△ 04 デルタブルース
△ 07 シルクネクサス
△ 11 シャドウゲイト
△ 16 マツリダゴッホ
◇◇◇
≪結果≫
1着 01 メイショウサムソン (武豊)
2着 09 アグネスアーク
3着 06 カンパニー
4着 15 ポップロック
5着 03 コスモバルク
メイショウサムソンの貫録勝ち。アグネスアークは勢いだけではないことを証明した。カンパニーはこれくらいは走る馬で、かえって鉄砲がよかったのかも。ポップロックはやはりもう少し長い距離のがいいか。この調子ならJCは楽しみか。
アドマイヤムーン(6着)、ダイワメジャー(9着)、シャドウゲイト(13着)は、最後の直線で急に斜行した柴山騎乗のエイシンデピュティの不利を受け、不完全燃焼のレースとなった。8位入線したエイシンデピュティは14着に降着。コスモバルクもよれた模様。
シルクネクサス7着。デルタブルースは12着で、ブリンカーの効果というより、やはり距離が短すぎたようだ。チョウサンは8着。斤量と夏から5戦目ということでもしかしたら見えない疲労があったのかもしれない。
直前になって、メイショウサムソン・カンパニー3連複2頭軸流しをするもアグネスアーク抜けみたいな馬券を買っちゃうところに、自分のツメの甘さが大いに見られるね。ツメの甘さはMY人生そのものダー。(悲)
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